オンライン書店 ビジネス書のバイブル 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ重役応援団 「重役は裸の王様」「業績不振の原因は経営陣にあり」 経営革新の第一歩を風土改革から始めます。 過剰な内部管理から社員を解き放ち、全員がお客様へ目を向けることが経営再建の原点です。
経営再建のキーワード 顧客第一! 企業は人なり! 人の心を知る強いリーダ! 創業者に学べ!
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三 企業不祥事の本質が変わった従来も企業の不祥事が社会を騒がせたことは度々ありました。その代表例が総会屋に対する利益供与であり、辞任に追い込まれた経営トップも数知れません。またロッキード、グラマン事件やゼネコンの談合問題、証券会社の損失補てん問題など、従来の企業不祥事はどこか特殊な部門の人たちにかかわる事件で、一般従業員とは異なった世界で発生していました。ところが雪印食品とか日本ハム事件は、日夜現場の最前線で戦っている人々が起こした不祥事です。 「行過ぎたコスト低減」のために不良品を世の中に送り出す風潮と何か似通っています。「日本経済の失われた十年」の間に、企業業績ばかりでなく、職場風土がおかしくなっていると考えなくてはなりません。 「当たり前のことを当たり前にキチンと実行する」という基本動作が忘れられています。目先の成果を求めるばかりに、精神が荒廃し、職場規律も緩んで、業務品質が極度に落ちている現実が「重役のあなた」には見えていないのです。 あなたの部下もあなた自身も、その目が「外(顧客)より内(社内)」「下(同僚、部下)より上(上司)」に向いて、内向きの論理があなたの会社を闊歩しています。 三菱自動車のリコール隠し問題、雪印の牛肉偽装事件などは従来なら決して表面化することは無かったでしょう。しかし時代は変わり、精神の荒廃した職場からは内部告発と言う手段で「社外に知られるはずの無い情報」がマスコミを通じて世の中に広がり、大きな波紋を呼ぶようになります。 このようなのっぴきならざる状況に至って初めて「重役のあなた」は実情を知るのです。会社に与える被害を最小限にしようと、十分な情報を得ないままに「重役のあなた」が打った「その場しのぎの対策」が、致命的な打撃を会社に与えることになります。とても恐ろしいことです。 不祥事対策として社外の人を入れた「コンプライアンス委員会」の設置とか内部監査の充実が叫ばれていますが、もっと肝心なことは「荒廃した職場風土」を「生き生きとした職場」によみがえらせることです。 そして最も大切なことは「重役のあなた」が「裸の王様」から脱却することです。目覚めて下さい。「重役のあなたは本当に裸の王様」なのです。 |