オンライン書店 ビジネス書のバイブル 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ経営のプロ養成講座 「目指せ経営トップ」欧米流のMBAに負けない、日本の経営風土に合致した幹部候補養成講座です。企業経営の初歩から学びましょう。あなたには経営トップの座が待っています。
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第一章 日本経済の過去から現在までをふりかえる 現在日本経済を支えている中堅ビジネスマンの皆さんですら、日本製品がかって「安かろう、悪かろう」の代名詞として欧米諸国の人々から扱われていた事実を知る人が少なくなってきました。戦後焦土の中から立ち上がった日本経済の現在に至るまでの「あゆみ」を知って頂きたいと思い、最初に「日本経済戦後五十五年の歴史」をふりかえります。 |
一 「安かろう悪かろうの日本製品」時代を皆さんご存知ですか多くの読者の皆さんは「世界第二の経済大国日本」しかご存知ないのではと思います。日本は一朝一夕にして世界第二の経済大国になったわけではありません。まず私の個人体験から始めようと思います。私は1966年から一年間、米国で研修生として過ごす幸運に恵まれました。当時米国の新入社員の給料は月給六百ドル、一ドル三百六十円でしたから、日本円に換算して約二十二万円、入社三年目であった私の給料二万二千円の丁度十倍でした。 それがいま、中国を始めとする開発途上国と日本の関係がまさに当時の日本と米国の関係になっています。思えば日本も豊かな国になったものだと、感慨深いものがあります。 当時の米国で見るものはすべて素晴らしく輝いていました。米国流の生活に強いあこがれを持ったのを強烈に覚えています。一方、米国で目にした「メイド・イン・ジャパン」製品は、目を覆うばかりの「安かろう悪かろう」の典型でした。 私の派遣された米国東海岸ではめったに見かけないのですが、トヨタのコロナとダットサン(日産)のブルーバードを見た時には懐かしくて、自動車のような高い技術を持った製品を米国で見ることが出来ると、大げさに言えば涙が出そうでした。同時に米国車と比較して余りの貧弱さに、今度は懐かしさの涙が悔し涙に変りました。 「メイド・イン・ジャパン」と言えばジャンク品(オンボロ商品)の烙印を押された日本が、この素晴らしい米国と互角に世界市場で戦えるようになるとは、当時夢にも思いませんでした。 現在の頁<次の頁へ
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