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第五章 年金制度はすでに破綻している
あなた自身の「定年後の生活設計」を真剣に考えて厳しい現実と直面することから年金問題を論じる必要があります。少子高齢化社会が定着し、現役世代が年金世代の面倒を見る方式は完全に破綻しています。またこの方式は年金官僚のムダ使いを許して来ました。もう時間的猶予はありません。少子高齢化時代に適応する新しい制度の確立が急務です。
047 仕送り方式はもはや成り立たない
厚生年金については1970年には十人の現役世代が年金生活者一人を支えていましたが、2000年には四人に一人、2030年には二人の現役世代が年金生活者を支えることになります。
人口構成はまさに逆ピラミッドです。いかに現役世代が寛容であったとしても二人で一人の年金を負担するのは誰の目にも不可能であることがわかります。それにもかかわらずお役人はどうして百年間は大丈夫などということを言うのでしょうか。
年金制度は破綻が現実ものとなる前に、現役世代が年金世代を支えるいわゆる賦課方式を改めて、積み立て方式に移行しなければなりません。しかしその前に社会保険庁をはじめとするお役人の大改革が必要です。社会保険庁は解体し、国民年金などは国税庁が徴収するなどの抜本対策をとらなければなりません。
また虎の子の年金積立金はビタ一文ムダ使いすることのないように年金資金運用基金などの数多くの関連団体と天下り先を一掃する必要があります。
また江角マキコの年金未納事件から端を発した国会議員の年金未納やそれを騒ぐマスコミ関係者の年金未納問題のような不毛の論議で時間を空費しましたが、肝心の未納問題の原因となった年金制度の複雑さは議論の俎上にさえ上っていません。
一般サラリーマンより優遇さている公務員の共済年金や議員年金、すでに述べました旧恩給に年間二兆円も費やしている問題などあらゆるムダと不公平にメスを入れ、簡素で公平な年金制度に改革する姿勢が大切です。
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