経済危機と構造改革のツボ
 藤原雄一郎のクルーズワールド

関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ ビジネスノウハウ満載

第七章  新しい日本の設計図は私たちが描く

問題山積の日本を変えて行くには私たちが大きな声をあげなければなりません。これからの日本は官僚支配から脱却し、少子高齢化の人口構成に適した小さな政府を創りあげることが急務です。新しい日本の設計図を一緒に描こうではありませんか。

064 農業をまず突破口に

皆さんは農業に大企業が進出していることをご存じでしょうか。その例をご紹介しましょう。

JFEスチール

鉄鋼会社と農業という不思議な組み合わせが実現しています。 子会社のJFEライフが温室を使った水耕栽培「エコ作」で、グリーンローズやグリーンマリーゴールドなどを生産しています。何と一年二十八毛作を実現し2003年度の売上高は二億円にも達しました。

カネボウ

子会社のカネボウアグリテックで、菌床シイタケを栽培するための人工原木を販売しています。2003年度の売上高は約七十億円でした。

キリンビール

子会社のジャパンポテトで、生産期間を短縮できるジャガイモの種イモを開発し、種イモを農家に販売するほか、ジャガイモの販売や加工も手がけています。2010年に売上高三十億円を目指します。

セコム

関連会社のセコムエ業が宮城県でハーブ生産施設を運営しています。バジルなど十二種類のハーブを栽培しており、2003年度の売上高は約一億円でした。

このような例はほんの一部です。このような企業が農業に進出していることに驚かれた皆さんも多いことと思います。またアジアでは和牛たとえば「神戸牛」や新潟魚沼産コシヒカリなどが高価であるにもかかわらず大人気です。

農業分野を規制でがんじがらめにするのではなく、広く門戸開放して活性化すべきだと思います。農業を突破口として規制分野の競争力強化へと乗り出す時期に来ています。旧来の思想から脱却出来ない官僚による支配から脱却することが急務である良い実例を農業で示したいものです。


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