重役応援団 「重役は裸の王様    藤原雄一郎のクルーズワールド

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重役応援団 「重役は裸の王様」

第五章 管理部門の総点検と意識改革

日本が世界有数の経済大国になる過程で、官僚機構は大活躍しました。しかし今、経済企画庁長官を務めた堺屋太一氏は「平成官僚は日本を滅ぼす」として官僚支配からの脱却を叫んでいます。企業における官僚機構は管理部門です。 企業の成長を支えた官僚機構である管理部門が時代の変革に際して改革の阻害要因になっていないか、管理部門の総点検が必要です。

048  管理部門が職場の怨嗟のまとになっていませんか 

すでに述べた勤労・人事・経理部門は典型的な管理部門ですが、ここでは企画部門について述べてみましょう。

大企業となればどこの会社でも、事業戦略を練る参謀本部的存在の企画部門があり、彼らは重役の皆さんとの接触が多く、重要施策の決定に関与しているだけに、権力を持っていると実施部門から見られがちです。

そして「実務が分からないくせに机上のプランで実施部門に無理を強いるばかりでなく、時としてミスリードする」などと実施部門が思っていないでしょうか。殆どの大企業ではそのようになっているはずです。その良い例を示しましょう。

エコノミストのリチャード・クーさんが「良い財政赤字・悪い財政赤字」の中で「前略・・・管理部門の人間が恐ろしいほど幅を利かせている。彼らは収益を上げている人間が全力をあげて戦っている時に、後ろから足を引っ張るようなことをたびたび行う・・中略・・こんなことでは、現在のように競争が激しく、状況が時々刻々と変わってゆく環境で、現場の兵士たちが全力を尽くして戦うことは出来ない・・・後略」と述べているのは驚きでした。まさに私の危惧は的中しているではありませんか。

そのほかにも管理部門について痛烈な批判を書いています。あなたの会社の実施部門は管理部門に対してどのような感覚を持っているのでしょうか?いや「重役のあなた」はどのようにお考えですか?

企画部門も悪くすると重役の皆さんと同じく「裸の王様」となる傾向にあるのです。企画部門を含めた管理部門は言わば「官僚機構」です。「官僚機構」がどのようにあるべきかについては本当に悩ましい問題です。一緒に考えましょう。


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