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重役応援団 「重役は裸の王様」
第四章 乱世のリーダは人の心を読める人
乱世のリーダは「世の中が何を求めているか」を読める人です。そして「世の中」は人で成り立っています。結局「人の心を読める人」が乱世のリーダなのです。
「企業は人なり」を深く心に刻んで、経営の大切な基本である「人の心」について学びます。
034 一日二十四時間人に興味を持て
事業運営の基本、それは「企業は人なり」です。にもかかわらず「重役のあなた」は裸の王様で「人の心」が見えていません。この事実をしっかりと頭に叩き込まないと「いま目の前で起こっていることが見えなく」なります。
この前提に立って、まず「人を知る」(人に興味を持つ)こと、次に「人を生かす」こと、そして「人を育てる」ことが全ての基本であることが見えて来ます。
Management is getting things done through people.(経営とは人をして物事をなさせしめる)とは言いえて妙であると思いませんか。一日二十四時間、あなたの廻りの人に興味を持ち、心を通わせあってこそ事業運営が可能となるのです。組織が大きくなればなるほど組織を構成する一人一人の、「今日一日の仕事の結果が組織全体にどのような影響を与えたのか」がわからなくなります。
「経営とは人をして物事をなさせしめる」ことでありますから、私は部下との間に必ず「何をなすべきか」の契約を明確にするように指導して来ました。役員と部長の間では通常、事業計画の細目が明確ですから、その達成が契約になります。
しかし最前線の技能職の皆さんとの契約とは何でしょうか?形はどうでも良いのです。とにかく「今日これが出来たら勝ち」「今週ここまで達成できたら勝ち」といった明確な小さな目標が必ず存在し、一日が終わった時、「自分は勝った」のか「負けた」のか、上司あるいは同僚と確認できる仕組みになっていること。それが契約なのです。
人間は「生き甲斐」を必要としています。「生き甲斐」とは自分が達成した成果を正当に組織の中で評価されることなのです。「勝った」で喜び、「負けた」で悔しがり、「明日こそは勝つぞ」との活力に変えてゆく。あなたの職場がそのような仕組みになっているか今一度確認して下さい。
そのためには一日二十四時間、あなたの廻りの人間に興味を持ちつづけなければならないのです。
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