この一冊で企業はよみがえる 旅のことならあっぷる旅行

関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ ビジネスノウハウ満載

この一冊で企業がよみがえる

第二章 一体何が変わったのか?

新しい日本と言っても特段難しいことではありません。皆さんが先刻承知のことを現実として認めればよいのです。現実とこれから直面してみましょう。

009 「我が社という色眼鏡」をはずして見よう

今まで述べてきましたように、古い日本と新しい日本が私たちには見えない水面下で激しくせめぎ合っています。そしてある日突然、権勢を誇った西武堤王国の崩壊のような現象が目の前に踊り出て、世の中を驚かせます。この傾向は今後も続くと考えてください。

それでは古い時代と新しい時代で一体何がどのように違うのでしょうか?もっとも知りたいところです。まず身近なところから考えてみましょう。

会社組織の一員として日夜残業につぐ残業で仕事に明け暮れする状態では「世の中の変化を知る」余裕さえないと思います。ところが業績不振で経営破綻を迎え、失業して新しい職場探しで苦汁をなめると、世の中の激しい変化に今更ながら大きな驚きを感じている人は多いと思います。

業績不振企業であればあるほど、社員の目が社内にばかり向いて、膨大なエネルギーが社内で浪費されています。多くの人々は命令を受け、ひたすら時間をかけて世の中の要求からかけ離れたところで働き続けていることを不思議と思わず一生懸命励みます。

要するに極端に視野が狭くなって世の中の動きが全く見えなくなっています。恐らく一部上場の大企業の多くはこのような状態にあったのではないでしょうか?そして業績不振も行き着くところまで行ってしまって、どうしようも無くなってはじめて目が覚めて方向転換をする。このようなことがあちこちで発生していると考えて間違いありません。

「会社の内部から見る景色と、個人として会社を離れて見る景色が一致した場合にのみ会社は生き延びることが出来る」そのような時代になって来たと考えれば企業人として取るべき方向が見えてくるのではないでしょうか。

企業内部の常識と世の中の常識がかけ離れているにもかかわらず、どうしても「会社という色眼鏡」を通してしか見ることが出来なかった呪縛から解き放たれることが大切です。そして「企業の内部での論理を企業の外側に立ってお客様の目で観察する」習慣を一日も早く身につけて頂きたいと思います。

「我が社という色眼鏡」をはずすことで、はじめて「古い時代と新しい時代で一体何がどのように違うのか」を知る資格を得たことになります。それでは現在起こっている変化について次に考えてゆきましょう。


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