この一冊で企業はよみがえる 旅のことならあっぷる旅行

関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ ビジネスノウハウ満載

この一冊で企業がよみがえる

第二章 一体何が変わったのか?

新しい日本と言っても特段難しいことではありません。皆さんが先刻承知のことを現実として認めればよいのです。現実とこれから直面してみましょう。

014 真実は現場にあり!燃えろ最前線!

日産のゴーン社長を初め多くの人々が「現場で現物を確認することの大切さ」を叫んでいます。このことは「何事も現実を直視し、現場で現物を前にして物事を判断し、施策を立案する」という、極めて当たり前のことが多くの企業で無視されていることにほかなりません。

特に経営トップに近い人々は常に物事の判断を真実に基づいてなさなければなりません。多くの場合経営陣には整流された情報しか届いていませんから、大企業ほど「経営陣は裸の王様」になっています。このような経営陣に的確な指示が出せるはずもありません。

もっと罪が深いのは一般社員が現場・現物主義に立たないことです。例えば設計が工作現場へ一度も出向くことなく頭の中で図面を書くことが平然と行われている事例を私は知っています。図面を書くときは現場に出向き、設備を自分の目で確認し、操作をする現業の社員の意見を取り入れた心のこもった図面にしなければなりません。

またスーパーやチェーン店で中央集権が徹底している場合など、現場の第一線の実情を把握することなく本部から商品を押しつけても売れるものではありません。お客様との接点である販売最前線に真実は転がっています。真実を知らずに物事を行うことが何と多いことでしょう。

組織の大部分を占める「権限のない社員」たちが実際には仕事をしているわけですから、彼らは「いま何をしなければならないか」を一番良く知っているはずです。しかしながら上からの命令がないことを口実に自主的に動いていない職場が多いのも事実です。

多くの業績不振会社の実情は案外このような単純なものです。現場の最前線で日夜戦っている人々が、目を輝かせて自らが立ち上がれば企業風土は一変します。経営トップが最前線を燃え上がらせるのも良し、最前線が「経営トップはあてにならない。自分の職場は自分で守る。」と自ら立ち上がるも良しです。

とにかく「真実は現場にあり!燃えろ最前線!」こそ、企業をよみがえらせる一番の近道です。


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