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 トマトの 病害虫                             
トマトの主な病気 トマトの主な害虫 トマトの主な生理障害
  トマトの主な病気

疫病
湿度が高い場合はうっすら白いカビが生え、湿度が低いと病斑部分が乾燥し、茶褐色になり枯れたようになります。茎でも同じような症状があらわれ、そこから上の部分は枯れてきます。実では比較的若いもので発生しやすい。
[防除]雨水の泥はねによる伝染を防ぐために植え付け時の敷きワラでマルチングを施すと病気の予防になります。
殺菌剤(ビスダイセン水和剤など)で消毒

トマト褐色腐敗病
トマトに病気が進行するとヘタの部分が茶褐色になります。病気が進行すると花が褐色になり腐ってきて、やがて灰色のカビに覆われます。
[防除]水のやり過ぎに注意し、なるべく風通しを良くします。枯れた部分にも病原菌が残っているので、なるべく取り除きます。病原菌は害虫の食害跡や、チッ素過多により軟弱に育った植物組織などから侵入するので害虫を防除したり、肥培管理を適切にすることでも予防できます。
殺菌剤(ベンレート水和剤など)で消毒

尻腐れ病

果実が大きくなるにつれて黒褐色になって陥没してきます。
肥料成分であるカルシウムの吸収が足りないと発生します。土壌が酸性に傾いている場合や土壌の乾燥が続く場合、また、肥料を多くやり過ぎ、チッ素過多になった場合などもカルシウムの吸収が抑制され、発生しやすくなります。
[防除]植え付け前に腐葉土などの有機質を土に施し、カルシウムを多く含む肥料を与えます。株元を覆いマルチングをして乾燥を防ぐと同時に、多湿にならないよう水はけを良くすることも大切です。


黒斑病
暗褐色の円形病斑ができる。のちに穴があく。
[防除] 肥料切れをおこさないよう追肥する。発病初期に葉の裏にも十分薬剤を散布する。
殺菌剤(ダコニール1000など)で消毒

かいよう病
下葉が葉柄とともに垂れ下がり、葉縁は巻き上がり、先端から萎ちょうします。葉脈間は黄変し、ついには葉全体が褐変枯死します。茎,葉柄、がく,果柄,果実に白色〜褐色のやや隆起したコルク状小斑点ができます。
[防除]健全な種子を使うことが大切。場合によっては,市販種子を55度の温湯に25分間浸漬消毒します。栽培に使用する資材は消毒し、わき芽取りは晴れた午前中行い、病株は見つけ次第処分し、次年は徹底的に消毒します。
処分した木は焼却します。

軟腐病
茎,果実を侵します。茎のずい部が腐敗し、空洞となり、葉は黄化して枯死してしまいます。芽かき跡から発病することが多い。
土壌伝染をすることも多く、害虫による食痕、風雨などによる傷口より伝染します。高温で降雨が続くと多発生します。 茎、葉柄のずい部が腐敗して空洞となり、葉や葉柄は黒変して枯死します。

茎枯病
空気伝染します。また土壌中の病原菌から伝染することもあります。
茎は褐変して,表面に黒いかびが生じます。
果実は褐色になります。

[防除]殺菌剤(ダコニール1000など)で消毒

青枯病
はじめ先端の葉が日中しおれ、曇天日や朝夕には回復しますが、株全体が急速萎れ青枯れ症状になります。病勢の進展は速い。 牛乳のような白色の液が出る。根は褐色に腐敗します。 土の深いところに病原菌が残るので、完全に土壌改良しないと毎年発生する。
[防除]病菌は傷口から侵入するので、芽かきは晴天の午前中に行います。、排水を良好にし、潅水量を少なくします。一旦全面的に発生すると、土壌消毒で病菌を完全殺菌するか、5年以上の間隔をとるなどの対策が必要。

苗立枯病
 苗の小さいころに黄色くなって倒れたり、褐色になってくびれを生じたりします。ひどくなると、しおれて枯れていきます。
[防除]殺菌剤(ダコニール1000など)で消毒

モザイク病
 トマトでは生長点付近の若い葉の色が濃淡となり、モザイク症状が現れます。ときには葉先が細くなって糸状の葉になることもあります。果実ではモザイク症状と果実表面のおうとつや黄色斑点などがみら、葉幅が狭まって萎縮していきます。
 病植物上で増えた有翅のアブラムシがトマトやピーマンに飛来し、1〜2分間の吸汁で伝染が起こるとされています。

萎ちょう病
低温時によく発生するトマトの代表的な土壌病害です。
晴天の日中の葉のしおれと夜間の回復をしばらくの間くり返し、やがて下葉から黄化し、しおれが回復しなくなります。
病原菌は土壌や種子で伝染し、土壌中では被害茎葉や根の残渣とともに長期間生存します。感染は主に根の先端や傷口から起こります。とくに土壌が酸性で、土寄せなどによる根の損傷や線虫の加害があると発病しやすいです。

[防除]発病したら撤去するしかない。

炭そ病
 果実の表面がややへこんで褐変し,その表面に小黒点を形成する。多湿時には鮭肉色の粘質物(分生子塊)を生じる。
発病果実とともに越冬し,伝染源となる。分生子が雨滴により飛散して伝染する。高温で降雨が続くと発生が多い。

[防除]殺菌剤(ベンレート水和剤など)で消毒

葉巻病
軽い病徴で黄色症状となる。葉脈間の黄化症状を生じますが、10日程度で消滅して、回復します。
 モモアカアブラムシなどアブラムシにより伝搬します。汁液や接触あるいは、土壌での伝染はしません。ジャガイモの発病株が伝染源であることが多い。
[防除]多発アブラムシは殺虫剤(オルトラン水和剤など)で駆除

うどんこ病
気温が高く湿度が低い環境で発生します。雨避けハウスなどで出やすい。チッソ過剰で葉が茂り、風通しが悪くなると発生しやすい。
葉の表面が覆われ光合成が阻害されると発育不良になるります。
[防除]薬剤ベンレート水和剤などを散布して防除します。
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  トマトの主な害虫

タバコガ
 蕾や果実の中を食害されるため、花が咲かない、食用にならないなどの被害を受けます。枝の中を食害することもあり、食害部分より上が枯れるため被害はさらに広がります。
特にトマト、ピーマンやナスなどを好み、8〜9月に被害が目立ちます。老令幼虫になると果 実から出て土中で蛹になります。
[防除]実の中まで進入し食害されると薬剤が効かないので、被害を受けた果実は取り除きます。実に侵入される前の若令幼虫を退治するにはスミナイス乳剤、トアローフロアブル、オルトラン水和剤などが効果的です。

コナジラミ
 葉裏に小さな白色の虫が群生し、葉をゆすると無数に飛び立つ。葉裏には成虫のほか、卵、幼虫、蛹も見られ、寄生を受けた葉やその下位の葉、果実は、成・幼虫の排泄した甘露にすす病が発生して、葉や果実が黒くなっていきます。
[防除]成虫と幼虫は退治できても、蛹と卵には効果がないなど、一度の薬剤散布ではなかなか退治しきれません。しかし長期間効果が持続する浸透移行性剤なら、防除が手軽にできます。殺虫剤(オルトラン水和剤など)で駆除

サビダニ
 1986年に沖縄県で初発見され、その後近畿地方以西の各地で被害が見られるようになりました。きわめて微小なダニで、肉眼での確認は難しく、果実での被実は極端なサビ状になり簡単に判別できます。トマト以外にはナス、タバコ、ジャガイモ、ペチュニアなど、ナス料植物に広く寄生し、果実以外に地上部全体に寄生しますが、、株が枯死するというようなことはありません

モグリバエ
 わが国では古くから知られていたが、深刻な被害を与える害虫ではありませんでした。しかし、その後大発生し、トマト、セルリなどの野菜に深刻な被害をみるようになったそうです。成虫は体長2mm内外、ほぼ黄色で黒色の斑があります。葉内組織に産卵し、幼虫は葉肉内を潜って食害し、ひどい場合には枯死させます。温室などでは年間を通じて発生を繰り返す傾向があります。
[防除]殺虫剤(オルトラン水和剤など)で駆除

ヒラズハナアザミウマ
 白ぶくれ症はヒラズハナアザミウマが花のなかの子房の組織内に産卵することにより発生します。産卵された子房は幼虫のふ化直前から産卵部周辺が白斑状になり、落花後からすでに初期症状が出てきます。果実の肥大とともに産卵部を中心に地ぶくれ状に盛り上がり、そのほぼ中心部にえくぼ状の陥没ができます。完熟した果実では赤味を帯びるため、白ぶくれの症状はさほど目立たなくなりますが、被害の著しい果実では着色不良になります。

テントウムシダマシ類
 アブラムシを食べるテントウムシに似ていることからテントウムシダマシと呼ばれています。テントウムシダマシ類にはニジュウヤホシテントウとオオニジュウヤホシテントウがあります。
両種とも成虫、幼虫がはじめは葉の裏側から葉肉をぎざぎざの形に食い荒らします。
葉の食害が進むと、茎の表面や果実の皮も食害するようになります。
[防除] オルトラン水和剤やアディオン乳剤を散布します。
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  トマトの主な生理障害

アミ果
 果皮の表面を透かすと維管束が網状にみえるもので、「あみ入り果」または「グズベリ状果」とも呼ばれる。果実発育中にはアミが見えても、収穫期には消えてしまう果実はこれに含まない。障害を受けた果実は、収穫後の軟化が早く、食味も悪い。
[防除]高温時および果実成熟期の土壌水分を適度に保ち、急激な水切りを避ける。また、有機物の施用などによる土づくりを行い、根張りを良くするとともに、肥切れしないように適切な肥培管理を行い、樹勢の維持に努める。

乱形果
 果実が円形でなく、花おち部が帯状になったり、縦溝が深くなるもの、果頂部が分かれて、2、3個の果実がくっついたようになったものなどがある。障害果は商品価値が大幅に低下し、形の悪いものは売れなくなる。

幼果期の窒素過剰や水分過多などで発生が多くなる。
若苗を定植すると樹勢が旺盛となりやすく、乱形果の発生は増加する

マグネシウム不足
 原因としては、マグネシウムの不足、チッソやカルシウム、カリの過剰などで発生する。
多灌水で気温や湿度が高く、日照が不足する場合にも発生が多くなる。

[防除]
土壌pHの矯正を兼ねて苦土石灰を、土壌pHが高い場合には、硫酸マグネシウムを施用するとよい。応急的には硫酸マグネシウムの1〜2%液を葉面散布する


カリウム不足
 生育初期のカリウム欠乏は中位葉の先端部から黄色となり、葉縁が次第に黄化する。 この黄化症状は、葉の内側(葉脈以外の部分)に広がり、この時期になると葉縁の黄化したところは褐色となり、組織が枯死して、葉縁が焼けたような症状になる。
この葉縁枯れ症状が発現している葉は脈間に波状の隆起が生じ、裏側に湾曲する。
 症状がさらに進むと、葉柄や茎に枯死班が現れる。
保肥力の低い砂質土壌で、かつ土壌中のカリウム含量が低い場合に発生しやすい。

カリウム過剰
 保肥力の低い砂質土壌で、かつ土壌中のカリウム含量が低い場合に発生しやすい。
下位葉の葉脈間に黄化症状が発生し、マグネシウム欠乏に類似した症状が現れるする。

チッソ欠乏
1.下位葉全面に黄化症状が現れる
2.黄化症状は順次上位葉へと広がり、上位葉の成長は抑制され、小葉化する。
3.着果期以降の窒素欠乏症状は下位葉から順次上位葉へと葉全面に黄化症状が現れる
4.下位葉では症状が進むと、暗紫色の斑点を生じる。
通常の肥培管理下ではほとんど発生しないが、未熟な稲わらなどを多量に施用した場合、土壌中の微生物が急激に増殖し、作物と微生物の間に窒素の奪い合いが起こり、作物に窒素欠乏(窒素飢餓)が発生する。
[防除]即効性チッソ肥料を投与する。

チッソ過剰
チッソ過剰は葉の窒素濃度が高く、葉は全体に濃緑色であり、幹は太めで、葉は厚ぼったく垂れ下がった状態になる。花の着きが少なく、従って収穫量が減る。尻腐れ病の原因にもなる。
[防除]・・・菜園仲間皆さんの対処法
●トマトは、窒素が多すぎたら、花の下以外の、わき芽をわざと伸ばしてやると、少しは、おとなしくなります。(農家さん)
●うちでは、根の周りに小松菜を大量に蒔いて、窒素分を吸収させております。
小松菜の種を蒔いてから、2週間ぐらいで効果が出てきます。(遊外王さん)


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