オンライン書店 ビジネス書のバイブル 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ重役応援団 「重役は裸の王様」「業績不振の原因は経営陣にあり」 経営革新の第一歩を風土改革から始めます。 過剰な内部管理から社員を解き放ち、全員がお客様へ目を向けることが経営再建の原点です。
経営再建のキーワード 顧客第一! 企業は人なり! 人の心を知る強いリーダ! 創業者に学べ!
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八 原点に帰ろう! 初心に帰ろう!2002年末のいわゆる「竹中ショック」で不良債権処理にドライブがかかり、ついには「りそな」の実質国有化やカネボウ解体に加えて不良債権問題の象徴で「大きすぎてつぶせない」と言われていたダイエーの産業再生機構入りまで現実のものとなりました。いわゆる「市場から退場すべき企業」に厳しい風が吹きすさんだのです。事実「りそな」やUFJがメーンバンクとなっている企業に対する思い切った破綻処理も目立ちました。一方では巨大ホームセンターやドラッグストア等新興勢力が台頭し、従来勢力と消費者の心を掴むための、商売の垣根を越えた仁義なき戦いが激しく行われています。勝ち組と負け組。しかしその差は極めて単純であると思います。 ダイエー発足時の「価格破壊」すなわち「お客様に良いものを安く」を中内さんは必死になって考えて実行に移しました。今その熱い想いを「勝ち組企業」が実践しているに過ぎないのです。基本思想はいささかも変わっていません。変わったのはそれを実現するための人々の情熱です。 ダイエーの家電売り場は過去花形売り場として大活躍しました。それが今ではコジマ、ヤマダ電機などの専門店に歯が立たず撤退に追い込まれたばかりでなく、ダイエー本体まで産業再生機構入りです。しかも勝ち組であるコジマやヤマダ電機も、ビッグカメラやヨドバシカメラの台頭の前に苦戦を強いられる現状です。事業の規模とその知名度からすれば、ダイエーの従業員が勝ち組を凌駕する情熱と真剣さで取り組んでおれば、ダイエーの家電部門は十分に力を発揮できたはずだと思います。 勝ち組と負け組の差は従業員の関心が「外(顧客)より内(社内)」「下(同僚、部下)より上(上司)」に向いているか、いないかの差ではないのでしょうか? 企業は絶えず変革し、進化しなければなりません。「昨日の成功」はもはや今日は通用しないのです。敵は昨日よりは今日、今日よりは明日とどんどん強くなって行きます。それに打ち勝つには、企業の全員が一生懸命考え続けて良い知恵を出さないと勝てません。十年をはるかに超える年月にわたって実力トップが君臨している企業は、そのトップがどんなに優秀であっても組織はよどむものです。 人間一人の力には限界があります。組織の全員が燃えて、そして一生懸命考える、そのような会社が現在大きな勝利を得ているのです。 しかも燃えるべき目標は極めて簡単で「お客様が求めているものを提供する」ことなのです。創業の精神に立ち戻って、原点に帰り、初心に帰れば活路は開かれます。 |