角膜新生血管治療

 
 コンタクトレンズ(特にソフトレンズ)を長期に装用していると、角膜(茶目)の酸素不足によって、結膜(白目)から悪い血管が角膜に伸びて来ます。このことを角膜パンヌス(新生血管)といいます。

 ひどくなると下の写真のようになり、黒目(ひとみ)に入って来て、さらに、放置すると、失明することにも、つながります。ケアしない連続装用のソフトレンズ(シークエンス・アキュビュー・ブレスオーなど)のレンズを装用されている患者さまが、角膜パンヌスになることが多いです。


 こうなった場合の治療は、悪い新生血管を凝固するような外科的な治療もあるのですが、まずは、酸素不足が原因ですので、酸素を補ってやることです。そうすることにより、新生血管が枯れていくと言われています。


 『八丁堀眼科医院』では、ゴーグルに酸素を15分流して、角膜パンヌスを治す治療を開始しています(最初は、もう少し長い時間で行っていましたが、私自身ためしてみたのですが、長時間ですと少し疲れます)。治療のあとは、目が奇麗になり、スキッとします。