情報公開請求により開示された12,442枚に及ぶ膨大な文書を分析して、解明した「情報公開法改正案」の立案過程の全貌!!

 

 初めて明らかになった法制局審査、各省協議、大臣折衝の詳細!!

 

 「……本書は、最初に一見したところは、大量の資料を集積した堅苦しく読み辛い書物であるというような印象をもたれたかもしれないが、実際にお読みになっておわかりになったことと思うが、様々な駆け引きやドラマの展開が浮かび上がってくることが見てとれたであろう。  たとえば、権利濫用不開示条項の新設をめぐっては、これを削除して阻止した内閣法制局に対し、財務、警察、外務各省が猛烈に巻き返して復活させる。公務員氏名の公開については、財務省が最後の最後まで粘って、例外的な不開示の範囲を拡大させる。開示請求手数料のマスコミへの無料化についても、財務省が頑強に抵抗して削除させる。一方で、片山総務大臣が唯一人、全面無料化を強力に主張し孤軍奮闘するが、最後は皆に説得され断念を余儀なくされる。内閣総理大臣の措置要求制度新設については、全省庁が一斉に反発、そのなかでも特に外務、警察、防衛各省の強硬な反対で「勧告」制度に後退する。重大な国益を害する場合の被告へのインカメラ審理拒否権の付与条項についても、外務、警察、防衛各省が最後まで頑強に抵抗して新設を勝ち取り、さらに、最後の最後のギリギリの段階で、老練な北澤防衛大臣の一押しにより、例示文言の挿入まで実現させる、等々である。……」(本書「まとめ」p994より)