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社団法人広島県社会福祉士会 会報

第7号会報タイトル「じきしん」
【WEB版】

広島県社会福祉士会 会報  寄稿

広島市議会 厚生委員会 委員長  松坂知恒
松坂議員の画像

 介護保険制度が創設され、また今年度より障害者自立支援法が施行され、高齢者や障害者をめぐる環境は大きく変わってきております。
 その中で社会福祉士の皆さんにたいする市民の期待は大きくなっており、その求める内容も高度なものになってきていると思います。皆さんの活動に期待しております。
 さて私は今年の6月議会で厚生委員長に任命されました。厚生委員会は広島市社会局と病院事業局とを所管しております。社会局の業務は高齢者、障害者、児童にたいする福祉政策、救急医療や小児医療などの医療政策、さらに検診や衛生面での施策に取り組む保健行政、そして年金や国民健康保険の出納事務を担当しております。
 また病院事業局は、広島市民病院、安佐市民病院、舟入病院そして安芸市民病院の四病院を統轄しております。
 私は外科医として約15年間の経験を活かし、小児医療や救急医療をはじめ児童虐待対策、院内学級の充実などの施策を提言してまいりました。また副委員長は看護師の議員です。二人ともその知識と経験を政策に反映させています。正副委員長がいずれも医療職にあるということは市議会の歴史上初めてであり、大変張り切っているところです。
 10月1日より障害者自立支援法の事務が国から市へと移ります。移動支援は利用者負担月額が最高で3,100円で80時間まで、外出の際補助者の支援が受けられるという制度ですが、国の細則では通勤や営業活動による外出は除くということです。市に対して、障害者の自立のための社会活動にもっと広い範囲に活用できるよう働きかけております。せめて就労を目指して作業所や職業訓練所そして能力開発校などへ通っている方々への支援も広げていくべきです。
 幅広い経験と高い見識をお持ちの社会福祉士の皆さんからのご意見も大いに市の政策に反映してまいります。市議会宛て、どしどしお寄せください。(まつさかちこう)

社会福祉士全国統一研修報告「全国統一研修に参加しての感想」

黒川 俊子

 全国統一研修に旅立つ2日前に、空家になっているお宅を「地域の皆様方のお役に立つのなら御利用下さい。」とその家の親戚の方よりお話を戴きました。私は統一研修の選択講座で③「地域支援」を選んでいましたので、“丁度良かった。確り勉強して来よう。”と張り切って旅立ちました。
 共通研修の「実践研究」~日々の援助を振り返り、検証することから研究へ~では、実践記録を書くことは援助における説明責任を果たすだけでなく、書くことによって援助者の観察力を鍛え、さらに論理思考を促す手段となることを改めて気づかされました。また、実践研究の方法としての事例検討会~その意義と進め方~についても、私自身の不得意分野である検討会の意義ある進め方についても具体的に学べて大変嬉しく思っています。
 シンポジウム「福祉経営」については、福祉が措置から契約に変わり、利用者が福祉サービスを選ぶ時代となったので、質の高いサービスを提供することが企業の生き残りにつながり、社会全体の福祉水準を引き上げることにもなる。そのため経営者は「顧客を満足させるための経営理念」を持ち、「人材育成」や「労働条件の改善」などを考えた企業(施設)運営が必要であるという内容の力強い発表がなされました。
 私の待ち望んだ「地域支援」~コミュニティーソーシャルワークと社会福祉士~では、コミュニティーソーシャルワークは個人だけに働きかけるのではなく、社会環境にも働きかけ、足りない資源は自分達でつくり出す。また、社会福祉士が一方的にやるのではなく、地域に存在するいろいろな機関に乗っけて地域の方が主体的に活動するように持っていくことが大切など今後の私の動きの方向性を学ぶ事ができました。
 台風に急がされた研修会でしたが、私にとって稔り多い研修でした。

統一研修会の一場面

地域包括支援センター社会福祉士実務研修に参加して 私はこんなに大きくなった!!

福山市西南部地域包括支援センター 石坂 今日子

 地域包括支援センターが動き始めて5ヶ月が経ったが、予防プラン作成に追われ、地域包括支援センターの中で果たす社会福祉士としての役割についてゆっくりと考えることをしないままにここまで来たように思う。三職種がそれぞれに協力しあって業務を行っていくとは言え、個々の専門職はそれぞれの専門性を発揮し、課せられた業務を遂行していくうえで中心となって動いていけるよう努めなければならないと感じた。今回の研修に参加して、地域包括支援センターにおいて社会福祉士が果たすべき役割を再確認し、それを実施していくにあたりどのような視点や知識が必要であるかを学ぶことが出来たと思う。
 この研修に参加するまで、「総合相談」という言葉の意味を少し間違って理解していたように思う。これまでの研修では、「どの程度かかわるべきか」という視点での事例検討をしたことはなかったし、自分の中にもそのような視点が欠けていた。地域包括支援センターが全ての相談に対して、具体的なサービスの全てを提供するわけではなく、むしろ初期相談では、まずは相談を受け止め、的確な情報収集と根拠に基づき、緊急対応の必要性やどの機関が支援すべき問題なのか等の判断が適切に行えるかということが求められるということを学んだ。そのために初期相談の段階で必要な技術や視点を演習の中で学ぶことができた。改めて自分の力不足を感じると同時に、必要な視点が見えてきたことで、これまでとは違う視点で初回相談に望めるのではないかと感じている。今後も経験を積みながら今回の研修で学んだことを実践していけるよう努力していきたい。

地域包括支援センター社会福祉士実務研修会の一場面

地域包括支援センターと広島県社会福祉士会の支援活動

地域包括ケア推進委員会 委員長 小山 峰志

 今年4月の介護保険制度改正により地域包括ケアシステム構築への方向性が示され、地域ケアの中核となる総合的マネジメント機関として、新たに「地域包括支援センター」が制度化されました。その担い手の一員として社会福祉士が配置されたことは、私たち社会福祉士にとっては喜ばしいことではありますが、今後の私たちの役割や活動によせられた期待に応え、制度を軌道に乗せて展開していく責任を背負ったということでもあります。地域包括支援センターの役割は、地域における総合的な相談窓口としての機能、介護予防マネジメント、生活支援の視点に立った包括的・継続的なマネジメントを担い、地域ケアのトータルマネジメント実現させることにあります。
 現在のところ、介護予防プラン作成にかかる業務への偏重が課題としてとりあげられ、介護予防支援事業所としての役割ばかりがクローズアップされているように思われます。しかし、介護保険サービスを中心とした介護予防プランでは、高齢化にともなう様々な課題への対応は十分とは言えず、地域における介護予防にも満足できる効果が期待できるとは考えられません。介護予防の効果をあげるためには、地域において、権利擁護や高齢者虐待への対応などネットワークを活用した予防的な支援体制を整えることが急務であり、それは本来の役割である地域包括ケアを推進していくことにほかなりません。
 そこで本会では、役員を中心に活動してきた「地域包括支援センタープロジェクト委員会」を今年度より「地域包括支援センター社会福祉士実務研修」(今年度は8月26・27日開催)の講師を担当する会員を中心とした組織に再編し、新たに「地域包括ケア推進委員会」と名称を変更し活動を始めました。この委員会では、地域包括支援センターに勤務する社会福祉士を支援する体制を基本に、社会福祉士として本来のソーシャルワークを地域に展開することを念頭に活動を展開しています。
 これまで実施された地域包括支援センターに関する研修やアンケートをみると、社会福祉士は地域包括支援センターの3職種の中でも平均年齢が若く、相談業務経験の浅い人が多いようです。新しい制度の中で不安を抱え、介護予防プランに忙殺されながら社会福祉士としての役割とのジレンマに悩んでいる人もいるようです。制度開始早々から燃え尽きてしまうことがないように、まず、本会を通じた社会福祉士のネットワークを強化することが支援の第1歩と考え、今年度は県内4支部において、地域包括支援センターへ勤務する社会福祉士に焦点を当てたネットワーク形成や研修をお願いしているところです。来年度には、(まだ計画し始めたところでどのような体制が構築できるか全く定まっていない状況ですが)社会福祉士会として地域包括ケア推進のための相談体制を構築することを考えています。事例検討やスーパービジョンにより支援できるような体制が構築できるといいのですが… そのためには会員の皆さんの協力が不可欠です。
 地域包括支援センターの社会福祉士がソーシャルワークを展開し、地域包括ケア体制を築いていくことは、社会福祉士がソーシャルワークの専門職であることを証明することであり、私たちの社会的信用を高めることにほかなりません。今こそ、会員が一丸となって地域ケアを考え、地域包括支援センターへのバックアップ体制をとる必要があるのではないでしょうか。ぜひ、今後の皆さんのご協力をお願いいたします。


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東支部の小窓

6領域学習会「対人援助」に参加して

興生総合病院  平原 成美

 今回の学習会には11名の参加があった。『新 社会福祉援助の共通基盤 上』をテキストに「対人援助」の4節“ソーシャルワーカーの機能”の読みあわせを行い、その内容を踏まえ意見交換を行った。所属機関の異なる社会福祉士とのディスカッションは、普段聞くことのできない興味深い内容だった。
 その後、6節“実践のためのアプローチ”を読み合わせた。この中で「エンパワメント、ストレングス」という項目があった。患者の長所を発見し、患者の可能性を拡大する支援を意識し実践することの重要性を再認識した。
 学習会に参加することは私にとって、先輩社会福祉士の意見が聞け、アプローチ方法の再確認や業務の振り返り、社会福祉士としての役割・専門性の確認ができる有意義な場となっている。また、仲間作りができるので参加を躊躇している人がいれば是非一度参加して欲しいと思う。学習会へ参加し、一緒にスキルアップを図りましょう!!

会員の働く現場で東支部会議を!!

神辺シルバー人材センター  髙橋 淳

 東支部の会議は、ほとんどを尾道市社協のある尾道市総合福祉センターで開催していましたが、会員が働いているそれぞれの職場で開催するのも、雰囲気も変わり良いのではないかという事になりました。手始めに8月5日(土)の会議は、当会理事の小山さんのご好意で福山市松永町にある「リハ・ケアかなえ」で開催しました。
 当日、私は30分ほど遅れて出席しましたので会議全体を報告することはできませんが、10数名の会議となりました。内容はこの秋開催を東支部で予定している研修会の企画と、この4月から稼動を始めた地域包括支援センターで働く会員が抱える問題点などを出し合いながら社会福祉士に求められること、その中で社会福祉士としての役割は何なのかなど意見交換を行いました。
 ただ、私はこの会でもめずらしく、元気で活発な(少々口数の多い?)高年齢者を相手にしているシルバー人材センターに勤務していますので、みなさんが抱えている悩みを十分理解することが困難です。今春、介護保険制度が改正されてから、これに洩れる人への対応をシルバーで何とかならないかと言った問い合わせが多くなりました。
 会議終了後は、松永駅前近くの居酒屋に場所を変えて人数もさらに増え、アルコールを入れながら熱の入ったトークを交わしました。なお、次回は尾道市星の里にある「障害者生活支援センターあおぎり」で開催します。

※あおぎりでの集会は9月2日に行われました。次回は12月2日(土)に地域福祉センター仁伍(にご)で行われます。(福山市です。)

会員紹介リレー

尾道市社会福祉協議会  岡田 綾

 職場まで歩いて3分。朝のひとときも、ゆっくりと過ごしている岡田綾です。社会福祉協議会に勤めて1年半。おもに、福祉人材とボランティアに関する仕事に携わっています。
 初めて福祉に興味を持った頃は、「うちのおじいちゃんが元気で長生きできる社会にしたいな」と思っていました。コンビニでアルバイトを始めると、店の前でたむろしていた少年達が気になり、「少年たちにとって居場所ってなんだろう?少年と関わる仕事がしたい」と変化。今では、たまたま地域に近い職場にいますが、“目の前にいる身近な誰かの幸せを思う”、そういう仕事をしていたいと思っています。
 趣味は、おいしいごはんを食べること。平日休みに、ひとり、定食屋でがっつりいただくのがサラリーマンになったようでお気に入りです。先日は、初ひとり旅(日帰り)にも行ってきました。神戸空港→プラネタリウム→異人館→買い物コースでしたが、プラネタリウムでグッと一人の寂しさを感じ、「まだまだだなぁ」と思ったものです。
 福祉の制度やニーズは、どんどん変化し、目まぐるしい日々です。だからこそ、ゆっくりと大切なことを見極められるよう、背伸びをしない福祉人になれますように。

岡田さんの画像

東支部研修予定

◆成年後見勉強会
10月17日(火)19時~21時
於 尾道市総合福祉センター

◆6領域の学習会
 10月14日(土)、12月9日(土) 14~17時
於 福山すこやかセンター

◆東支部研修会
「今、地域で何が!?地域包括ケアを考える!」
11月11日(土)14時~17時
18時~20時(情報交換会)
於 松永沼隈地区医師会 保健福祉センター

◆施設見学&座談会
12月2日(土)16時~18時
於 地域福祉センター仁伍(にご)

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西支部の小窓

会員紹介

広島安佐市民病院  長里早苗

 西支部会員の長里早苗と申します。社会福祉士の資格を取得したのはほんの数年前、と思っていましたが、よく考えると取得からものすごい年月が経過していました。何年かは想像におまかせしますが、私が取得したころの試験はまだ3月実施でした…(苦笑)。他県の総合病院でMSWとして働きはじめたのが私のソーシャルワーカー歴の始まりです。(超)慢性期病院、老健、在宅介護支援センターを経て、地域での活動の面白さに触れることとなりました。その後広島へ転居し少々バーンアウト気味だった私はすぐに医療福祉関係機関へ再就職をせずしばらく某一般企業に勤めました。が、結局は昔取った杵柄、某企業で福祉相談担当をすることとなり、ほんの少し介護支援専門員もさせていただきました(その頃は旧姓でしたから名前でピンとくる方はないと思いますが…)。その後は専業主婦になり損ね、現在は再び広島安佐市民病院でMSWをしています。 資格を取得して以降ずっと日本社会福祉士会の会員ですが、広島に転居して以後は正真正銘の幽霊会員でした。長い潜伏期間を経て県支部の活動にちらほら参加させていただくようになったのは、昨年度の第一回独立型社会福祉士養成研修受講がきっかけです。なんとか修了し、その後ぱあとなあの勉強会や独立型委員会などに顔を出すようになりようやくゴソゴソ動きはじめました。毎回いろいろな会員の方と会い、いい勉強、刺激になっています。現在は第9期の成年後見人養成研修を受講中で課題提出の締め切りに震える日々です。なんとか修了し来年からは受任したいと考えています。そしていつか自分のペースで福祉活動ができるよう独立開業できたらと思っています。 余談ですが、写真の愛犬(ちゃんぷ:ダックスフント2歳♀)の花婿募集中です。ナイスガイ(♂)がいましたら是非声をかけて下さい!犬共々よろしくお願いします。

長里さんの画像

西支部研修会の報告

竹市家庭児童相談室  酒井 珠江

 平成18年7月1日に開催された「改定倫理綱領と行動規範基礎研修」に、西部にはどのような方々がいらっしゃり、交流できるのか、楽しみに参加しました。たまたま座った席が暗雲を分けようとはこのときまでは予想だにしませんでした。社会福祉士として最も基本的な倫理綱領を生涯研修委員長であり、講師の高原さんから、実例でわかりやすく要約した高原版テキストでポイント的にご講義いただきました。今まで熟読したことがなく(申し訳ありません)試験時は一枚ものの紙だったのが非常にボリュームのある冊子になっており、この機会にしっかり学ぼうと意欲的に取り組んでおりました。講師のお話は時々ユーモアも含め、個人的には笑う場面と思いきや、みんなのうなずきや真面目な態度に「さすが、社会福祉士だあ」と思ったものです。改訂版には細かな解説や行動規範が記載されており「社会正義」とまであると、私でいいのかな?といささか戸惑いも…。
 講義終了後は情報交換会。それぞれの立場で社会福祉士としての問題や利用者との関係など、様々な意見が出されました。たまたま西支部長の河口さんが同じテーブルにいらっしゃり、心強く進行していきましたが…この席こそが今回の「直心」の原稿依頼者テーブル!と知りいきなりトーンダウン…しかもみんなでこの人と思う人を見る!という決定手法、サプライズでした。さすがとしかいいようがありません。なんだかんだといいながらパソコンにむかっている自分が情けない…。 研修会終了後は講師も含め7人での懇親会。職種の違いがあれど、みんな必死に利用者について考えている点は同じ。すばらしい仲間と出会えただけで意義がありました。これからがスタートと思っています。人との出会いを大切に今後も研鑽に務めます。

西部研修会の一場面

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中南支部の小窓

社会福祉士会の今後に更なる期待

デイサービスセンター後楽荘  生活相談員 加藤 一宏

 地域包括支援センターが全国の市町村に設置され、そこに社会福祉士が権利擁護を担う専門家として配置され、その役割が全国紙の新聞記事や社説、テレビ番組等で国民に向かって最近発信されている。まことに喜ばしい限りである。これら社会福祉士の皆さんに熱い声援をおくりたい。国家資格というレベルで誕生してから十数年の歳月を経てようやく存在感を示しつつある時代に来たといえる。まだまだ公的な福祉制度を利用することにためらいを感じたり、または福祉ネットに引っかからずに家族という、ある面で閉塞的な空間の中だけで問題に対処するため、結果として悲惨時に陥ってしまうケースも少なくない。京都で一人息子が職を失ってまで献身的に介護をしていた認知症の母親を殺害したという痛ましい事件もそれに含まれよう。ファミリーソーシャルワークの技法をこうした風習の中でどれほど家族、あるいは家庭に持ち込めるか課題も多い。いずれにしろ国家や国民から期待されている今、それに答え応じるためには社会福祉士の実践力を強化するための支援力が社会福祉士会には求められる。社会福祉士の多くに会の存在意義を示す機会となって欲しいと思う。
 また、地域福祉の時代といわれている昨今、社協の果たす役割は大きい。その中には精神保健福祉、司法福祉等実践としては経験が不足している分野も含まれてくるようになると予測できる。さらに、たとえ経験を積んでいる分野でも問題が複雑化する現代社会では多くの困難な問題に直面する可能性も考えられる。そこで社会福祉士会としては社協の良きスーパーバイザーとして社協活動を円滑に促進できるように支援できる組織として地位を確立して欲しいと思う。加えて、社協とともに社会福祉士会もより地域に根ざした組織になるよう尽力して頂きたい。福祉のプロ集団としてさらなる成長を遂げられますように。

児童養護施設に就職して

救世軍豊浜学寮  児童指導員 岩下 奈央

 児童養護施設に就職して一年六ヶ月が過ぎました。時間はどんどん過ぎていき、子供はぐんぐん成長しています。私が児童養護施設で働きたいと思ったきっかけは少年自然の家での長期キャンプにボランティアとして参加したことでした。普段なかなか出来ない体験に自ら挑戦することで子供たちは一日一日成長を遂げていきました。キャンプを経験し、子供の成長を間近に感じられる職場で働きたいと強く思いました。そうして私は心理学科から福祉学科に編入し、社会福祉士の資格を何とかとることができ、念願の児童養護施設に就職することができました。
 児童養護施設には、様々な問題を抱えている児童が入所しており、いろんな問題がありますが、子どもの明るい笑顔、言動が心を和ませてくれます。
 3歳~18歳という幅広い年齢の児童をみていくなかで、はじめ戸惑ったことは幼児に対する接し方でした。保育士と違い、子どもについての専門的な知識がないのでこれからでも身につけていき、子どものことをよりわかってあげられる指導員になっていきたいです。
 社会人になってからは自ら学ぼうとしないと何も得られません。自分の分野で生かせる研修には積極的に参加し、今まで学んだことの振り返りをしていきたいと思います。さらに自身を向上させていくためにも保育の勉強をし、保育士資格取得に向けて頑張っていこうと思います。今は現場で直接児童と関わっており、社会福祉士の資格を生かす機会がなかなかありませんが、今しっかりと現場で学び、知識を得、それを早く生かせるよう頑張っていきます。子どもに自分の思いや指導が通じるように一生懸命尽力していきます。  最後に、私のことを本気で叱ってくれたり、悩みを聞いてくれたり、笑い合える先輩や同僚がいる職場に就職できて幸せ者だと思います。これからもしっかりいろんなことを学んで吸収していきます。


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北支部の小窓

第2回北支部研修に参加して

特別養護老人ホームルンビニ園  加藤 明浩

 まだ、梅雨の明けきれていない7月15日の午後6時30分より「後見人になるための知識とやりがい」のテーマで、講師に特別養護老人ホーム江水園で相談員をされておられる金山敏治氏をお迎えしての北部支部研修会に参加した。
 金山氏は「ぱあとなあひろしま」で活躍しておられ、成年後見人として、現在4件を受け持たれておられる。事例紹介やご自身で作成された事業所に渡される資料を元に、現場での体験談もまじえながら、わかりやすく成年後見について講義された。
 講義の中で、特に印象的だったことは、成年後見人を誰にするか、また、その申立てを誰にするかというところで最初の難関があったということである。成年後見制度を利用するには、まず、後見開始の審判を家庭裁判所に申立てをしなければならないが、申立てのできるのは、本人・配偶者・4親等内の親族・市町村長等であり、後見人等は、家庭裁判所により候補者の中から選任される。紹介された事例では、初めに親族による後見予定で申立てがなされたが、本人の物盗られ妄想により、後見候補者と他親族のトラブルがあって申立て取り下げとなり、そのような事情で親族の申立ては困難との判断から、市長による申立てを考えたが、まだそのときには市の事業整備が進んでいないとのことでできなく、結局、親族の申立てによって始められたとのことである。本人の財産管理(お金がからんでくる)ので、一筋縄ではいかないことがあるのだと感じた。
 2000年に新しく改正された成年後見制度であるが、介護保険制度のように成年後見制度はまだまだ国民の間で浸透していない現状がある。介護保険だと地域の中のケアマネジャーが、すぐにケアサービスへと結び付けてくれるが、成年後見制度もそのようにニーズがある人はすぐ利用できる制度へと変わっていかなければならないと感じている。

北支部の会員紹介

社会福祉法人慈照会居宅介護支援事業所めぐみ  宍戸 珠紀
宍戸さんの画像

 現在、社会福祉法人慈照会居宅介護支援事業所めぐみで介護支援専門員として勤務しております宍戸珠紀と申します。今年で在宅介護に携わる仕事を始めて6年目となりました。介護保険の改正など次々と新しい出来事があり、毎日あわただしく過ごしています。気がつけば一日が終わっている・・そんな生活を毎日送っています。
 そのような中で私が元気に仕事を頑張れる源は、なんといってもかわいい娘の存在があるからです。現在は幼稚園へ通い、毎日楽しくて楽しくしょうがないのか、夜になると幼稚園ごっこや大好きな歌を歌っては、親にはない才能を家庭で発揮してくれています。また日々成長する子供の姿をみては『明日も頑張ろう』と思っています。
 これからも笑顔で高齢者の方々と触れ合って行きたいと思います。


独立型社会福祉士紹介

坂本社会福祉士事務所  坂本 和夫

 福祉・医療あるいは社会保障はめまぐるしい勢いで改正・改革が進んでいます。私個人も3月31日に退職し、福山市にあります自宅の一室を個人事務所として4月に独立開業しました。「社会福祉士事務所って何をするところ」「生活は成り立っていけるのか」と思う人もいらっしゃるのではないでしょうか。全国には数多くの独立型社会福祉士がいて、私のように個人事務所という形態をとっている人もいますが、すべての事務所が相談援助で運営できている事務所は多くありません。その理由としては、仕事内容の反面メリットが薄いからです。しかし、いくつかの事務所では権利擁護を軸に実績を上げており、また広島では二人の女性の方が活躍されています。
 そのような中、独立に至った経緯や思いは、溯れば前職を退きそれと同じくらい相談員の仕事に魅力を感じ、社会福祉士の勉強をスタートしたのが始まりです。その後介護職やヘルパーを経て法人の配慮もあって施設の相談員や在宅介護支援センターに就くことができ様々なケースにもぶちあたってきました。とても充実していたように思います。しかし、高齢者あるいは障害者という枠の中ではなく、「児童、高齢、障害等、生活のしづらさを感じながら暮らしている方々全てを対象としたい!」という思いが強くなり相談所を開きました。
 まだまだソーシャルワークの技術や運営面等課題は山積みですが、会の勉強会等に参加させていただき意識を高めて克服していこうと思っています。これからも福祉相談、成年後見を軸に行っていきたいと思っておりますので皆様よろしくお願いします。


公益事業報告

(ホームレス支援委員会)「季節を越えて」

ホームレス支援委員会  委員長 齋藤 秀生

 路上での生活をやむなく続ける方たちに、地域社会との「絆」を紡ぐ切っ掛けを見い出していただけないかと、「夜回り(夜間の巡回活動)」や「くつろぎ入浴(入浴兼健康チェック、生活相談事業)」を続けています。「経済格差」の「拡大」や「固定化」が社会全体の新たな「貧困問題」として取りざたされる中、彼らの存在も、忘れ去られたり冷酷な心情を背景としてその「定常化」を是認する社会の眼差しに晒されている気がするのは、私達だけでしょうか。
 今年も11月を皮切りに、県民・市民の方々とともに、未だに「越冬」と呼ばれる季節を見据え、季節を越えた支援の手立てを体現するための事業展開を予定しています。 あなたの心の糸を一本、分けていただけませんか。


(ぱあとなあ広島)

・定例無料相談会について
・勉強会の報告・予告(広島・尾道)について
・最近の受任状況について
※詳細は「ぱあとなあだより」を御覧下さい。

(ケアマネジメント委員会)「障害程度区分認定の実力アップ研修」に参加して

中南部地区 沖田緑

 K市の認定審査会に社会福祉士会より依頼を受けて加わり、およそ30件の審査に今まで携わってきました。介護認定の調査員として少しばかり認定について経験はありましたが、そのことが返って自分の中に混乱を招いているように思い、客観的な視点を少しでも取り入れようと研修に参加しました。 研修は2部に分かれて開始され、まず第1部河口ケアマネ委員長より、「審査会判定実務の課題について」のポイント定義がなされました。また第2部では4グループに別れて「課題整理シート」を基に討議を行い、グループごとに発表を行うという形態がとられました。参加者は、審査会委員、調査員、事務局の方と熱心な討議がされましたが、すでに審査会が始まっているところ、今からというところと市町で差がある様子でした。「審査は客観的でなければならずご本人のおかれている立場は審査の中では斟酌しない、」といったところで、これから区分認定の後に支給基準決定が控えており、皆さん申請者と本当に近い距離の方が多く、私の感想としては「さて、困ったな。客観的な審査とはなにかな、もっと審査委員の中でも本当は話を詰める必要があるのではなかろうか」となりました。


事務局から

事務局 徳丸聡美

 少し前まで明るかった空がいつの間にか暗くなっている・・・「秋の日は釣瓶落とし」だなぁ、と感じる日々になりました。日が長かった時期の感覚でいると、そんなに遅い時間でもないのに、帰り道につい「遅くなっちゃった」と感じてしまいます。ちょっと長くなった(ように感じられる)夜の時間、じょうずに使いたいなぁと思います。
 また、朝晩の冷え込みで体調を崩しがちな時期でもあるので、どうぞお気をつけくださいね。


新役員改選の年度を迎えます
  選挙管理委員を募集します。

 社団法人広島県社会福祉士会は、2007年3月末で現在の役員が任期を終えることから、新役員の選出をすることになりました。そのための準備として、理事会で「役員選出細則を定めるとともに、選出の公正を保つために、選挙管理委員会を設置することになります。役員選出のおおまかなスケジュール予定と概要は次のとおりです。

概要

◎選出する役員候補者の区分及び人数

 会員理事 19人(支部選出理事  16名、全県選出理事  3名)
  ※支部選出理事の支部ごとの定数は、2006年10月1日現在の会員数に基づき比例配分(役員選出規則第3条第2項)

◎選出する役員の任期

 2007年4月1日から2009年3月31日

◎候補者の要件

 ①立候補者は正会員であること
 ②立候補者は正会員2名による推薦があること

◎その他

 ①連続3期(6年)を越えての同一役職選出の禁止【定款第15条第1項
 ②支部選出理事及び全県選出理事への重複立候補の禁止【規則第6条第1項(5)
 ③推薦者が推薦できる立候補者は1人に限られる【規則第6条第2項
 ④推薦者は立候補できない【規則第6条第2項(3)
 ⑤選挙管理委員は立候補できない。また立候補者を推薦できない【規則第8条第3項

◎スケジュール

期日内容
10/15~11/15 選挙管理委員の募集
11月中旬 選挙管理委員会の発足
11月下旬 役員選出公示
12月下旬~ 立候補者受付締切
1月上旬 
1月中 新役員候補者の内定
   ・支部選出役員候補者名簿を作成し、支部役員会へ送付
   ⇒⇒支部役員会で選出
   ・全県選出役員候補者名簿を作成し、会員へ送付
   ⇒⇒定数を超えた場合は会員の投票で選出
3月下旬 2006年度第2回通常総会にて、新役員選出(承認)
3月31日 旧役員退任
4月1日 新役員就任

 選挙管理委員の募集については、同封の【社団法人広島県社会福祉士会選挙管理委員会委員募集要項】をご覧ください。
 また、役員選挙に関する詳細については同封の【社団法人広島県社会福祉士会役員選出規則】及び「社団法人広島県社会福祉士会役員選出細則」をご参照ください。

HP上の「諸規定」に関するページのURL  http://park5.wakwak.com/~hacsw/index02.html#t04

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社団法人広島県社会福祉士会事務局 郵便ポストマーク mailto:hacsw@ce.wakwak.com 最終更新: 2007-2-26