2003年日本シリーズ

阪神タイガース 3勝4敗

10/27(月) 2ー6で負け 福岡ダイエーホークスが日本一
とうとう77番のデカイおやっさんを、日本シリーズという大舞台で胴上げさせる事は
出来んかった。シリーズを振り返ってみると、伊良部の起用に疑問を持つ人が多かったと
思う。しかし考えてみたら、伊良部の力で前半戦の猛ダッシュが出来て、リーグ優勝に
多大な貢献をした事は否めない。今年1年の星野阪神の総決算がこの日本シリーズやった。
それは相手ダイエーも同じ事やったやろう。お互いホームグラウンドでは最高の試合を
した。もし甲子園で4試合出来たなら、立場は逆やったかも知れん。序盤にいきなり
2連敗して「もしかして4タテ食らうん違うんか」と失望したが、本拠地甲子園では
3連勝。シリーズ前に星野監督が言うとったように、第7戦まで縺れ込んだこのシリーズは
最高の大舞台やったと思う。
1回の攻防の明暗がすべてを分けた。お互いノーアウトランナー1塁・2塁で、阪神は
無得点、ダイエーは2点を取った。勝負のあやは紙一重。こういうところでの少しの差が
勝敗を決めてしまう。ダイエー先発和田はその後も苦しんだが、徐々に自分のペースを
掴み、完投勝利。逆に阪神は、良い当たりがあっても野手の正面をついたりして、得点に
結びつかなかった。
去年は4位。その前は8年程5位、6位をウロウロするような最弱球団やったタイガース。
そんなダメ虎を星野監督はセ・リーグナンバーワンの戦闘集団に変えてくれた。ここで
日本一になれなかったのも、もしかしたら良かったのかも知れない。来年以降への大きな
目標が見えてきたから。試合後のセレモニーでダイエーの選手達が誇らし気に、シリーズ
制覇のフラッグを持って球場を一周していた。来年はあの旗をつかみ取るために、必死に
なって戦って欲しい。もう85年の後の悪夢は嫌や。常に戦える集団としての気構えを
持ち続けて欲しいと思う。
リーグ優勝制覇と言うのは、そんな生易しいものではない。きっと来シーズンは、もっと
厳しい1年になると思う。今日の悔しさをバネにして、いつの日か日本一の栄光を掴み
とってくれ!
最後に、星野監督並びにコーチ陣の皆さん、弱かったタイガースをここまで育ててくれて
ありがとう。選手達も、ありがとう、長いシーズンお疲れさま。

今日でリョウジュの「虎日記」はひとまず終わりにします。
来年のペナントレース開幕まで山籠りでもして鋭気を養います。
たまに気が向いたらストーブリーグ日記や、キャンプ日記、オープン戦日記などが
出てくるかも知れません。出てこないかも知れません。
とにかく長い間おつき合いいただき、ありがとうございました(完)

10/26(日) 1ー5負け
「内弁慶シリーズ」と呼ばれる今シリーズ、ホンマダイエーは強い!
ヨメは怒ってしもて、もうダイエーには二度と買い物には行かんと息巻いてる。
第2戦の雪辱を晴らすべく伊良部がマウンドに立ったが、やられてしまった。
井口が怒りのツーラン・・・いや、井口っていつでも怒ってるような顔してるやろ。
何でそんなに怒ってるんやろう?僕ら何か悪い事しました!?謝っても許してもらえず、
ダイエーの情け容赦ない攻撃が続く。ダイエー先発杉内は、仏さんのような穏やかな顔で
情け容赦なく、阪神打線をバッタバッタと打ち取っていく。桧山が4回に意地の一発を
見せるものの、5安打に押さえ込まれ、1ー5で日本一は無常にも明日にお預けとなった。

10/24(金) 3ー2で勝ち
なんて書いたらええんやろう・・・いろんな思いが頭の中をグルグル回る。
シリーズが開幕していきなり2連敗。あぁ、もう、こらアカンと半ば諦めながら第3戦を
迎えたが、なんのなんの、本拠地連勝で2勝2敗。そして迎えた第5戦。
この試合はおそらく星野監督の甲子園での最後の試合。そしてワシ個人的には生まれて
初めて生で観る日本シリーズ。
球場は異様な雰囲気に包まれていた。いや、もう満員の阪神電車に乗った時から球場への
道までも異様な雰囲気に包まれていた。
いきなり金本が先制のホームラン。歓喜の観衆。しかし次の回にいきなりバルデスの
ホームランで逆転。しかし先発下柳が粘って後続を押さえる。そして6回裏にドラマが
待っていた。ツーアウトから今岡・赤星連続ヒット。金本のフォアボールで満塁。
選手会長桧山がやってくれた。レフト前ヒットで逆転。このヒットは、単なるヒットでは
ない。桧山自身が語る「1球にかける思い、みんなの思いを込めてスイングした。」
みんなの思いはこの球場の思いだけではない。18年間の積もりに積もった全国の阪神
ファンの怨念でもある。ワシもそのヒットの瞬間に、何かそういう思いでいっぱいやった。
潜水艦のような6位や5位ばっかりのここ10年間。情けない試合を嫌と言う程観てきた。
そんなタイガースがこの大舞台で花咲いている。今や狙うは日本一!
試合は続き9回表、ウィリアムスが今年最高のピッチングでダイエー打線を封じ込んで
ついにシリーズ制覇に王手をかけた。
あと一勝。頼むで、必ず77番のおやっさんを胴上げしたってくれ。

10/23(木) 6ー5でサヨナラ勝ち
歓喜の涙!そして連夜の胴上げ!やはり食欲の秋に突入したヨメは重かった。
やったでアニキ!今日のヒーローは金本アニキ以外の何者でもないという試合やった。
序盤のホームラン、8回裏の2塁盗塁の激走、そして10回裏のサヨナラホームラン!
それにしてもダイエー打線は左のサイドハンドに弱いと見た。
こうなれば明日の先発は吉野。中継ぎでウィリアムス。押さえに遠山で行こうや。・・・
あ、遠山やめとったわ。そう言えば遠山はバックネット裏から解説しとったわ。

10/22(水) 2ー1でサヨナラ勝ち
あ〜〜、スッキリした!!
もしかすると4連敗して最悪の結果になってしまうのではないかと思わせる程、福岡での
2連敗は痛かった。やはり我が家はええもんや!!
先発ムーアはペナントレース後半戦は全くダメで、ものすごく不安やったけど、ここ1番で
踏ん張って働いてくれた。陰の立て役者はやっぱり金本やろう。1ー0で迎えた4回裏、
悪い流れを振り切る、完璧な一発。1ー1の同点となった。
何でこのオッサンはこの1番大事な時に、最高の働きをするんやろうか。
この一発で、今日の試合はもらったと確信した。甲子園は野手9人に加え、10人目の
最高の選手がおる。球場一円を取り巻く阪神ファンたち。彼等は日本球界史上最高の
サポーターやと思う。彼等の声援が10回裏のジョージの四球を呼び、桧山のヒットを
呼び、藤本のサヨナラ犠牲フライを呼び込んだ。星野監督のインタビューも最高やった。
書き忘れたが、8回からリリーフ登板した吉野のピッチングは完璧やった!
この勢いをモノにして、日本一まであと3勝や!!

10/21(火) 雨のため第3戦順延

10/19(日) 0ー13で負け
今年初の松茸をコンロで焼きながら、日本酒をちびちびやり、昨日の雪辱を晴らそうと
テレビの前に釘付けになった。頂き物の松茸は国産物、やはり松茸は焼き松茸に限る。
松茸独特の香りに加え、直火であぶる香ばしさのハーモニー。味付けは醤油にすだち。
旬のサンマもこんがり焼けて秋の味覚を満喫。冷酒は適度に冷やす。あ〜、うまかった。
あれ?今日は何か大切な事が福岡で行われていたような・・気になる方はスポーツ新聞か
テレビを見てみれば分かると思う。(現実逃避)

21日から甲子園で再び現実に戻りたいものだ。

10/18(土) 4ー5でサヨナラ負け
18年ぶりの日本シリーズは、試合前から異様な雰囲気に包まれていた。
星野監督の勇退報道、フライデーのアホがいらん記事をスッパ抜いて、せっかくの雰囲気を
ぶち壊した。それでも選手たちは頑張った。
井川曰く「今年最低の出来」の内容で、5回3失点で降板。
テレビの解説者達はダイエーの100打点カルテットと大騒ぎしとったけど、活躍したのは
ダークホース達だった。鳥越、ズレータ、誰やねんって感じで、阪神打線がコツコツ点を
取っても、すぐに取りかえしてきた。城島のホームランはホンマに痛かった。あの一発が
この日本シリーズの大きなカギを握る事になるのか!?
まだしかし始まったばかり。勝負は最後の最後まで分からんで!

戻る