アクセス数が上がる個人ホームページを作る
こんなホームーページを作ればきっと成功する ホームページ研究家大沢泰寛氏寄稿

初めてホームページを作ろうとする場合、レイアウトを考え、どんな仕掛けを作るがなどを考える。次に内容を具体的に思い巡らせると一度は誰しもここで行き詰まる。最初は単純に自分から情報を発信できるなんてすごい! などと思っていても、考えてみるとことはそう簡単ではないのだ。

役に立つか、おもしろいかでなければ人は見てくれない
どんなホームページを作るかを凝縮していくと結局「人の役に立つ」か、「おもしろい」かの2種類に要約されることになる。ネットサーフィンしながら、個人ホームページを見て歩けば、優れたものもあるが、自己満足型のページが圧倒的に多い。
家庭菜園の例で言えば、家庭菜園を始めたばかりの初心者が、「育て方を紹介します」というナンセンスページがある。喩えていえばゴルフビギナーが、別の初心者に一生懸命教えている風景に似ている。
「・・・育て方を紹介します」ではなく、「やっと出来た野菜です。見ていただけますか」というスタンスでなくてはいけない。でも実際はこんなページは見てもつまらない。
初めて野菜を作ろうと思えば、初心者のページでは、役に立たない。栽培情報を集めるなら専門家のページを見る方が間違いなく役に立つ。では何度も、見に行きたくなるほど「おもしろいページ」はどうやって作れるかとなると、これは更に難しい。

フツーの僕たちにホームページ作りは無理か
考えて見ると、「人の役に立つ」か、「おもしろいページ」を作るのは、かなりハードルが高い話だ。有名人なら顔写真を入れるだけで、結構人は興味を持って見に来てくれる。が、フツーの僕たちは、ホームページで世界に発信するような内容を持ってはいない。では、ただのおじさんやおばさんたちに、人が見に来てくれるホームページを作ることは所詮無理なのか。

そうではない。ただ、すこし努力するだけで可能になる
人より「何か」を深く観察することで、それは可能になる。理屈だけではなく、実際に実験や体験を通して新しい発見を拾い集めることだ。それは、たとえ小さなことでも、自分の知らないことには人は興味をもってくれる。ミミズでもオケラでも、花でも、魚でもなんでもよい。間口が狭くて深い研究がいい。それはきっと人の興味を惹くりっぱなホームページになる。そんな個性的なホームページは人を惹き付けるおもしろさがある。

優れた個人ページには、共通する特長がある
あるジャンルについて、「浅く広く」ではなく、「深く狭く」何かを追求していることに共通点がある。何かは、どんなことでもいい。普通の人が普通に知っていることは、だれも興味を持たないが、自分の知らない世界に、人は興味を持つからだ。それは、ちょっと聞きかじった程度のこと、あるいは、ちょっと体験したようなこと、たくさんの人が既にやっているようなことではない。
「何か」は、それよりもうちょっと深く、もう少しだけ珍しいことに触れているページである。

個人ページは間口が狭いほうがいい
「浅く広く」は、組織力のある専門ページに負ける。内容の薄さを、間口を広げて補おうとするのは、逆効果だ。結局何を言おうとしているかわからない焦点の定まらない、いわゆるクズページになってしまう。個人ページはテーマを「何か」に特化することが絶対の条件だ。

自信のページを宣伝しよう
もし、すでにたくさんのテーマを扱っていたとしてもかまわない。その中から、深く掘り下げた「特化した部分」を全面に押し出そう。つまりサイトの「顔」を決めるのだ。そして検索エンジンに登録されるようにがんばってみる。Yahoo!などに登録されたなら、あなたのホームページもスタートラインについたと思ってよい。どれもこれも見てください、と欲張れば、どれも大したことがないと言っているのと同じになる。
内容がないのに、大風呂敷を広げているホームページは、誰もがうんざりする。


成功例を見よう
友人のkcyさんの家庭菜園ページは、年間15万を超えるアクセス数を獲得している個人ページだ。以前は何の特徴もないいわゆるクズページだったのに一体なにが変わったのか。伺った話を紹介しよう。
kcyさんは、家庭菜園20年近いベテランであり、とくにトマト栽培に熱心に取り組んでいるが、トマトは病気や害虫などの病気が多い野菜だ。栽培を続けるほど失敗作も増える。
そこで、kcyさんは、この失敗トマトの原因と対策を研究し、その過程を克明にホームページに載せていった。普通なら良くできたトマトをホームページに載せて自慢したいものだが、kcyさんはその逆をやった。失敗トマトの研究は、同じトマトを栽培する人たちの関心を呼んだ。Yahoo!やGoogleにも一発で登録された。それまで1日に50くらいだったアクセス数もうなぎ登りに上がり、トマト栽培シーズンになると、1,000を超える日も珍しくなくなった。連作障害も克服し、毎年種まきから収穫までをライブでアップロードしている。人と違った視点で、狭く深くを追求して成功した例である。

最後に
kcyさんの家庭菜園ページを成功例として挙げたが、こちらのサイトにも問題はある。それは、個人サイトにはよく見られる間口の広げ過ぎだ。こちらのサイトのトップページを見ると、メインの家庭菜園と同列に、おもしろ趣味と生活やマイタウンさがみなどの関連性のないコンテンツが並んでいる。それぞれに内容もある力作だが、残念ながらサイト全体からみると、メインの家庭菜園の専門性を薄め、焦点がぼける結果となっている。トマト栽培の内容を更に深め、関連性の低いコンテンツを整理することが望まれる。