この一冊で企業はよみがえる 旅のことならあっぷる旅行

関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ ビジネスノウハウ満載

この一冊で企業がよみがえる

第二章 一体何が変わったのか?

新しい日本と言っても特段難しいことではありません。皆さんが先刻承知のことを現実として認めればよいのです。現実とこれから直面してみましょう。

012 考える力をとりもどせ

世の中はいまや「トヨタ方式」が大ブームです。なぜトヨタ方式がこのようにもてはやされるのでしょうか。

トヨタは日本経済が大量生産・大量販売に突入する前から、多品種・少量生産方式を選択していました。世の中は少品種・大量生産なのに、全く逆行する動きです。トヨタの生産方式は究極の混流生産にあります。生産ラインに異なった車種を混ぜて生産しても、同じ車種を集中して流すシステムに決してひけをとらない生産ラインの確立に随分と長い時間をかけて熟成して行きました。

その結果、世の中の要求に応じて実に柔軟に生産ラインを対応させることが可能になりました。しかしこのような夢のラインの完成は一朝一夕で出来上がるものではありません。このような「不可能を可能にする」血のにじむ努力の中から数多くのトヨタイズムが生まれ出たと考えて、間違いありません。

結果として出てきた「カンバン」「カイゼン」「コスト削減はムダ取り」などの言葉を鵜呑みにして、そのマネをするだけでは一時的には改善があったとしても長続きするものではありません。その背後に潜むプロセスこそが大切なのです。

トヨタの関係者は「結局のところトヨタ方式の根本は人つくりにある」と言っています。考えて、考えて、考え抜く、そして考えることを楽しむことの出来る人つくりこそトヨタ方式を貫く大切な要素なのです。

「考える人材の育成」が今、もっとも要求されている課題です。日本経済が輝いていた時代に、生産現場の最前線で行われていた「小集団改善活動」がまさに「考える人材育成」の典型でした。それが今ではどこの職場でも小集団活動は形骸化しています。

いまこそ原点に戻り、組織の大多数を占める「権限の無い社員」たちが目を輝かせ、脳細胞を極限まで活性化させる環境をつくりだすことが日本再生の最も有効な方法です。まさに「二十一世紀は知恵で生き残る時代」です。


 前の頁 > 現在の頁 < 次の頁

WEB管理人 藤原雄一郎 fuji@inox-m2.com
技術指導 by Ivy SOHO
Copyright (C) 2004 iNOX Media Mix All Rights Reserved.