オンライン書店 ビジネス書のバイブル 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ 

経営のプロ養成講座 「目指せ乱世のリーダ」

「私には権限が無い」と思うことは大きな誤りです。各階層で出来ることを積み重ねることで、会社は変わります。リーダシップはどのようにして身につくのか?その神髄を学びます。
 

五 心に余裕を

乱世のリーダを志す前提条件として「面子」と「こだわり」を捨てなければならないと言いました。なかでも「こだわりのない自由な発想」こそが修羅場を生き抜く最も重要な武器となります。「こだわり」とは過去の成功体験に対するこだわりとか、自分自身の保身に対するこだわりに限定されるものではありません。

「こだわりのない自由な発想」とは全ての事象を一旦素直に受け入れ、極めて客観的に評価することから生まれます。その時大切なことは「自分自身を無にするこだわりの無さ」です。

修羅場に直面した場合、とにかく心を広く、頭を白紙にして柔軟なる発想と凄まじいばかりの集中力と熱意で事にあたれば「火事場のいっとき力」のように本人も思いもかけない発想が湧いて来て解決に導かれるのです。

私自身、幾多の修羅場を切り抜けて来ましたが、多くの場合、無我夢中の中から人も驚く柔軟な発想が湧いて来たことを覚えています。その理由を突き詰めると、平気で自分自身を否定することの出来る「自分に対するこだわりの無さ」にあったのではないかと思っています。そしてこのような「こだわりの無さ」は私自身の心から「自己保身だとか立身出世」などの妄想を解き放ち、心に余裕を持つことから生まれてくるのではないかと思っています。

余計なことは一切考えずに、一生懸命に修羅場で戦い、勝っても負けても感動を呼ぶような毎日を過ごすことに集中すれば、知らない間にあなたは乱世のリーダになっていることでしょう。
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