経済危機と構造改革のツボ
 藤原雄一郎のクルーズワールド

関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ ビジネスノウハウ満載

第二章 財政破綻にまっしぐら

いつか近い将来に「財政破綻が現実となり、日本は大混乱におちいる」と思っている人は大勢いますが、その実体が想像できません。まずは現実と直面することが大切です。実態を知ることから始めましょう。

014 国債の大量発行でインフレに

考えてみて下さい。国の予算が八十兆円のところに百八十兆円の国債の発行はあまりにも多すぎます。銀行や郵貯・簡保のかかえている国債が二百五十兆円であることを考えると、このような大量の国債が買ってもらえるとも思えません。もし国債の購入者、すなわち借金の貸し手があらわれなかったら日本国は破産です。

すでに述べましたように年収四百万円の定年近い家庭が、七千万円の借金を抱え、その上、毎年三百万円以上の借金を続けるデタラメな人に誰がお金を貸すでしょうか。

ところが国には「奥の手」があるのです。それは国債を日銀に購入させることです。日銀はお金を製造するところでもありますから、いくらでもお金を生み出すことが出来ます。こうなればしめたもので国はいくらでも借金をすることが出来ます。打ち出の小槌を持つからです。

戦前もこのようなことがありました。そして誰が考えても破綻するこのようなデタラメの結果、ものすごいインフレが発生し、国債は見事に紙くずになってしまいました。古い人ならその悪夢を今でも覚えているはずです。

目もくらむ天文学的借金のなれの果てはこのような国民に対する「借金の踏み倒し」しか手段は残っていません。このような事態を二度と起こさせてはなりません。日銀による無制限の国債引き受けだけは断固として阻止しなければなりません。

お役人はお金を集める名人です。そしてお金があれば腹一杯で死ぬまでお金を浪費する性質を持っています。また自分のお金でないお金を選挙の票目当てにばらまく政治家など我が日本国には倫理観を全く失った人が国の中枢部で活躍しています。いつか必ず来る破綻を出来るだけ遅くするためにも、私たちが声を大きくして、暴走に歯止めをかけなければならないのです。


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