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重役応援団 「重役は裸の王様」
第四章 乱世のリーダは人の心を読める人
乱世のリーダは「世の中が何を求めているか」を読める人です。そして「世の中」は人で成り立っています。結局「人の心を読める人」が乱世のリーダなのです。
「企業は人なり」を深く心に刻んで、経営の大切な基本である「人の心」について学びます。
040 再び「企業は人なり」
戦後の日本が焦土の中から立ち上がり、世界でも屈指の経済大国になった過程で遺伝子に叩き込まれた行動様式あるいは行動規範が大きく変わりました。時代の変化にどのように対応すれば良いのか正解を見つけきらないで苦しんでいる多くの企業を尻目に、的確な方向性を示し、新しい時代の要求に見事に答えている元気な企業が目立ってきました。この流れに遅れないように、素早く方向を見つけ部下に明確な進路を示すのが「重役のあなた」の役割です。
このような時に「重役のあなた」は初心に帰り、ゴーン社長の言うように、基本に戻れば良いのです。創業の原点に立ち戻って、いくつかの基本を確認して、それから過去の成功体験を全てリセットして白紙の状態からスタートするのが一番です。
何度も申し上げますが、企業活動の基本は二つしかありません。「お客様第一」「企業は人なり」の二つです。
「世界的規模で弱肉強食の厳しい競争が行われている」時代には、従来とは一桁も二桁も違った熱意と努力で「お客様第一」を実現させなければなりません。創業者が苦心してお客様を勝ち得た、その苦労と努力の経緯を、今一度明らかにして「お客様の立場で良いものを安く」同業他社より一足早く提供することにつきます。そしてそれを可能にするのは、あなたの会社に所属する多くの「権限のない社員たち」の奮起です。
長く続いた高度成長時代の間に「知らないうちに詰まった上下のパイプ」の大掃除です。自分の製品を愛し、会社を愛し、そのためには上下の壁を越えて、活発に、情熱を持って、前向きの大喧嘩が出来る「隠し事のない職場」の再構築です。今まで内向きに消費していた膨大なエネルギーを、あなたの会社の製品に目を向けてくれているお客様に対して爆発させましょう。
「重役のあなた」が率先垂範して「失うものは何もない」の精神で、自分自身に対するこだわりと過去の栄光と成功体験を捨て白紙の柔軟な発想でお客様の期待に見事に答えようではありませんか。
どんな厳しい時にも心の余裕を持って経済戦争の修羅場に立ち向かい、再び大きな勝利を収めましょう。
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