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| 北杜市明野町浅尾への処分場建設を断念し、梅之木遺跡の全面保存を | |
| 2005年12月21日 北杜市明野町浅尾への最終処分場建設計画を断念し、 貴重な梅之木遺跡を全面保存することを求める要望書 山梨県知事 山本 栄彦 殿 日本共産党明野支部 支部長 輿水和彦 日本共産党県議団 団長 中岡晴江 2004年度から発掘調査されている明野町浅尾の梅之木遺跡は、約5000年前の縄文中期の竪穴住居160軒以上が「環状集落」を形成して発掘され、さらに、今年度の発掘調査で、同時期の住人が使用していたとみられる湯沢川へ降りる「道」と「川辺の作業場」の遺構が、数多くの土器、石器などとともに出土しました。 このような縄文中期の環状集落・道・水場が一体で発掘された例は県内には無く、15日に開かれた北杜市教育委員会「梅之木遺跡確認緊急調査指導委員会」では、「全国的にも類例の少ない遺構」「学術的価値が高い」と評価しています。 わが党は9月議会で、2006年度まで発掘調査が継続される梅之木遺跡について「届出により対応可能な範囲である」とする調査結果を出す日本工営の資質を問題にしましたが、今回の貴重な遺構の出土は、あらためて処分場建設地を決定する4ヵ所の候補地の調査が、いかに杜撰で、不十分なものだったかを示すものとなりました。 今回、発掘された「道」と「川辺の作業場」の遺構は、県が建設するとしている処分場の計画地内であり、処分場の縮小など計画の見直しを行ったとしても、建設が行われたら、処分場施設建設工事や廃棄物の搬入などで、遺跡の全面保存は困難となることが予想され、遺跡保存と処分場の両立は困難です。 縄文中期、茅ヶ岳西麓に住んだ人々の生活の様子が鮮明に残されている遺跡の学術的究明を行うこと、全面保存し後世に残すこと、また、「生きた歴史」として教育に活用することは、行政の責務です。 知事は、12月議会で何らの根拠も示さず「多くの方々のご理解も得られたものと考えております」と述べ、浅尾を建設地に決定すると表明しました。しかし、明野町住民の多数の意思は、有権者の半数以上の署名や村長選挙の結果などから、建設に反対であることは明確です。その上、全国的にも貴重な遺跡が建設予定地内で出土したという新たな状況が生じた以上、少なくとも「客観的な情報」として住民に提示し、あらためて処分場建設の是非について住民の意思を明確に問うことが行政の責任だと考えます。 浅尾への処分場建設は11年余にわたって住民との間で建設の是非が争われてきただけでなく、絶滅危惧種オオタカの生息する場所であり、縄文中期の遺跡が存在する県内でも数少ない貴重な場所です。2006年度までの発掘調査を支援するとともに、浅尾への処分場建設は断念し、梅之木遺跡を遺跡公園として全面保存することを強く求めます。 |
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