| あった!kcy家庭菜園>トマト作りほどおもしろいものはない |
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三月はまだトマトの生育には気温が低いので、30穴トレイに種を蒔いて我が家のベランダに置いてある小さな温室で育てます。電気保温マットをトレイの下に敷いて土の温度を昼は28度、夜間は20度くらいに保ちます。この温度差がよい苗を作る必須条件です。5日程度で発芽すれば温度管理がよかったという目安になります。
この育苗期間中、特に気をつけることは、天気の良い日はこの時期でも温室の中はかなり高温になるので窓を開けるなど温度調節を忘れないこと、また、水分を少なめに管理してやることです。水分過多の状態が続くと温室内で蒸されたようになって、成長は早く大きくなりますが、徒長したひ弱い苗になってしまいます。土が乾いた状態まで我慢してから水をたっぷりやってまた乾かすようにすると、葉の間隔の詰まったがっちりした苗を作ることができます。そして本葉が二枚になったころ3号ポリ鉢に移植してやります。 苗はいつも隣の苗と葉が少し触れ合うくらいの間隔に保ってやるといいようです。このようにして背丈は30cm程度、一段花房は下から7本目の枝の上に付くのでそのころまでベランダで約70日間かけて苗を育てます。
トマトの育苗期間は約二ヶ月間なので、3月になったら早めに畝の準備にとりかかります。連作にならない場所を選んでよく耕します。元肥は山田さんちの場合、苦土石灰と少量の米ぬか、そして牛糞堆肥を一平方メートルあたり10kgと化学肥料を使わない分だけ多めに入れます。
完熟した堆肥は肥料分が少ないのでこれだけでは肥料が不足のようですが、前作の肥料が残っているので、チッソ過剰状態にするより、後で生育の状態を見ながら追肥で調節する方法をとっています。
いよいよ定植 1ヶ月前に堆肥をたっぷり入れてよく深耕し、ビニールマルチを半掛けした畝は堆肥がすっかり土になじみ、地温も上がっていて、定植を待つばかりになっています。毎年天気のよい5月の連休の時期に植付けをしますが、この頃になると風も暖かくなり、中空にはヒバリが囀り、家庭菜園作業の最も楽しい季節です。
幅1.5メートル長さ5mの畝に、2列で24本の合掌仕立てに立てておいた支柱に添えるように植え付けます。後から支柱を立てるよりこの方が根が痛まなくて根のつきもいいのです。
トマトは花の付く側は一定なので、必ず花を外向きに植えるのがコツなのです。
育成中の作業 誘引は結構面倒な作業ですが、タイミングを外すと自身の重みで折れたり曲がったりしてしまうこともあるので、これも気持ちを込めて結んでやります。後で茎が太って絞まり過ぎないように少し余裕を持って8の字形に支柱に誘引しましす。きちんと背を伸ばしたトマトの木は気持ちが良さそうに見えるものです。
プロの農家は、着果をよくするためにトマトーンなどのホルモン処理をしたり、ハウスではマルハナバチなどを使って受粉したりしていますが、山田さんち少しくらい着果が悪くなってもいいと割り切って一切使わないようにしています。
下段の花房から順に実が付き始めてくると今度は摘果です。普通は1ヶ所に10個程度の実がつきますが、もったいないけど5個だけを残して後は摘果してしまいます。形のいい美味しいトマトを取るために必要な作業です。 トマトが色づき始める頃、もう1つ大切な鳥対策の作業が残っています。完熟まで畑においておくのですから手の抜けない作業です。最も美味しくなるタイミングは鳥たちがよく知っていて、こちらが「そろそろ収穫しようかな」、と思う頃に鳥害にあって台なしになってしまうことがよくあります。
トマト原産地の標高千メートルの南米アンデス山地は、乾燥した高温地で、日照も強いところなので、条件の違う日本の梅雨の間がトマトにとって厳しい季節です。ダニの発生や病気に罹りやすく、ひどい時には抜くしかありません。しかし堆肥がたっぷり入った畑のトマトは抵抗力が強く、暑い夏の太陽が出るようになると元気を取り戻すことがよくあります。
収穫する 畑に定植してから2ヵ月、7月上旬になるといよいようれしい収穫が始まり、8月中旬まで続きます。平均すると1本あたりだいたい30個くらいのトマトを収穫します。
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![]() 雑草は花を咲かせてはいけないよ 春から初夏にかけては、野菜の生育も最も旺盛な時期だし、雑草も同じようにどんどん伸びるから、この季節には一週間も草取りをしないと雑草の絨毯のようになってしまうだろ。
おとうさんも最初の頃は園芸本で勉強しました。しかし、なんと言っても経験豊かな農家の方から聞く一言が一番勉強になったんだ。
肥料の使い方、安い堆肥の仕入れ方、種の選定等々、本には書いてない有力情報をたくさんもっておられるものだよ。農家の方は始めのうち、なかなか町の人間には心を開いてくれないけど、農家の大切な土地を使わせてもらっているというこちらの気持ちが伝われば自然に信頼感も生まれてくるものなんだ。 近所の菜園の人たちと仲良くするといろいろなことを教えてもらえるし、第一その方が楽しいからね。畑はひとり黙々とやるよりも、自分から積極的に周囲の人たちに溶け込んでいくことが上達への早道だと思うよ。 |
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