親愛なる苦痛
おそらく…
苦しみや悲しみは
幸せを思い知るために存在するのだろう…
苦痛に喘ぎながら
悲しみに支配され
垣間見る真実…
おそらく…
憎しみや怒りは
慈愛を知らしめるために
存在しているのだろう…
憎しみに翻弄され
怒りに浸食されながらも
そこにある真実…
物事を複雑にする邪心を除けば
やがては淘汰された真実が見えてくる…
影を見つけた瞬間に
そこに当たる光の存在に気付く…
鈍化した日常を生き抜くために
無駄なことなど
一つもない…
どうか一つの感情に支配されて
すべてを見失いませぬ様に…
そこから派生する真実に
気付けますように…
気付けますように…
気付けますように…