経済危機と構造改革のツボ
 藤原雄一郎のクルーズワールド

関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ ビジネスノウハウ満載

第七章  新しい日本の設計図は私たちが描く

問題山積の日本を変えて行くには私たちが大きな声をあげなければなりません。これからの日本は官僚支配から脱却し、少子高齢化の人口構成に適した小さな政府を創りあげることが急務です。新しい日本の設計図を一緒に描こうではありませんか。

068 小さな政府へ 行政のリストラを徹底的に

このような国と地方の枠組みを考えれば官僚組織を一変することが出来ます。基本的には「民で出来ることは民で」「地方で出来ることは地方で」の原則を貫き、国の役割を必要最小限にすることです。

その上で、放漫経営で税金の無駄使いになっている特殊法人、独立行政法人は今度こそ原則廃止か民営化しなければなりません。また国が補助金を出している公益法人などにも補助金は一切出さないことにすべきです。

まさに国と地方における行政の大リストラです。国会議員も例外ではありません。衆議院、参議院の二院制も思い切って廃止して一院制にすれば良いことですし、実務の大部分は地方に移る訳ですから議員の数も大幅に削減出来ます。

政府の役割は教育、外交、国防に絞ってしまうのです。そうすれば現在の国家予算は大幅に削減が可能です。このように誰もが納得する痛みの伴う行政の一大リストラを敢行すれば国民も真剣に自分たちの生きる道を考え始めます。

そして高齢化社会に対応する年金や医療の社会保障について抜本的な改革を実施すれば、高齢化社会を恐れることは無くなります。これだけの行政のリストラを敢行すれば充分に社会保証費用を捻出出来ると思いますが、それでも費用が不足すれば消費税の増税を国民は納得すると思います。

行政の放漫経営と無駄を放置したまま、安易に増税に走れば、収入が増加しただけ、官僚は仕事を増加させますので、際限のない増税地獄が待っていることは明確です。これだけは何としても阻止しなければなりません。

トヨタ流改善の根本は「ムダの発見」にあります。私たちが日々、国や地方自治体にどのように関わり合っているか、冷静に見つめ直し、トヨタ流のムダの発見を指摘する全国運動を展開するのも一つの方法でしょう。

国や地方自治体の行政にはムダやムリが満載です。縦割り行政がその典型例でもありますし、国民に増税や負担増を強いる前に、行政のムダを根気よく取り除くことが先決だと国民の誰もが思っています。この声をいかに大きくしてゆくかに私たちの課題があります。


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