一つ目こぞうは 村中の いえを いっけんいっけん みてまわり、だらしのない いえには おふだを ぺた

んとはり、ちょうめんに なまえを かいていきます。
「とじまりの わるい いえは ないか。 せんたくものや はきものを そとに だしている いえは ないか」
すると―
つぎの年 やくびょうがみが やってきて、
ちょうめんに かかれたいえに びょうきや けがや どろぼうなど
いろいろな さいなんをおいていきます。
村中が おおさわぎに なります。
そこで こまりはてた 村人たちは、なんとかして
一つ目こぞうを おいはらおうと そうだんしました。
そして、目の たくさんある めがごを とぐちに
かけることにしました。
一つ目こぞうが、めがごを めの たくさんある かいぶつだと
おもって、にげだすと かんがえたのです。
十二月八日のばん、 一つ目こぞうは 村におりたちました。
「
ひゃーつ!!! こいつは かなわねぇ」