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重役応援団 「重役は裸の王様」
第三章 社員の目は「外(顧客)より内(社内)」に向いている
「重役のあなた」はまだ心の中で「私だけは裸の王様ではない」と密かに思っていませんか。あなたの職場で起こっている具体的な事例をいくつかご紹介しましょう。
019 風土は急には変わらない
さて第一章、第二章であなたの組織が内向き思考になっており、その結果「重役のあなた」が「裸の王様」になっていると指摘しました。本章では具体的事例をあげてその現実に迫ってみたいと思います。
これから指摘する一見、何でもないような事例を見過ごすと、問題の所在を見逃しているわけですから、風土改革や意識改革が出来ないどころか、意識改革をもっとも必要としているのは「重役のあなた」であると言う結論に到達します。
長年にわたり遺伝子に刷り込まれた考え方とか風習は容易なことでは変えることが出来ません。複雑なことは一切抜きにして、部下の関心をひたすら顧客にむけることを心がければ良いのです。そのためには日常、あなたの職場の回りで起こっていることを、一つ一つ取り上げて「目が社内に向いているか顧客を向いているか」チェックしましょう。
ある実例をお話しましょう。私が若い時から知っている派遣社員のある女性からメールを貰いました。
「この度、業績不振からお世話になっている職場の仕事が無くなり、私の派遣も終了となりました。藤原取締役には昔から大変お世話になっており身分の差もかえりみずメールにて御礼とお別れを申し上げます。・・・中略・・・
最後になりましたが藤原取締役が決してご存知無いことをお知らせいたします。最近藤原取締役との会議が多く開催され、私の職場の課長も一生懸命会議の準備に没頭しておられます。ある時、大切なお客様からの電話があり課長に取り次ぎましたところ、”今は忙しい、不在だと言っておけ”との言葉に私は愕然としました。藤原取締役が再建に一生懸命なのは良く理解出来ますが、この会社は何かおかしくなっています。私が長い間お世話になった職場だけにとても気がかりです。どうか藤原取締役が正しい方向に導いて下さることを私の最後のお願いといたします。本当にお世話になりました。」
私自身、このようなことがあるのではないかと疑っていましたので、愕然とはしませんでしたが、自分の指導力の無さにガックリしたのを鮮明に憶えています。皆さんの会社あるいは組織も必ずこのような状態であると確信して、次からの実例をしっかりと頭の中に叩き込んで下さい。
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