架 空 

純粋に 光を目指す 君をみて
単純に 言葉を濁す 弱い僕

叶わない夢などないと
夢中で 駆け抜けた日々は遠く
ただ ただ 広がる 無力感に
翻弄されては 立ち止まる

光は 影を際立たせ
幸福は 日々に埋もれる
言葉は 空虚さを極め
存在は 明らかに 闇

温もりに抱かれた 日々は
瞬間にのみ 許されて
継続していく 営みは
無残なまでに 奪われる

嗚呼 それでも 人生は
進むべき道を 示すことなく
嗚呼 それでも 人は
あるべき姿を 疑おうともしない

どこまでも どこまでも
際限なく 続く道のりの中で
嗚呼 どこまでも どこまでも
永遠に 思えるほどの
愚かさの中で