重役応援団 「重役は裸の王様    藤原雄一郎のクルーズワールド

関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ ビジネスノウハウ満載

重役応援団 「重役は裸の王様」

第二章 重役は裸の王様

「重役のあなた」は裸の王様であるとの認識に立つ決心をしました。そこで早速実行して頂きたいことを述べて行きます。しっかりと頭にたたき込んで下さい。

013 真実は現場にあり 

日産のゴーン社長にしてもIBMを見事に再建させたガースナーにしても、現場との対話をとても重視しています。 企業にとって業績の基礎をなすものは、現場の最前線で戦っている人々の力の総和です。企業業績の悪化の原因も、好転の原因も、現場の最前線にゴロゴロ転がっています。その現実を明確に把握した上で適切な施策を取らなければ経営は出来ません。

ところが実際には多くの経営幹部は上程される書類に記載されている情報で経営上の重大なポイントを決断します。しかしながら「重役のあなた」に上程される書類上の情報は一般的に、整流されていて、現場の最前線での悲鳴や、苦しみとは無縁のものになっています。このような書類で「経営の問題点」を明確に把握することはとても難しいと言わざるを得ません。そこで現場の最前線との対話が重要になってきます。

だからと言って、ただ忙しい時間を割いて対話を続ければ良いというものでもありません。そこには「経営に対する問題点を必死になって探し出すのだ!」との強い意志が存在しなければなりません。つまり「耳に痛い情報を喜ぶ」姿勢が必要です。

さらに重要なのは「対話での聞きっぱなし」ではいけないと言うことです。現場との対話で得た貴重な情報である「経営に対する問題点」がただちに改善されなければなりません。これらの条件が整った時、対話の効果は大きなものとなります。 日産のゴーン社長は「私がコミュニケーションを取るから歓迎されているわけではない。私が現場の人たちから聞いた問題を解決してくれると信頼されているからだ」と明言しています。

ここのところが「裸の王様」から脱皮する一番大切なところです。「経営」とはこのように基本的な事項を着実に実行することにあると心がけて下さい。


前の頁>現在の頁<次の頁


WEB管理人 藤原雄一郎 fuji@inox-m2.com
Copyright (C) 2004 iNOX Media Mix All Rights Reserved.