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この一冊で企業がよみがえる
第三章 失敗から学ぶ蘇生への道
皆さんの目の前には失敗の事例が数多く横たわっています。これらの失敗から共通点を探り出し、的確な対策を打つことが蘇生への近道であることは間違いありません。本章では過去の失敗から貴重な教訓を学びます。
027 「猫に小判」の事実に目覚めよ
「変わらなければならない」という総論は今まで散々勉強してきました。本章では具体的な事項についてより深く学んで行きたいと思います。
これはとても大切なことですが、大部分の人間は物事を判断するとき、自分の過去の体験とか経験を尺度にしがちです。そして本能的に「自分の尺度に合致した情報だけを吸収し、それ以外の情報には反応しません。」目の前にとても貴重な情報が泳いでいても、まさに「猫に小判」状況です。
その結果、世の中が物凄い勢いで変化しているにもかかわらず、肝心のあなたには何事も「変化なく」過ぎ去っているように見えます。「いやいや自分だけはそうではない」と思っている人ほど、その傾向は強いと認識して下さい。
ではどうすれば良いのでしょうか?それは現有の組織とか制度などを徹底的に破壊することです。例えば、最も効率が良いと思われる組織の人間を全員素人と変えてしまうのも一つの方法です。もしあなたが長年同じ職場で「生き字引」的存在になっているなら、志願して全く新しい職場への配置転換を申し出なければなりません。
全く新しい環境で、いままでの自分の経験をリセットして、「ゼロからの出発」を始めることが必要です。そのためには今まで全く経験していない場に暴力的に放り出される必要があります。そうでもしないかぎり、慣れ親しんだ自分の道から離れて、新しい道に目が向かない悲しい習性を日本人は持っています。
非
常に乱暴な論法ですが、あなたが経営者でないかぎり、会社が破綻した場合にはむしろ喜ぶべきであるかもしれません。破綻により、会社を悪くした経営陣は一層され、徹底的に現状を破壊して、あなた方の力でゼロからの出発が可能になると受け止めるのです。そして前向きに懸命にがんばることにより、新たなる創造が可能になります。
これほど暴力的な力が働かないと変わることが出来ないと思ってください。
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