オンライン書店 ビジネス書のバイブル 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ経営のプロ養成講座 「目指せ乱世のリーダ」「私には権限が無い」と思うことは大きな誤りです。各階層で出来ることを積み重ねることで、会社は変わります。リーダシップはどのようにして身につくのか?その神髄を学びます。
|
六 理屈はわかった しかし私には権限がない「乱世のリーダを目指す」前向きな皆さんですら「いろいろ難しいことを学んでも、今のような上司のもとではあまり役に立たない」と思うことがあると思います。このような考え方が間違いの始まりです。 皆さんが平社員であったとしても、皆さん自身で出来ることは沢山あります。多くの大企業では実質的にほとんどの仕事は課長以下で実施されていますから、かなりの改革は上司の指示を待つまでもなく皆さんが自ら決意し、実行することが可能です。 考えて見て下さい。幕末の志士たちは若くして高い「こころざし」を持ち、自分の信念のもとに時代を大きく動かしたではありませんか。若いあなたが強い意志と情熱を持って「こころざし」を同じくする同士の輪を広げ、小さな実績を積み重ねることによって、組織に変革を起こすことは十分に可能です。 ある時私の親しくしていた課長が「藤原取締役、組織を活性化するために、組織を超えて小集団活動をしたいと思います。是非藤原取締役が音頭をとって下さい」と言われて開いた口が塞がりませんでした。「お前は課長だろうが。そんなことぐらい自分でやれ」と言ったところ「課を超えた活動ですので、ここは藤原取締役の号令が無いと」との回答です。自ら自分自身に制約を設けて、ありもしない高い壁を作る。このような課長は課内のことですら上司の決裁がなければやりきらないのではと彼を課長に任命した不明を恥じました。 「そうは言っても私には権限がない」との言葉は「私にはやる気がありません」と翻訳すべきと考えて下さい。乱世こそ従来の秩序に関係なく世の中を動かし、あなたの力を試す絶好のチャンスです。豊臣秀吉が一介の農民から頂点を極めたように、乱世でなければ出来ないことは沢山あります。「上が動かないから」とか「私には権限がないから」などの言葉は今日を限りに捨てて下さい。 |