オンライン書店 ビジネス書のバイブル 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ 

経営のプロ養成講座 「目指せ乱世のリーダ」

「私には権限が無い」と思うことは大きな誤りです。各階層で出来ることを積み重ねることで、会社は変わります。リーダシップはどのようにして身につくのか?その神髄を学びます。
 

一 乱世とは

乱世とはどのような時代を指すのでしょうか?日本人なら誰でも知っている織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の三人が懸命に生きた時代は確かに乱世でした。日本史でもこの時代を「戦国時代」と称しています。乱世では何が起こるかわかりません。絶対的な秩序がなく、力のある者が時代を制し、新たなる秩序を確立する、そんな時代を乱世と呼ぶことが出来るでしょう。

経済企画庁長官を務めた堺屋太一氏は「平成官僚が日本を滅ぼす」と叫んでいます。堺屋太一氏の言葉を借りれば、「明治維新は武士の文化を追放した、敗戦後の日本は軍人の文化を追放した。今こそ日本は官僚文化を追放しないと滅亡する」と言った意味のことをあちこちの雑誌で明言しています。

明治維新ならびに日本の敗戦では目に見える大きな変化がありました。それまでの絶対的な秩序が大きく崩れ、全く新しい時代の到来に対応しなければならない所にまで追い込まれた日本人は見事に乱世を制したと言えるでしょう。

もともと日本人は乱世には強い民族だと思います。新しい時代に新しい秩序で対応しなければならないと覚悟すれば驚くほどの対応力を示すのが日本人なのです。ところが現在は、明治維新、日本の敗戦に匹敵するような大きな変化が訪れているのに、多くの日本人はその事実に向き合う気持ちになっていません。煮えたぎる熱湯に飛び込んだのが明治維新であり敗戦であったのですが、現在は「ぬるま湯がじわじわとその温度を上げつつあり、気がついた時には死に至る」最も悪い状態にあると思います。

敗戦と言う煮えたぎるお湯に飛び上がった日本民族が必死の思いで築きあげた秩序が、知らぬ間に「音も立てずに」崩れています。間違いなく現在は乱世そのものです。乱世には乱世の生き方があります。今こそチャンスです。あなたは「乱世のリーダ」を目指して、新しい時代を築いて下さい。
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