永 遠 

今日という日が過ぎ去って
明日の朝陽を迎えるために
必要なだけの暗闇と静寂が
この魂を包むとき
人は孤独を感じ
時に扉を閉ざす
 
今日という日に別れを告げて
明日との出会いを迎えるために
必要なだけの暗闇と静寂が
この肉体を包むとき
人は孤独を知り
時に涙を流す
 
すべてが繋がりを持ち
すべてに理由があるなら
そこにあるものたちが
ただの暗闇ではないと知るのだろう
ただの静寂ではないと気づくのだろう
 
すべてに繋がりもなく
すべてが無意味だとしても
そこに存在している
孤独を自覚する個体としての自分を
認めることでしか
開かない扉もあるのだろう
 
今日という日が無意味でも
明日の無意味の理由ではなく
 
たとえすべてが悲しくとも
悲しむだけでは 終わらぬことを
決断を持って知るのだろう
 
今日という日に別れを告げる
儀式としての暗闇を
すべての始まりには
必ず終わりがあることも
 
そして
すべての終わりには
必ず始まりがあることを