経済危機と構造改革のツボ
 藤原雄一郎のクルーズワールド

関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ ビジネスノウハウ満載

第七章  新しい日本の設計図は私たちが描く

問題山積の日本を変えて行くには私たちが大きな声をあげなければなりません。これからの日本は官僚支配から脱却し、少子高齢化の人口構成に適した小さな政府を創りあげることが急務です。新しい日本の設計図を一緒に描こうではありませんか。

067 国に何を期待するか

地方に徴税権を持ったあたかも独立国家のような形にまで大胆に変貌させてしまうとすれば、中央政府に対し、私たちは何を期待するかを明確にしなければなりません。

一番は国防でしょう。日本は戦後長い間続いた平和ボケから脱皮し、明確な「国を守る」姿勢を示さなければなりません。北朝鮮の脅威や、イラクにみるアメリカを巡る複雑なかけひきを見るとき、国防は中央政府の大切な役割であると思わなければなりません。

次に国防とならんで大切なのは外交です。外交は日本国の意志を示す大切な要素ですから、中央政府がその大切な役割を果たさないといけないでしょう。

最後に教育です。教育こそは国の根幹をなす大切な要素です。それこそ百年のスパンで考えたしっかりとした教育をすべての国民が受けるようにしなければなりません。とても地方にまかせておける分野ではありません。

国か、地方か判断の分かれるのが警察・消防といった分野ですが、これは現状通り地方の担当で良いでしょう。

結局、国は国防、外交、教育を担当する小さな政府とすべきです。また財務、産業、厚生、運輸、建設、農林水産、法務、通信などの分野は局レベルの小さな組織として、国としての整合性が保たれているか程度の企画を中心とした仕事にとどめるべきでしょう。

このように国と地方の役割を明確にしたうえで、生半可な地方分権ではなく、日本全体が劇的に効率化するような思い切った地方分権を推進しなければなりません。


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