関西経営コンサルタントの雄 藤原雄一郎の経営最前線シリーズ 日本型経営の研修に最適 大阪藤原雄一郎の時事通信 2005年2月号 |
メディアが外資に乗っ取られて何が悪い 2/28ライブドア事件でもう一つ話題になっているのが、外資によるメディアの乗っ取りです。現在の規制では直接外資がメディアの経営権を握ることは出来ないことになっているそうです。しかし今回のライブドア事件のように、ライブドアの実質経営権をリーマンが握ることになれば、「メディアが外資により支配される」と騒いでいます。恐らく政治とメディアの本件に関する蜜月ぶりからすれば、早晩「外資によるメディアの間接支配」を禁止することになることでしょう。今回の事件でしきりに「公共財である電波をこのような訳のわからない人間に支配されては」とか「ライブドアが新しくメディアを立ち上げるなら問題ないが、人様が一生懸命築き上げたメディアを乗っ取るのはいかがなものか」などの議論が平然とまかり通っています。このような思い上がった意見に激しい憤りがこみ上げてきます。 このような議論には「メディアは他の企業より一段と高いところにある」との傲慢不遜な態度が見えてきます。現在のメディアに、はたして「公共財」としての矜持はあるのでしょうか?新聞、テレビは企業の中でも一番遅れた部類に入ります。記者クラブ制度で新しい勢力を締め出したり、各社の協定により総理大臣が自由にメディアに登場することを規制したりと、まさに既得権益にがんじがらめに縛られた業界です。 また日経新聞の鶴田元社長のように「企業を私物化した」と訴えられたり、読売の渡辺恒雄社長のように10年以上にわたって支配を続けたり、朝日新聞では社主との争いがあったりと人様を批判できる状態でない事柄も発生しています。 もしこのような業界に胡散臭い代表のライブドアが参入することが出来れば、プロ野球と同じく、一般国民に知らされていないメディアの古い体質が白日のもとにさらけ出されるのではないでしょうか。 もう一つ我慢ならないことは大新聞やテレビは「公共財として真実を報道している」との奢りです。特にテレビは何度も申し上げていますが、視聴率至上主義の呪縛から興味本位に走り、しかもきわめて勉強不足なままで世論を強引に誘導する状況で「公共財などと良くも言えるものだ」と日頃から苦々しく思っています。ライブドアだとか外資が入り込んで、従来とは全く異なるスタンスをとることが出来たならば、多くの国民は初めて「メディアは公正中立ではない」ことに気づくのではないでしょうか。 共産党の赤旗、創価学会の聖教新聞のように、大新聞もテレビも、「それぞれに異なった見解を持つのがメディアの本質」であるとの認識が国民の中に浸透すれば、日本国民の意識レベルは格段に進歩します。朝日新聞と産経新聞が両極端であり、主張が正反対のことがあると認識しているのは僅かの人々です。多くの人々は朝日と産経、あるいは朝日と読売を併読したりしません。ですからどうしても新聞報道は(たとえそれが偏っていても)真実だと思いこんでしまいます。 ライブドアや外資がメディアに乱入すれば、長い間国民が信じてきた「新聞は天下の公器であり、公明正大なもの」との神話が崩壊する良いチャンスだと心の底から思っています。「メディアが外資に乗っ取られて何が悪い」と大声で叫びたい、そしてもっとも遅れて既得権益にしがみついているメディアの正体を暴露して欲しいとの気持ちです。 ライブドアは古い体制にとって救世主? 2/25「太平の眠りをさます蒸気船たった四杯で夜も眠れず」私のような古い体質を持った経営者は、今回のライブドアとフジテレビの壮絶なバトルを見て、このような心境になったのではと推測しています。 ライブドア優勢と見られていた今回の事件に対し、23日フジテレビ側がアッと驚く最終兵器を打ち出して来ました。それはすでに発行すみのニッポン放送株、3280万株を大幅に上回る4720万もの新株をフジテレビに割り当てることの出来る権利をフジテレビ側が取得したというものです。もしフジテレビがこの権限を行使すればライブドアの持ち株比率を40%から一気に16%程度まで薄めてしまう魔法の杖です。 新株予約権などという言葉は恐らく多くの人々にとって初めて耳にする言葉ではないでしょうか?しかしこれはTOB(敵対的買収)に対する対抗手段として米国では60%の企業が導入しています。日本でも身近なところでは三菱東京FGとUFJが三井住友によるTOB対策としてすでに導入していますが権利を行使していません。この時は誰も騒がず静かに事態は推移しましたが、今回は大騒ぎです。一流企業同士の争いなら騒がず、胡散臭いライブドアが参戦すればこのような大騒ぎになるのかと勘ぐりたくもなります。 ライブドアが実行した時間外取引にしろ、フジテレビの新株予約権にしろ、業界では周知のことがらですが、実際にライブドアのような(既存勢力にとって好ましくない)新興勢力が今をときめくメディア企業買収に登場したために世間の注目を集めることになったのでしょうか。日本も欧米並みに企業買収が日常化する時代がすぐそこまで来ています。しかしながら多くの企業はそのようなことが自分自身に襲いかかるとは夢にも思わず、対策を打っていないのが大半だと思います。 今回のライブドア事件で古い勢力は現実の恐ろしさに初めて目覚めました。そしてメディアと政治が心を合わせて、このような非常事態から古い企業を守るために法整備を「古い企業有利」になるように急ピッチで進めています。 古い企業にとって、「このような事態が本当に発生することを自覚した」「メディアと政治が一体化して法整備を企業有利に急ピッチに実行してくれる」という二点からライブドアは皮肉にも救世主の役割をはたすことになりました。 しかしこれで本当に良いのでしょうか?外資の力はライブドアとは比較にならないほど強力で恐ろしいものです。法規制で守るよりは弱肉強食の中で懸命に生き延びる方が、長い目で見れば強い体質になるのではと思います。これほどまでに大きなインパクトを世の中に与えたライブドアは恐らく歴史に残るのではないでしょうか?また歴史に残るほど日本の企業社会が大きく進化して欲しいものです。 物言う株主 2/23今回のライブドア事件は多くの経営者の心胆を寒からしめたのではないでしょうか。日本の名だたる大企業の株価が低迷していた時期に「ある朝目覚めたら会社が外資に乗っ取られていた」ということがあると経済誌などでは警鐘を鳴らしていました。それが今回のライブドアの一件で架空の話ではなくなったのです。高度成長期の日本は銀行を中心として株式持合が徹底していましたので、多くの株主は「物を言わない株主」でした。そのために経営者は株主の顔色を窺う必要もなく長期的視野で経営に没頭でき、ある意味、日本の高度成長を支えたと言えるでしょう。ところが規制緩和が進み、さらに銀行の不良債権処理の課程で猛烈な勢いで持合解消が進んだために、安定株主が少なくなってしまいました。 「物を言う株主」で一躍有名になったのは「M&Aコンサルティング村上世彰」が仕掛けた東京スタイル事件でしょう。東京スタイルは売上が600億円であるにもかかわらず、1200億円もの資金を持っていました。そこへ村上ファンドが目をつけて、株主提案を行い、何と500億円の配当(一株あたり500円)をせよと迫り、激烈な戦いを挑んだのです。 古い経営者にとって村上世彰とは新しい形の総会屋と写ったことでしょう。事実東京スタイルと村上ファンドとの戦いのさなかに「村上世彰は総会屋」との噂を流したのも事実と言われています。戦いの結果は村上ファンドの提案があまりに過激であったため、多くの株主の同意を得られず村上ファンドは敗北しましたが、その時点で村上ファンドの含み益は大幅に上昇しました。その意味では村上ファンドは勝利しました。 今回のライブドア事件でも村上ファンドが登場し、まさにフジとライブドアの勝敗の鍵を握り、投資ファンドとしては願ってもない環境になっています。以上前置きが長くなりましたが、株主の動向を絶えず気にしなければある日突然会社が人手にわたることが身近な事実になって来ました。 私のような古い世代に属する人間としては誠に不本意で、嘆かわしいマネーゲームの時代になってきたと長嘆息しています。このような時代に経営に携わることのなかったことをとても喜んでいます。このことは私と同世代の経営陣を擁する会社は新しい時代について行けないことを意味します。 堤王国の崩壊やダイエーやカネボウの事例に今回のライブドア事件、さらにはソフトバンクや楽天のプロ野球への参入など、日本が水面下で新しい勢力と古い勢力が激しく戦っているような気分がします。水面下での戦いに決着がついた時、ある日突然、全く変わった新しい日本が誕生しているのでしょうか? 世の中の動きからいよいよ目が離せなくなって来ました。 ライブドアを応援したくなってきた 2/21ライブドアがニッポン放送の株を取得して、ニッポン放送を通じてフジテレビの支配を狙うという、衝撃的なニュースはその後もメディアをにぎわしています。ライブドアがニッポン放送株を取得した方法が時間外取引であり、本来これほど多くの株を買い占めるのであれば「フジテレビが価格を示して株式公開買い付け(TOB)をかけているのだから、それに対抗するのならば、堂々と市場で注文すべきだった」と批判の声が高まっています。 金融庁も「法令違反ではないが、かぎりなく灰色に近い」との見解で調査に乗り出すと発言しており、閣僚も続々と批判の声をあげ、ライブドアの旗色が悪くなってきつつあります。特に20日のテレビ朝日「サンデープロジェクト」の内容はひどいものでした。一方的にライブドアの悪い情報を無責任に垂れ流す、見ていて気分が悪くなる低俗さでした。 何度も申し上げています通り、私はライブドアにはなんだか胡散臭い印象を持っており、いまだにその印象を払拭しきれないでいますが、ライブドアに対する「これ見よがし」の旧来勢力による締め付けに「出る杭は叩く」の日本古来の因襲を感じています。同じく「出る杭」である竹中大臣の「懐刀」と言われる木村剛も、買い付け当初、メディアがしきりに「ライブドアが不利だ」との情報を流したことについて「ライブドアが不利になるという報道は極めてミスリーディングであると断じざるを得ない。何か意図が含まれていると思うのは、私だけだろうか。」と自身のメルマガで述べています。 また今回のニッポン放送の株買い占めの背後には、名うてのやり手であるリーマン・ブラザーズが存在しており、早くもライブドアから借り受けた株を大量に売却して、着々と利益を稼いでいます。この調子でライブドアを食い物にするのではないかと心配しています。既存勢力がライブドアという既存勢力と考え方が全く異なる新興勢力に対して、よってたかって攻め立てているような印象を覚えました。 「NHKと朝日新聞」の戦争とはことなり、「メディア対ライブドア」の今度の戦いは、木村剛がいうようにメディア側が(閣僚の批判を大量に垂れ流すなど)きわめて巧妙に戦いを進めているように見えてしかたがありません。これも今回の事件が「人ごとではなく、いつ自分に襲いかかるかもわからない」危機感をメディアが持っているからです。政府という権力と一体になってメディアが団結した場合の恐ろしさは創造を絶するものがあります。 これだけ多くの敵と戦うライブドアの勇気に感嘆しています。既得権益を死守する勢力にはとても真似の出来ない決断だと思いました。私にとってみればライブドアは確かにまだ胡散臭い。しかし新しい物は最初のうちは胡散臭いのが常識です。奇襲作戦で今川義元を桶狭間で打ち破った織田信長も胡散臭い存在の筆頭であったでしょう。 しかし彼の旗印である「天下布武」の思想がその後の歴史を変えています。ライブドアに「単なるマネーゲームではなくて通信業界で覇権を握るために私はこうする」という熱いメーセージがあれば、応援団も増えるだろうにと思っています。何かと物議をかもしながらも、ライブドアのように世の中に新しい動きを導き出す刺激を消し去ってはいけないと思います。今度ばかりはライブドアを応援したくなりました。 個人でがんばる旅行業者を応援したい 2/18前回の藤原通信で紹介したクルーズのHPを多くの人が見ていただいて感謝しています。このHPはあっぷる旅行という個人の旅行業者のために作成していますが、個人で旅行業を成立させるのは並大抵でないことをHP作成を通じて痛感しています。あっぷる旅行がまがりなりにも十年間旅行業を続けることができているのも、この個人事業者が旅を何より好きで、多くの人に旅を楽しんで貰おうと誠心誠意お客様に対応する努力が認められたからだと認識しています。個人の旅行業者に立ちはだかる大きな壁は「信用」です。根気強くお客様の心をつかみ、信用を積み上げて、口コミでお客様の輪を広げてゆく。その努力を怠ると、たちまち立ち往生するのがこの業界にかぎらず個人事業の厳しいところではないでしょうか。その意味で私の作成したHPはお客様とのコミュニケーションに大変役に立っているようです。HPをごらんください。 http://inox-m2.com/apple/apple201.htm このHPは旅行社と私で一年かかってここまで発展させてきました。同業の個人事業者から羨望のまなざしで見られたり、「あっぷる日記」では自分の歴史をつづるようだと喜ばれています。最近では添乗員が自分のHPを持ち、お客様にアピールする時代ですから、お客様の側から見ると、「あっぷる日記」で事業者の人柄が良く理解できて、少しは信用向上に役にたっているようです。 http://inox-m2.com/apple/apsub2007.htm それにひきかえ、今回のクルーズでハワイまでの航空券を依頼した、新興勢力ではあるがいまや最大手の旅行社にはひどい目にあいました。航空券を手配して受け取るのはコスト低減のために出発当日、空港にて行われます。ところが空港で受け取って航空券を確認すると、なんと帰りの予約2月6日のはずが2日になっていました。びっくりしてクレームしましたが、当日は間に合わず、そのままハワイに出発しました。 ハワイではクルーズ船に乗るからと細かく連絡先を知らせて、クルーズは始まりましたが、待てど暮らせど旅行社からは確認がきません。幸いにもクルーズ船から航空会社のHPにインターネットがつながりましたので確認すると、最初は訂正されてませんでしたが三日ほど経過して、正しく訂正されて事なきを得ました。 もしこれが出発の日の間違いであったなら、別の業者から手配したハワイでのクルーズの出発に間に合わず、キャンセルになり全ての費用が私の損害としてかかるところであったと冷や汗の出る思いです。(航空券の費用は返却されるとしてもクルーズ料金の方が高価ですから) 人間だれしも間違いはありますので、帰国後、再発防止策として「今後は航空券を事前に自宅へ送ってもらう」よう再三再四抗議しましたが、結局応諾されませんでした。空港受け取りにはこのようなリスクがひそんでいることを皆さんにお伝えしたいと思います。そしてこの大手旅行業者に不信を抱き、手配のときの条件書を確認しましたところ法外な取消料金が設定されていることが判明しました。 通常航空券は発券されないかぎり取消料は発生しません。それがなんと旅行の60日前から取消料が発生するのです。パック旅行ですら40日前からしか発生しないのに、法外だと担当者に問い合わせましたが、実に無責任な回答をします。私は昨年難関の一般旅行業主任の試験に合格し、しかも約款については92点(100点満点)を取っていますので、約款を片手に追求しましたが、まことにその場しのぎの誤った回答を平気でします。 業をにやして、後日書面で回答を求めましたが、これがまた実にいいかげんで、当方の旅行業法や約款にのっとった質問に対して的確な説明ができないのです。大手旅行社の全部がこうだとは思いたくありませんが、このようないいかげんさに呆れて果てて物が言えませんでした。 あっぷる旅行のように個人で一生懸命やっている旅行社であっても個人事業のために信用を獲得するのが大変なのに、信用があるはずの大手がこの始末です。私ですら忙しい身であるにもかかわらず、あっぷる旅行のHP作成で問題があってはと思い、昨年必死になっていくつかの旅行業の資格をとりました。このような事態に遭遇し、あっぷる旅行のようにがんばる個人の旅行業者を応援できないものかと、しみじみ思いました。 そこで「HPを持ちたいけれどどうして良いかわからない」という個人(特にクルーズに力を入れている場合はデータの共有化ができます)で熱意のある旅行業の人に、少数に限定してお手伝いさせて頂きたいと思います。(目的を絞れば費用もそんなにかかりません)もし知り合いにそのような人がいましたら遠慮なくメール頂きますようにお願いします。忙しくて思い通りには行きませんが信用が売り物の大手がこのような状態である一方、個人事業であるためにネット上で信用を得られない旅を愛する旅行社の助けになればと思っています。連絡先は fuji@inox-tabi.com です。 私のHP作成能力はまだ未熟ですが「頑張る個人事業の旅行社」のためのポータルサイトを作れたらいいなと、そんな夢を持っています。HP作成能力の研鑽にも努めたいと思います。 奥様クルーズ体験記 2/16前回報告しましたハワイクルーズに備えてか、我が家の奥様は昨年から英会話の練習に熱中しておりました。そして帰国したある日「ねえ、友達に報告するんだけど、内容に間違いないか見て」とのご命令!読んで見るとなかなか面白いので藤原通信の皆さんに公開します。写真160枚(サムネールを加えると320枚)200頁の膨大な量のホームページを完成しました。ご覧ください。 http://inox-m2.com/apple/cruise/aloha/alohatop.htm 引用開始−−−−− A様へ 「ちょっとの負荷を心身にかける」 (いきいき3月号 P26) 確かに健康な老後を過ごすには必要でしょうね。アメリカ社会へ突然投げ込まれたような今回のクルーズ。しっかり心身に負荷がかかり元気をもらったような気がしております。クルーズの詳しいことは主人のHPに載せますので私は船内でのおしゃべりをお伝えします。 「クルーズの楽しみは人とのふれあい」 隣の人には積極的に話し掛けました。(英会話力はご想像に任せます) ・60歳ぐらいの男性との会話 私 「アメリカは移民の国 いろんな人種がいるのになぜこの船の乗客は白人ばかりなの?」 男 「!? そんなこと考えてみたこともなかったけど確かにそうだな・・・ 自分が大学生だった頃 クラスには黒人が2名だけだった。 現在アメリカには人種問題はないけど富の大部分は白人が握っている。 将来は違ってくるだろう」 (2000人の乗客のうち日本人は12名 アフリカ系 インド系 アジア系は極わずかでした) ・60歳くらいの女性との会話 私 「どおしてアメリカ人はあれほど大量に食べての? 超肥満体が大勢いるわね〜。 太りすぎは健康に良くないのに・・・」 女 「そうなのよ〜 心臓病や糖尿病 その他の多くの病気の元になっているのにね。 膝にも負担がかかるのよ。今一番の問題は子供の肥満なの。」 (それほど高齢でもないのに杖をついている人がやたらに多く、膝が悪く車椅子の人も多いでした。椅子から立ち上がるのが困難なほどの超肥満体もいました。) ・ブッフェでお皿をさげている若いウエートレスとの会話 私 「アメリカ人はどおしてこんなに沢山平気で残すのでしょう! アジアやアフリカには飢えた子供たちが一杯いるのよ。」 女 「いつもこうなんです。 アメリカにも貧しい子供たちはいます。 でも残った食事は切り刻んで海に捨てれば魚が食べて食料のリサイクルになるわ。」 ( まさか! 海洋汚染に関して厳しい規定がありそんなことしないと思います。) ・お金持ち風の女性との会話 女 「ねえ ここの食事まずいわねー 昨夜のステーキは硬くて食べれなかったわ。 今までにラディソンに3回のったけどこんなことなかったわ。 まるでデニーズ(アメリカのファミリーレストラン)みたい」 私 「ラディソン!! あの超高級船はこの船の4倍もするのよ!比較するほうが無理よ。 デニーズといえばアメリカの平均的な食事でしょ。」 女「そうね〜 アメリカが世界に輸出した最悪なものはタバコとマクドナルドね・・・」 (私など日ごろは粗食(=健康食)なので大変なご馳走だと思いました。 ところで帰りのホノルル空港でこの女性のご主人はマクドナルドで食事をしてました。) ・余りお金持ちではなさそうな女性との会話 女 「今日のツアーは参加するの?」 私 「ツアーは高いから行かないの」 女 「それなら一般のバスで行ったら。バスなら一ドルよ。それぐらいは持ってるでしょ?」 私 「うん 二ドル持ってる。主人の分もね。」 (クルーズ代金は「この料金でこの内容は安い!」と思いますがツアー料金は高い! そんなわけで船外では自分の足でひたすら歩きました。) ・昔 軍人として日本に行ったことがある男性 男 「30年前に日本に行ったことがある。 5年前 妻に日本を見せたくて行ったけど、どこにも昔の日本はなかった。 その後台湾に行きそこで 「Oh! This is smell of Japan!」と思った。 (余りの経済発展は消えてなくなるものも多いようです。) ・夜のショウの後で 男 「あ〜ぁ 今日も長い一日だったな〜 リラックスするつもりで船に乗ったのにもう疲れたよ」 (船外でのツアー 船内のイベントも多くあり選ばないと疲れ果ててしまいます。) ・ブッフェでアイスクリームを食べながら隣の女性との会話 私 「今日上陸したとき夫とはぐれてしまったの」 女 「手をつないで歩かないからよ!」 私 「でも男性トイレまで一緒には入れなかったわ」 (アメリカの年寄りはしっかりと手を握りあって歩いています。 足が弱い人が多いので転ばないようにお互いに助け合っているようにも見えます。) ・堅物の女性との会話 私 「昨夜のショウーはすごかったわねー!」 女 「ひど過ぎる! あんな小さな布では裸同然じゃないの! もっと衣装を着るべきよ!」 私 「でも私の夫はとても楽しんでたわ」 女 「実は私の夫もなの・・・」 (毎晩のショウーは本当に素晴らしく 鍛え上げた若者の肉体を鑑賞しました) ・デッキで鯨の潮吹きやジャンプを見ながらの会話 女 「ハワイ近海では夏場4000頭の鯨が子育てしているの。 その間何も食べないんですって」 私 「へ〜! 何も食べずに授乳するの?」 女 「そうよ 冬の間に北極海で食べまくって脂肪をしっかり蓄えるのよ。」 私 「鯨の母親は何も食べずに子育てしているのに 私たちは食べまくって遊んでばかり・・・鯨に悪いような気がするわ。」 引用終わり−−−−− 毎日新聞を応援 2/14このところ新聞批判が続き、しかも単なる批判に終始した深みのない内容であるとのお叱りを読者の皆さんから受けました。本日もその内容に大差ないかも知れませんが少しでも私の主張が明確にあらわれるように努力致します。皆さんからの辛口のコメントは大変ありがたいことだと思っています。さて大阪市の職員に対する過剰な福利厚生や手当問題で、毎日新聞はかなりしつこく追求を続けて来ました。おかげで他のマスコミも取り上げることとなり、大阪市も重い腰をあげようとしています。その毎日新聞が今度は12日の朝刊で一面トップに「47都道府県と県庁所在地・政令都市を対象に同じようなことが行われていないかの調査を実施し、その半数以上が大阪市と同じく職員の掛け金を超える補助金を出していることが判明した」と報じています。 誰しもこの問題が大阪市に限定したものではなく、地方公務員共通の問題であると心の底では思っていたと思います。それを毎日新聞が取り上げたことに敬意を表すると同時に今後もしつこく追求することに対し心から応援したいと思います。このようにメディアに誘導された世論の高まりは、今や社会保険庁の存続を脅かす状況にまで高まりつつあります。私たちが心の底で税金や、公金の無駄使いに怒りを感じ続ければ、かならずこのような抑止力がはたらくと思います。 従来、税金の無駄使いと言えば、エリート官僚や政治家を中心とする政官業の癒着が中心でした。しかし社会保険庁や大阪市の場合は少しことなった局面を持っています。それは労働組合問題です。一時期、旧国鉄の過激な労働組合が国民の知るところとなりましたが、その後官公庁の労働組合が世間の関心をひくことはありませんでした。 しかし日経ビジネスが自治労の時代錯誤の考え方を暴露し、社会保険庁の問題の奥底に組合体質があることを告発しました。現在行われている大阪市の「過剰優遇を廃止し通常の待遇にあらためるための180億円削減」に対し、組合が激しく反発し11億円削減しか折り合っていません。 反対することが悪いと言っているわけではありません。組合はその主張の根拠を徹底した情報公開で世の中にアピールすべきだと思います。同時にメディアは積極的に組合の主張を報道するべきだと思います。そうすれば多くの国民は別の観点から公金の無駄使いという泥沼の底の深さを知ることとなるでしょう。 従来メディアはなぜか組合問題を取り上げることに腰を引いてきました。日本の行政組織の持つ大きな病根の抜本的治癒のためには自治労を始めとする官公庁の組合問題に深く切り込むことが不可欠です。私も大きな関心を持ち続けたいと思います。 ライブドアと朝日新聞 2/11ライブドアーがまたまた世間を驚かすことをやりました。それは一瞬にしてニッポン放送の株式の35%を手に入れ、大株主の名乗りを上げたのです。話が複雑になりますが、ニッポン放送はフジテレビの大株主です。ですからニッポン放送の主導権を握ることはとりもなおさずフジテレビの主導権を握ることになります。ライブドアに胡散臭さを感じると藤原通信で申し上げたところ総スカンを喰った私としては、「またまたライブドアーが虚業であるマネーゲームを始めたか」と書き始めるところ、不思議なことに今度は朝日新聞のおかげで、ライブドアーに肩を入れる気持ちになりました。 朝日新聞が社説で「忘れてならないのは、ニッポン放送もフジテレビも、国民の公共財である電波を利用する 事業であることだ。メディアにかかわるには、その経営手腕だけでなく、放送についての理念やビ ジョンも問われる。」と書いてあります。「あの朝日新聞が良く言うわ」との気持ちが怒りとともに吹き出して来ました。 視聴率至上主義で興味本位のいまのメディアのどこに「放送についての理念やビジョン」があるのでしょうか。世の中は猛烈な勢いでデジタル化が進んでいます。その一番最先端に位置する大手メディアは、このような大きな時代の流れに対して明確な方針を打ち出すことが出来ていません。それどころか既得権益の死守にやっきになるばかりで、まさにデジタル化に対する抵抗勢力そのものになっているではありませんか。 このような分野にライブドアが単なるマネーゲームではなく「放送と通信の融合」の旗印をかかげ、従来に無い斬新なアイデアを出してくれることを期待したいものです。それは朝日新聞を代表とする既得権にしがみつくメディアに対する強烈な一撃となることでしょう。 朝日新聞は「これからのメディア経営は、視聴率だけでなく、株主や国民の意向にも敏感でなければ乗り切れない時代である。それを無視して、双方が株取得ゲームに走れば、そのメディアは信頼性を失うだろう。」と社説を締めくくっています。「視聴率至上主義の呪縛から抜けきらないメディアにこのようなことを言われる筋合いは無い」とはっきり明言しておきたいと思います。 「一体メディアは自分を何様だと思っているのでしょうか?自分のことは棚にあげて偉そうなことばかり・・」とここまで書きかけて「一体藤原雄一郎とは何様なの?」との声が聞こえて来ましたのでこの辺でやめます。 久しぶりに古き良きアメリカ社会を見た 2/09日本中に寒波が襲っていた二月初旬に、クルーズコンサルタントの修行と称して、ハワイでのクルーズを楽しんで来ました。あいにくハワイは雨が多く、「青い空に青い海」が特徴のハワイはさっぱりでした。12月から2月にかけての雨期には良くあることらしいのですが、私たちの前の週は晴天で、次の週も晴天なのは「日本の読者の皆様に申し訳ない」と天が私たちに配慮したのでしょうか。海外クルーズの経験はこれでわずか二度目です。最初は値段の安い船と思ってスタンダード船の「プライド オブ アロハ」に七泊八日で十万円程度のクルーズを楽しみました。日本のクルーズ船の二泊三日の費用ですが、結論から言えば値段の割には素晴らしい内容で驚きました。 「この船は世界で唯一アメリカ船籍で従業員もすべてアメリカ人」と船内でアナウンスがあると割れんばかりの拍手です。クルーズ船の多くは税金の関係からか便宜船籍で、その国の船籍にしていないことが多く、また従業員もフィリピンや東欧などの人件費の安い国から起用していることが半ば常識であることにたいして「アメリカ人のための純粋アメリカクルーズ」を売りにしていました。 当然船内はアメリカ社会そのものです。日本語の痕跡もありません。日本のクルーズ船と同じく年配者が多く、しかも白人が90%以上を占めています。私は1966年から1967年にかけて一年間会社の研修でアメリカで過ごしました。その時の私と同世代の若者たちが、いま年をとってこのクルーズ船に乗っているという雰囲気で「古き良きアメリカ」の雰囲気そのままでした。 とても気さくで、話の輪に入れば楽しく、「クルーズの大きな魅力は人とのふれあいである」としみじみ感じる幸せな一瞬でした。何組かの夫婦と親しくなりましたが、家内がフラダンスのレッスンを受け、その発表会の日には、その時刻に他に楽しいショウがあるのに、わざわざ見に来てくれて「良かったよ!」と肩を抱き寄せてくれるのはとても嬉しいことでした。 また練習の時の服装と違って、発表会の当日はフタダンスにふさわしい衣装で「びしっ」と決めて、「やる時はやるアメリカ人」を見せてくれました。電動車いすの人も良く見かけ、フラダンスレッスンにも電動車いすで積極的に参加していましたが「障害者に優しい」アメリカ社会の一面も見ることが出来ました。 問題は超肥満の人の何と多いこと!食事の量も半端ではなく、デザートやアイスクリームを食べるその量には腰を抜かすばかりでした。あれほど沢山食べた上にデザートとアイスクリームは別腹!!「動けないほどの肥満になるまで食べるなよなあ」と言いたいくらいです。肥満がアメリカ社会で大きな問題になっているのを切実に感じさせられる風景でした。 旅と言えば異文化とのふれあいが楽しみの一つです。その代表としての名所旧跡を訪れることは旅の醍醐味ですが、人とのふれあいもまた大きな楽しみに発展するのではないでしょうか?そのためには日頃から語学の研鑽に努め、また豊富な話題を提供出来るように多方面に勉強することなど自分自身の付加価値を高めることを心がけるとより一層楽しいものになる! 「人とのふれあいで自分自身を磨く客船の旅(クルーズ)」を来たるべきクルーズマスター試験の時の小論文のテーマにしようかなと思ったり、とにかく楽しい10日間でした。 |