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第一章 なぜ構造改革が進まないのか
高度成長期の若い日本から少子高齢化の老齢化日本へと激しく移り変わっています。若い日本から老齢化日本への徹底した構造改革をしなければ日本は破綻してしまいます。なぜ構造改革が必要なのか。どうして構造改革が進まないのか。一緒に考えましょう。
005 国と地方の予算規模
国と地方の予算規模をしっかりと頭に入れておかないと、これからの議論について行けなくなりますので、簡単に説明することにします。
まず平成17年度の国家予算の内容を見てみましょう。
総額は約八十二兆円です。うち税収は約四十四兆円しかなく、国債を約三十四兆円発行するという大幅赤字財政です。そして予算八十二兆円のうち、借金返済と利払いである国債費に約十八兆円、地方への分配金である地方交付税が約十七兆円ですから、実際に使える金額は約四十七兆円となります。
この四十七兆円の中から、福祉関係費用である社会保障費二十兆円を引きますと、残りは二十七兆円となります。この金額で国の運営をすることになります。(社会保障費はついに二十兆円を突破しました。今後は恐ろしいスピードで増加の一途をたどります)
一方地方の予算の合計は平成十六年度で約八十四兆円でしたから、ほぼ国家予算に匹敵する規模です。
そして問題の借金ですが、国債の残高はついに国内総生産(GDP)を追い越す五百三十八兆円と、税収の十二年分にも相当する額になってしまいました。数字があまり大きくて実感できませんが、国民一人あたり四百二十万円、四人家族では千七百万円にも達する借金額です。
そして利息だけでも一時間あたり十億円、毎分約千七百万円にもなると言えば、その膨大さを実感できるのではありませんか。
借金は国だけではありません。地方でも地方債という借金をかかえています。その額は二百五兆円ですので合計すれば七百七十四兆円にもなります。まさに借金地獄の様相を呈しています。これほどまでに借金まみれの国は世界でも例を見ません。
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