龍峰寺(旧清水寺)
 龍峰寺は臨済宗建長寺派の禅寺として、1341年開山山円光大照禅師によって創建された。かっては少し南の台地、現在の市立海老名中学校敷地の一部にあり、北から南へゆったり流れる相模川の向うに秀峰大山を望み、鉄牛和尚(入生田紹大寺)は龍峰寺八景詩と題してこの絶景をたたえている。
 昭和3年(1928年)現在の地に移築した。境内には、旧清水寺の本堂であった観音堂があり、国指定の重要文化財、木彫りの千手観音立像が安置されている。

 清水寺は、今からおよそ千二三百年の昔、国分尼寺境内にあった湧河寺と云われ、鎌倉時代になって、文治2年(1186年)執権源頼朝により、千手観音像と共に復興された。その後、興国2年(龍峰寺創建の翌年)に開山円光大照禅師によっても復興され、また元禄12年(1699年)には、現在の地に移築されて今に至っている。
 龍峰寺には、国指定の千手観音像の他に、観音堂、仁王門、歌川国経の絵馬など海老名市の重要文化財が多い。
海老名市国分二丁目)
仁王門 (市指定重要文化財)


小高い丘に登ると静かな参道の先に市重要文化財に王門が見える。元禄12年(1699年)この地に観音堂とともに建立され、1751年に再建され、昭和51年に、解体修理されたものである。
仁王門の左右に保護戸の中に一対の仁王様が安置されている。
観音堂 (市指定重要文化財) 千手観音立像 (国指定重要文化財)
天平12年(740)9月の詔により、相模の国でも勅願寺の湧河寺に観音像を安置しました。その後堂前の枯れ池から水が湧き出したので清水寺と寺名を改めました。清水寺は、明治初年に龍峰寺の境外仏堂となりました。

千手観音は平安朝の特徴を持っていますが、玉眼嵌入の技法などから、おそらく鎌倉末期ごろ補修したものか、古い本尊にならって再興されたものと思われます。
<像高169.7cm>



龍峰寺の周辺
龍峰寺に隣接して静かな清水寺公園があり、市民の憩いの場になっている。春には美しい桜で埋まる。小高い参道からは市内が展望できる。

参考文献:参拝のしおり ・ えびなガイドマップ

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