あった!kcy家庭菜園>トマト雨避けハウス栽培

≪雨避け1年目≫ ≪連作2年目≫ ≪連作3年目≫ ≪連作4年目≫ ≪連作5年目≫ ≪連作6年目≫ ≪連作7年目≫
トマト雨避けハウス栽培 ≪雨避け1年目≫                      
EMとは人間にとってよい働きをする微生物(乳酸菌、酵母、光合成細菌、放線菌、糸状菌)を集合させた液体状のものです。Effectiv Microorganismsの略で、有用微生物群と訳されています。
EMは、沖縄の琉球大学農学部の比嘉照夫教授によって開発されました。乳酸菌、酵母など人間にとって有効な微生物を善玉菌といいますが、いろいろな性格の善玉菌を組み合わせることで、大きな効果をもたらすことを比嘉教授が発見しました。
 引用文献:EMでいきいき家庭菜園より EMについて調べる:EM研究機構EM研究所
播種・育苗
使用する苗床の土は、粒子が細かく、発芽初期の細根の根張りがよい、ピートモスが主原料の種まき培養土を選びます。種を蒔く前に十分水に浸すと保水力がよくなります。
トマトの種は吸水させてから播種します。今回はタキイのホーム桃太郎を使ってみます。

トマトの発芽には30度前後ほしいので、電気温床発熱膜を使います。リモートコントローラを使って発芽までは昼夜保温します。
水かけのため、濡れるので、温床専用のものを使います。
温度は発芽までは、25度から30度くらいに管理します。

3月はトマトの発芽にはまだ寒いので、更に温室に入れ、育苗トレー周囲をタオルなどで包み水分を切らさないように注意します。
育苗温度は、昼25度、夜間17度を目標にします。
夜間は電気温床で保温しますが、日が当たる日中は温室の窓をあけて、温度の上がりすぎに注意します。
播種後13日目。
播種後、1週間で発芽し、2週間で双葉が出揃う。
トマトは光が強いほど生育が早いので、なるべく日光に当たる時間を長くするように工夫します。
播種後21日目。
本葉が出始めたので、500倍のEM活性液をかける。
(EM活性液とはEM1と糖蜜と汲み置き水を1:1:8の割合で混合し、2週間程度発酵させたもの)
播種後24日目。
本葉が2、3枚になり、25穴トレイの下から根が出始めたので、ビニール3号鉢(直径9cm)に移植。

播種後33日目。背丈10cm。
3号鉢から4号鉢に移植。

畑の準備
畑の準備
3月中旬に石灰散布。
3月下旬堆肥一畝あたり20kg、EMボカシ1kgを入れて、その上にEM1000倍活性液を撒いてよく耕しておきました。
(EMボカシとは、米ぬかなどの植物性有機物と動物性有機物にEMを添加し、発酵熟成させたもの)
畑に定植・育成
播種から53日目。畑に定植。苗の高さ50cm。
小さな蕾が付いたので定植することにしました。
マルチを掛け、予め支柱を立ててあったところへ、「ホーム桃太郎」、「強力米寿」、ミニトマト「ぺぺ」を植えつけました。
予め立ててあった支柱に、添えるように植えると苗傷みがありません。
播種から60日。定植後8日。高さ60cmとなり、葉がすこし大きめかもしれませんが、まあ順調な生育状態のようです。今日は伸び始めたわき芽を取り、主枝を支柱に誘引し直し、風揺れ対策をしました。
1000倍のストチューを葉面散布しました。
(ストチューとは、EM1、糖蜜、醸造酢、焼酎各1に対して水10を混ぜ、発酵させたもの)
播種から70日目。定植後18日。高さ70cm。
葉が大きく肥大し垂れ下がっています。幹も太めが目立ってきました。前作の白菜時の施肥が予想より多く残っていたのかもしれません。気にしていたチッソ過多状態がはっきり目立ってきました。
花の付きが遅めです。
播種から83日目。定植後31日。高さ95cm。
1段花には実が付き始めました。平均5〜6個とやや少なめです。3段花まで咲いてきました。やはり過肥状態で、葉が大きく垂れ気味なので、わき芽を意識的に伸ばしています。
昨日の6月台風は、幸い雨避けハウスのお陰で直接の被害は免れました。

播種から95日。定植後43日。高さ130cm
3段まで実が付き、5段まで花が咲きました。下葉に過肥料の特徴である黄色の模様が表れています。
全体に葉が大きいために、風通しが悪く、ダニや病気の発生が気がかりな状態です。
播種から101日。定植後41日。高さ140cm
5段花から上の枝から葉の色が薄く、細くなってきました。チッソ過剰状態が大分治まってきたようです。そろそろ追肥をしたほうがよさそうです。

黒マルチを撤去し、EMボカシを施し、活性液を散布。黒マルチに変って稲わらを乾燥防止のため敷き詰めました。
播種から108日。定植から56日。高さ150cm
肥料過剰状態から幾分改良に向かい、大きな病気もなく先ずは順調です。
実は3段目まで付いて、大分大きくなってきましたが、色づきも間近い様子です。。
播種から117日。定植から65日。高さ160cm
一段目の実が色が付き始めましたので、今日20個ほど、うれしい初収穫となりました。雨よけハウス栽培の上、給水もしないので、実は全体に小さめですが味は濃いようです。
ハウスの裾周りにテグスを張り、完熟を狙った鳥に備えました。
ウドンコ病が出始めています。過乾燥状態の影響もあるかもしれませんが、しばらく見守ります。
播種から124日。定植から72日。高さ170cm
一段目のトマトがほぼ完熟状態になったので、本格的に収穫が始まりました。
水断ち状態のトマトなので全体的に小ぶりですが、手に取ってみると固めでしっかりした感じでがします。
木は天井近くまで伸び、6段目から7段目にかけて、実が付きはじめています。
播種から137日。定植から85日。高さ2m以上
連日数十個の収穫が続き、3段目までほぼ木熟状態になりました。収穫はしばらく続きそうです。
木は下から枯れが始まっています。ハウスは露地ものに比べ、成長も終了も早くやってきます。
収穫したトマトの品質について
外観:実の割れ、尻腐れなど発生せずきれいな形が多い。
品質:ずっしりと重く、実が固くしまっている。
食味:外観の良さに対して食味が淡白で、甘味も薄い。今年の日照不足の影響か。
雨避けハウスは初めての経験だったが、露地物とは品質がかなり違った良いものが収穫できた。はじめに仕込んだEMボカシの影響はまだわかりません。

木は上部を残して枯れ上がり、収穫も終わりに近づいてきました。
今年の天候は平成10年ぶりの冷夏となり、トマトが熟す大切な7月に日照がほどんどありませんでした。その因果関係はわかりませんが、外見のいいトマトがたくさん収穫できた半面、食味が、いままでに経験したことがないほどの、淡白さで、がっかりしました。

播種から190日。定植から138日。栽培後の後始末
トマトの木は根元から切って別の場所へ移動。残った枯れ葉や、未熟トマトなどをきれいに取り除きます。
その跡に、100倍に希釈したEM活性液をたっぷりかけて、ワラで覆いました。
このまま来年の定植までEM菌が土壌を改良してくれるのを待ちます。
 *** 生育の過程をご覧くださいましてありがとうございました。 ***