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第七章 新しい日本の設計図は私たちが描く
問題山積の日本を変えて行くには私たちが大きな声をあげなければなりません。これからの日本は官僚支配から脱却し、少子高齢化の人口構成に適した小さな政府を創りあげることが急務です。新しい日本の設計図を一緒に描こうではありませんか。
063 官の指導排除で規制分野の競争力強化
規制分野でも最近は農業に変化のきざしが見えてきています。公共事業による建設業保護政策も息切れがして、公共投資が特に小泉政権になって減少しています。その結果中小建設業は四苦八苦で大幅な余剰人員が生まれています。これら中小建設業が農業分野に進出している例が多くなって来ました。
週間エコノミストにはゼネコンの農業分野参入による成功例がいくつか紹介されています。
岩手県山形村にある蒲野建設では自社開発の肥料を武器にほうれん草の有機栽培に乗り出し、「おいしいほうれん草」として評判をとり、一流デパートなどに引く手あまたですべて予約済みといううれしい悲鳴をあげているそうです。
島根県太田市の下垣工務所では社長自らが全くの素人にもかかわらず欧米を視察して、日本の風土に合致したブルーベリーの有機栽培に成功しています。土木で培った土と水の技術を生かし、地元で取れるゼオライトという鉱物を土壌浄化に使い、井戸を掘ってパイブラインを畑の中に通し、灌水設備を造りました。
そして自主自立の精神と、ブルーベリー日本一を目指す社長の粘り強い努力で、今では日本でも有数の規模の農園に成長しています。栽培と販路拡張の営業に加えて、ジャムやゼリー、ブルーベリーワインの製造にも乗り出しているのです。
北海道美幌町の芙蓉建設では建設業の得意分野を生かし総合農業サービスに乗り出しました。それは農業機械や重機をフルに使って大規模な農作業の代行を行うことです。近隣の農業協同組合等を通して仕事を集め、農作業の委託単価は低いものの、大規模化により採算をとっているそうです。
このように実例を見てみますと、農業分野ではまだまだ改善の余地が無限に残っているように思えます。規制さえ緩和すれば、建設業が農業へと見事に転身をはかって、しかも採算的にも成功しているではありませんか。
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