第14回日本社会福祉士会全国大会・社会福祉学会に行ってきました!!
日下翌
今回の全国大会において、二日目のF分科会への参加も含めて、二日間を通して貫かれていると感じたことは、以下の二点です。
(1)ソーシャルワーク実践において、最終的に問われるのは、利用者に出会い、関わりを持つ専門職者及びその人間性であること(2)スーパービジョンの必要性です。
このうち、(2)に関して、現場の職員が利用者を支えていくには、現場の職員同士によって支えられたことそのものや、いかに支えられたかという体験の必要性と同時に、それが、その人の専門職としての人生に、良くも悪くも影響すると感じました。
これについて、さらに遡って、私の勤務先でかかわっている学生の立場に置き換えるとなおさらのこと、どのような実習体験をしてきたのか、また、演習等における授業の場面、それ以外の様々な場面も含めて、同様だと考えます。
それだけに、学生達が、実習で、さらには卒業後の現場でかかわると想定される場面、それに伴ったプログラムを組み立てる段階から既に、硝子張りのように、学生に対人援助のモデルを伝えることは始まっており、更に、その展開過程における一挙手一投足が、分科会の発表にもあったように、スキルの伝達であるとも考えるのです。
更に、この中に、知識の部分はもちろん、相手の言葉の裏にある思い、背景を感じとる力など、人間性を研いていく部分、両方を組み入れ、相容れるものにしていかなければならないと、改めて感じました。
社会福祉の質を高めるために求められることとは、基本的なこと、しかし、奥が深い永遠のテーマであること、同時に、対人援助のモデルであることを意識し続けることの大切さを再認識する機会ともなりました。
これまで、何度か参加してきた全国統一研修とともに、今回念願の初参加となった全国大会の2つは、今後、社会福祉士の私にとってのライフワークにしていきたいと、決意を新たにしたところです。
鼎談から学んだこと
事務長 高原淳尚
「新たな課題への挑戦~社会福祉の質を高めるための視点に~」と題して、辰村泰治氏(社団法人やどかりの里理事 やどかり研究所副代表)、本間郁子氏(特養ホームを良くする市民の会理事長 Uビジョン研究所)、山口和彦氏(埼玉県東松山市健康福祉部課長補佐)を鼎談者に迎え、コーディネーターを黒澤貞夫氏(浦和大学学長・会員)が務めて鼎談が行われました。各鼎談者よりその活動内容を紹介され、各場面における社会福祉士としての役割を考えさせられた内容でした。
この中で辰村氏自身の体験談は重く残こりました。22歳の時、統合失調症を発病し、入退院と仕事を繰り返しながら、最後は22年間の精神病院での生活だったとのこと。入院6年目に「退院したい」と申し出られたそうですが、医師と病院のスタッフから「身元引受人がいないし、仕事もないだろうから、病院の中で掃除や手伝いをしながら生活した方がよい」というアドバイスで一生を過ごす覚悟で入院を続けることになったそうです。その後、病院経営が変わりスタッフが変わって歩いて20分の場所の「やどかりの里」を紹介され、グループホ-ムに入居し現在自立した生活を送っておられます。
しかし、重大なことはその施設はすでに30年以上前から存在していたことでした。利用者にとって支えるべきスタッフとして、具体的に誰に出逢い、どのような支援を受けるかによって、その人の人生が大きく変わるという事実がそこにあると思います。
私たちは人の生活を支えてゆく使命を背負った専門職です。重大な責任ある仕事であることを自覚して活動しなければならないとあらためてこの研修を通じて感じました。
社団法人 広島県社会福祉士会総会・公開講座実況中継
地域福祉課 鳥海洋治
「こんにちは。今日は5月27日(土),広島県社会福祉士会の総会に来ているのですが,確か3月にも総会,ありましたよね…」「あっ,良いところに気が付きましたね!社団法人になったら年に2回,3月の総会では事業計画と予算が審議されたはず…」「…ということは今回の総会のポイントはどんなところですか?」「今回の総会では2005年度,つまり社団法人化されて1年間事業を行った報告と決算が審議の中心になりますよね。それと会員が増えていくと従来から課題であった"顔がみえない社会福祉士"という側面がさらに深刻となると思うのですね。県内を4つに分けてブロック単位(支部単位)での活動を強化していくために,その中心的な役割を担う"支部長"の選任について審議されると思いますよ」「いや~,なんか議題を聞くだけでも緊迫してきましたね…。おっ,いよいよ開会ですね」「会長の用語はよ~くメモメモしておいた方が良いですよ。あの用語を並べると意外と説得力ありますからね…。私なんか同僚と話す時に岡崎会長が使っていた"資料"のことを"ペーパー"とマネをしただけでも尊敬のまなざしでみられましたからね…」「議長の選任ですね…,えっ,"一番前に座っている坂本さんを議長に!"なんて声があがりましたね…。広島県社会福祉士会って意外におちゃめな議長の決め方をするのですね」「でも選出された坂本さん(東支部),歯切れ良く場を仕切り始めましたね。信永理事が事業報告と決算報告を説明しだしましたね。それにしても色々なことやっているんですね~」「大きく"会員のための事業"と"県民への公益事業"に分けられると思うのですね。会員のための事業として代表的なのが,研修と情報提供(広報紙,HPなど),そして会員相互の交流。"公益事業"としては"権利擁護センターぱあとなあひろしま"の運営,ホームレスの自立支援などがあげられますよね」「やはり社団法人となったからには"公益事業"にもウエイトがおかれているのですね。おっ,次第をみると公益事業の報告もありますね…」「そうですね…,おっ,2つの議案が承認されましたね。おお~,三役はほっとした顔をしていますね…」「先程,紹介した公益事業の報告がされていますよ。地道な活動ですが,少しづつ実効があがってきているの…,おや~,会場の後で手で罰点をしている女性がいますよ」「ああ,あれは事務局の徳丸さんですね…。時間オーバーでダメだしをしているのですよ。まあ,時間オーバーはこの会では日常茶飯。しゃべり出したら止まらない人たちが多いですからね~」「じゃあ,こちらもそろそろ公開講座へ…。そういえば今回の総会はいつになく参加者が多いですね」「社団法人化されて会員の参加意欲が高まったということと,やはり公開講座のテーマと講師も多く集まった要因ですかね~」「今日の公開講座は,"障害者地域生活支援の新たな展開"というテーマで厚生労働省社会援護局障害福祉部障害保健福祉課 障害福祉専門官・企画課障害福祉監査官 高原伸幸さんがお話しをされますよね。確か高原さんって…」「そうですよ。以前東広島市の(社福)つつじ さぽーとせんたー「かもみーる」にお勤めだった高原さんですよ」「そうですか~。じゃあ凱旋講演ですね」「本人も感慨深げですね」「でも,あの話しの切り口は,高原さんのままですね…」「おっと,こちらもかなり字数をオーバーしていますよ!」「ほら,広報委員長の豊田さんが後で罰点していますよ。そろそろ終わりダーって」

広島県高次脳機能センターが開所しました!
広島県高次脳機能センター
支援コーディネーター 隅原聖子
百川 晃
平成18年5月1日,広島県立身体障害者リハビリテーションセンター内に広島県高次脳機能センターが開所,私達は支援コーディネーターとして,医師・臨床心理士・作業療法士とともに配属となりました。
高次脳機能センターは,高次脳機能障害に関する専門的支援機関として,専門診療科による診断・高次脳機能評価,支援コーディネーターによる相談支援,通院・入院・更生施設利用によるリハビリテーション,就学・就労等社会復帰支援,高次脳機能障害に対する啓発・研修・研究活動を行っています。その中で支援コーディネーターは他のスタッフと協力しつつ,高次脳機能障害に関する相談支援,医療・福祉制度に関する情報提供や利用援助,家族支援,関係機関との支援ネットワーク形成,高次脳機能障害の理解促進のための普及啓発活動等を行っています。
日々,面接や電話連絡,訪問活動に追われているという状況ですが,ご本人・ご家族との信頼関係,権利擁護,環境調整,地域生活支援,支援ネットワーク形成等,社会福祉士が求められている専門性や力量を問われていると感じる毎日です。
高次脳機能障害支援については,今年度都道府県が行う地域生活支援事業において「高次脳機能障害支援普及事業」として位置づけられています。更なる支援体制の整備や普及啓発等により,高次脳機能障害のあるご本人・ご家族の地域での「くらし」を支える支援の輪をしっかりと作っていきたいと思っています。
正念場を迎えた社会福祉士会
-地域包括支援センターの現状と展望-
委員長 谷口光治
地域包括支援センターがスタートして約2ヶ月が経ちました。大宮での全国大会では6月3日、異例の「全国支部長・担当者会議」を設定して、地域包括支援センターの現状と課題を全支部からのアンケート結果と6支部からの現状報告を交えて論議しました。アンケートに関しては、この時点では十分整理されてはいませんが、以下のような共通した状況があります。
(1)介護予防支援(契約・担当者会議・ケアプラン)に追われ総合相談や権利擁護まで手が回らない。(2)行政との役割分担が不明瞭で、丸投げの感がある。(3)委託件数制限や低額な報酬で現場は混乱している。(4)経験の浅い社会福祉士が配置されている傾向があり、障害者分野やフィールドは初めてという社会福祉士も多い。(5)新たな地区割りや合併等により在介センターの実績が引き継がれていないところがあるなど等。今年度の社会福祉士実務研修に関しては、全支部が実施予定であり半数の支部で開催日が決まっています。まだスタートしたばかりということもあり、現場は予防給付に忙殺され、大変な現況が浮き彫りになっています。
しかし、当日も確認しましたが、地域包括支援センターには、これまでケアマネ業務にも携わってきた経験豊かな会員ばかりではなく、フィールドが未経験の会員や、会員でない社会福祉士も多く配置されているのは事実ですが地域住民にとってはそうした事柄よりも新たに配属された社会福祉士の「仕事振り」に目が向くことになります。また、2004年に日本医師会が出した「地域医師会の取り組み指針」に基づく「地域連携クリティカルパス」は今後さらに展開することと思われ、こうした環境条件の中で働く私たちは、更なる質の向上と、得意とするネットワークの構築、そしてバックアップ体制をエリアの中で創っていくことが課題になります。傾向として非会員が本会の支部研修に参加しているようですが、重要なことは私たちが働いている職域や立場を超えてSWerとしての軸足を社会福祉士会にしっかりおいた実践を展開することにあると思います。最後に、支部長会議でのコメントを私なりにお伝えして報告にします。「今我々にはかなりの追い風になっていますが、あおられてコケないように心しましょう」。
介護保険制度改正からの課題
天田 猛
5年に一度の制度の見直しが行われ、施設・在宅事業の管理者として介護保険制度改正に臨んでおります。これまでの5年間、被保険者・要介護認定者が年々増加し、なかでも要支援・要介護1の軽度者が全体の半数を占めるという状況下、その軽度者へのサービス提供による状態の維持・改善の効果がどうか。また適切なケアマネジメントの実施等が主な見直しである。今回の改革は軽度者への介護予防を重視した大きな転換となり、新予防給付と改め、介護予防支援業務が民から官へ、市町村が実施する地域支援事業が創設され、包括的支援事業の中核的機関として地域包括支援センターが日常生活圏域に設置され、四つの基本機能業務を担う。その一つの介護予防マネジメント事業が新予防給付を包括的に管理していく重要な役割とされる。設置から事業開始まで準備期間が短く、業務実施上困る事も多く、介護予防支援の一部業務を居宅介護支援事業所のケアマネジャーに委託する複雑なシステムでご利用者・事業者が混乱する事態にもなっている。また、ケアマネジャー標準担当件数を引き下げ、介護予防支援業務の受託にも限度を設け、介護予防支援の給付管理業務の簡素化として報酬水準を設定しているが居宅介護支援業務と費やす手間は変わらず受託拒否等から「ケアマネ難民」と言われる事態にもなっている。重度化しない為の介護予防重視、介護保険の基本理念である「自立支援」をより徹底する視点は理解するが、これまでのサービス提供実態と新予防給付はサービス内容、報酬の定額化などに相違があることから利用対象者が制度を理解し納得の上で、そのご利用者の状態の特性を踏まえたサービス提供をし、その実践の中、質の高いサービスと介護予防を目指すところに担当者の苦労がある。4月以降、要介護1から要支援1・2に認定が変わる方が徐々に増加しており、選択サービス・利用回数など十分理解のもと利用されているか、維持・改善の効果も含め、もう少し時間が必要と思われる。同じくサービス提供者も介護給付対象者と新予防給付対象者を区別しながら試行錯誤の状態である。今後、社会保障制度の一体的な見直しが行われ、被保険者・受給者範囲の拡大、負担の在り方、医療制度など次々と改革が審議されるところで落ち着く暇はないようだ。
「実例で理解する わかりやすい!
社会福祉士の改定倫理綱領と
身につく!行動規範」研修に参加して
管理者 牧(まき) 洋至(ひろし)
今回の研修テーマは、"倫理綱領、行動規範"と少し硬い内容に思えたが、研修終了後の交流会が楽しみで参加させていただく事となった。
研修の一番初めは、参加者の自己紹介を兼ねたゲーム?を行った。まず、5分間与えられ、自分にとって社会福祉士を「物」に例えると何か、また「色」に例えると何かを理由付きで考え、自己紹介をしながら参加者同士で語り合った。このゲームによりかなり緊張がほぐれ、本題に入ることが出来た。
倫理綱領の改定のポイント(経緯、意義)等を資料、ビデオにより説明していただき、グループワーク(「利用者に対する倫理責任」の12項目のうち、特に必要と思うもの、その理由と事例検討)を行った。グループ内では、倫理基準の12項目のうち自分が選んだものを理由付きで話し合った。私達のグループ内では「利用者の利益の最優先」2名、「利用者との関係」1名、「権利侵害の防止」1名が挙がった。その中でグループの意見として1つを絞った。皆、何故それを選んだかを熱く?語り合った結果、行動規範の内容+権利侵害の防止等を包括するとの条件で、「利用者の利益の最優先」をグループの意見とした。
次は、事例検討として、ある利益優先の病院、すぐにでも退院したい(させたい)患者(家族)、看護師の3者でロールプレイを行った。
研修は、無事に?終了し、当初の目的の交流会への参加を行った。交流会では、参加者の親睦を深める事が出来、またこのような研修会(研修会終了後の交流会を楽しみに)に参加させていただきたいと感じた。
東支部会員紹介リレー
地域福祉センター仁伍(にご)開設準備室
代表 中島(なかしま) 康(やす)晴(はる)
社会福祉士(ソーシャルワーカー)は、ソーシャルアクション・ソーシャルチェンジを行なってなんぼのもん、と考えながら業務に携わってきました。郵政民営化・市町村合併等の政策の流れは明らかに、地方切捨て、延いては弱者切捨てを意図するものです。この状況下において、社会福祉士としていかに社会に対峙するべきか?
この問いに私は2つの視点を持って、これに当たろうと考えています。1つは、福祉サービス利用者の権利擁護・代弁者として、適切なセーフティーネットの重要性を政府・自治体に訴え続けていく事。もう1つは、政府が福祉サービス利用者を切り捨てようとも、地域のネットワークを駆使して、それぞれの地域で利用者を支えていく仕組みを構築する事。両者は両輪の関係にあり、同時進行のアプローチが必要であると考えていますが、具体的かつ現実的な観点からは、後者の方が、誰にでも取り組み易くまた効果も現れ易い点からもお勧めが出来ます。と言う事で、後者の視点により私も地域福祉センターの開設を決意しました。
政府はこれ以上の公助は行なわないと、明言しているようなものですから、それを補う互助・共助の基となる地域力を高めていくことが必至となります。これからの社会福祉施設は、利用者・家族だけではなく、地域住民を対象にした地域再生を念頭にコミュニティワーク・ケアを行なう事が希求される事となるでしょう。
上記の視点から、地域福祉センター仁伍という施設の開設準備に現在取り組んでおります。具体的機能としては、小規模多機能型居宅介護事業・居宅介護支援事業、そして社会福祉士事務所の看板を掲げ、町内会もしくは小学校区を対象に小地域のコミュニティワークを行なっていく所存です。
私の知る社会福祉士さんの多くも、地域福祉の重要性を自覚し、各地域でご活躍されている様です。そういった志を同じにする方々と強い結びつきを持って、地域社会に貢献していきたいと思います。同じような視点を持っていらっしゃる方、どこかでお会いした際は、是非お声をかけてください。皆様今後ともよろしくお願い致します。

○ぱあとなあ 7/11(火)、8/22(火)、9/12(火)
19:00~ 尾道市総合福祉センター
○社会福祉援助の共通基盤研修 8/12(土)
14:00~ 福山すこやかセンター
北支部の会員紹介①
加藤明浩
この度、北支部の広報を担当させていただくことになりました、加藤明浩と申します。私は、三次市山家町にあります、特別養護老人ホームルンビニ園で生活相談員をしております。今年で勤めて10年目になります。
縁があってこの職場にお世話になっておりますが、福祉に興味があって就職したわけではないので、最初、右も左もわからず、勤めていました。社会福祉士という資格をとったら、一流になれるのではないかと思い、4年前、資格を取得しました。しかし、いざ、とっても一流になっていません。常日頃からの勉強が大切だと思っています。
10年前は何に、興味を持っていたかと申しますと、大学時代、音楽をやっておりまして、その頃は将来プロになると妄想をいだいていました。しかし、センスがなく、無謀に近い夢でありました。担当はドラムですが、音楽ならなんでもよく、今も、職場の大正琴クラブや、地元の消防音楽隊に入らせてもらい、熱心に(とはいっていもいいかげんなので、さぼること多々あり)やっております。
これからの社会福祉法人は生き残りの時代といわれます。以前研修で「勝ち組」にならなければならない、と教わりましたが、最近のニュースを見ると、ライブドアなどの勝ち組が、負け組になっているのをみると、堀江元社長ではないですが、諸行無常を感じます。福祉は何が大切なのか、真の心をもってがんばっていきたいと思っています。まとまりのない文章になりましたが、これからもよろしくお願いいたします。
北支部の会員紹介②
山田秀俊
現在、社団法人三次地区医師会居宅介護支援事業所で、介護支援専門員として勤務しております山田秀俊と申します。
本年4月までは、老健で支援相談員を7年間しておりましたが、今回異動となり、毎日あわただしく過ごしております。また、今回の介護保険制度改正もあり、制度を理解することから始めなければいけないことも多く、書類とにらめっこすることもしばしばです。
そんな中、一番の楽しみは、一人娘から保育園での様子を聞きながら、一緒に話をすることです。毎日「何して遊んだ。」などと楽しそうに話をしてくれます。そんな娘の姿をみると、「明日も頑張らねば・・・」と活力が沸いてきます。この活力を基に利用者と向き合い、微力ながら一人ひとりの利用者の生活が少しでも良いものになるよう、これからも頑張っていこうと思っております。
広島県社会福祉士会の広報委員も微力ながら、お手伝いさせて頂ければと思っております。
今後とも、よろしくお願い申し上げます
西支部 地域自主勉強会を終えて
河久保陽子
去る4月26日小雨の降る中、大野福祉保健センターで河口幸貴氏による「障害程度区分認定調査のポイント」というテーマの勉強会が行われました。氏の心遣いにより桐葉(廿日市土産?)を集まった7人で頬張りながら勉強会は始まりました。
私が勤める知的障害者更生施設でも入所者の方の認定調査のシミュレーションを行ったばかりで、その結果、数名の方が施設を利用できなくなるという判定になりました。「それではどうなるの?」という疑問だらけのところに今回の勉強会があり「限度枠にサービスをあてはめるのではなく、この人にはこれだけのサービスが必要なんだ!」という声を挙げていくことが大事であるという話を聞き、現実問題に前向きに対処していかなければならない思いに駆られました。今回の様な少人数での勉強会は、和みやすい雰囲気で行われており、今後も是非参加させて頂き、日頃の勉強不足を補っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
西支部の会員紹介
管理者 白尾眞由美
あっとほーむヘルパーステーション&居宅介護支援事業所代表取締役の白尾と申します。肩書きは代表取締役ですが、中身は事務員兼、ヘルパー兼、運転手兼、ケアマネジャーの何でも屋です。小さい事業所の大変さをつくづく感じている次第です。まったく福祉に縁のなかった私が、人生半ばで、何故か社会福祉士になりたくなって、通信教育で福祉の大学を卒業し、平成17年社会福祉士に、18年3月介護支援専門員になりました。遅咲きの姥桜です。大学に入学した頃は法人を設立し、事業所を開設しようなどとは夢にも思っていませんでした。でも大学を卒業する時には、誰かに、背中を押されるように「事業所を開設しなければ」という気持ちになっていて1年後開設しました。もう3年、いえ、やっと3年目になりました。最初の頃、友人達は未経験の世界に飛び込んで行く私を、大変不安そうに見ていたそうです。
昨年、社会福祉士会に入会し、「ぱあとなあ」や、「独立型社会福祉士」の勉強会に、たま~に出ますが西支部会もに出席させてもらったりして、いろいろ異なる業種の社会福祉士の方にお逢い出来、大変楽しんでいます。この4月の介護保険法の改正で、訪問介護事業所の説明会に出席しても、説明の解釈に難しいものがあります。また問題点も多々起きてきて、最近はカリカリきています。地域包括支援センターに相談してもどうにもなりません。また、今年からは「介護サービス情報の公表」が始まり、そのマニュアルを見ると仕事量はますます増えてくるばかりです。だんだん愚痴っぽくなってきました、ごめんなさい。
石の上にも3年と、自分に言い聞かせながら頑張っている此の頃です。これからも新しい出会いや多くの経験をさせていただき、数多くのことを吸収し、学ばせていただきたいと思っています。皆さん、写真の顔を見かけたらよろしくお願いします。
西支部活動の報告
西支部では、現在概ね第3(木)に、定例会議を開いています。場所:南区役所別館(南区地域福祉センター)4階小会議室 時間:19時~
内容:理事会や委員会のタイムリーな報告による会活動全体の情報共有、情報交換による自己啓発、ネットワークづくり、支部活動の企画・意見交換など
* 西支部に所属する会員であればどなたでも参加歓迎しています。
* よく、「社会福祉士会に入会するとどんなメリットがあるの?」と聞かれます。委員会活動、支部活動などに参加して、情報を吸収したり、幅広い分野で社会福祉士として活動している人たちと直接会話を交わすことで視野が広がり、自己研鑽が積まれます。いざというときには頼りになる仲間がいるという安心感が得られます。是非ぜひ、西支部"しゃべり場"へおいでください!
* なお、連絡可能なEメールアドレスを登録いただければ、参加できなかった時の内容を知ったり、日程変更等の連絡を事前に受けることができます。 アドレス登録の連絡は、hacsw@ce.wakwak.comにどうぞ!
西支部の役員体制決まる!!
支部長:河口幸貴
副支部長:谷川ひとみ(支部長代理)・竹本了(事務局担当)・三原千春(研修担当)・鈴川千賀子(研修担当)
事務局長・会計:河内広行
幹事:天田猛 齋藤秀生 渡部貴則 神八みどり 小田明則 垣本宏幸 松重輝顕 安井恵子 香川友樹 三上香 中家信生 藤浴教雄
監事:田中洋子 河野喬
委員会担当:平理恵(子ども家庭支援)米澤恭子(ホームレス)
* 任期は、現行の理事任期にあわせ、
2007年3月31日までです。
西支部主催研修、大筋決まる!
①9月頃・・発達障害について
②11月頃・・地域包括支援センターについて
障害者自立支援法におもう
中谷 静江
3年前、措置から契約へ、選べるサービスをという謳い文句で始まった支援費制度は財政難からあっけなく破綻しました。そして、出てきた制度が障害者自立支援法です。この制度は身体、知的、精神の3障害が一元的にサービスを利用できるなど5つの柱があります。この中の2つの点について考えさせられることがあります。
その1つは、障害者にも相応の負担をしてもらおうと、応能負担から定率負担に変わりました。減免措置もありますが、原則1割負担です。障害者の多くは障害者年金のみの収入です。障害者年金のみの収入では利用料を払うだけでかなりの額が消えていきます。預貯金が一定額以上あれば減免措置も受けることができなくなります。将来の為に彼らのお金を残そうと自分の生活を抑えてまで預金してきた保護者の方のことを考えると複雑な思いがあります。
2つめは、支給決定の仕組みを透明化、明確化するために障害程度区分の判定が行なわれました。この区分判定のロジックが一次判定では、知的障害者には軽く出てしまうことがわかってきました。実際の介護の必要性、生活のしづらさがこの判定方法では表れてこないのです。これでは、受けたいサービスが受けられない人が出てくるのではないでしょうか。現在、施設に入所している方の中には、施設入所支援の対象から外れる方も出てきます。自分たちの将来はどうなるのか、利用者のみならず、家族からも不安の声があがっています。また、家での生活が困難になったら施設での生活を望んでいる方も本当に入れる区分判定がでるのか心配されています。知的障害者の方が安心して生活できるような判定の結果が出るようなシステムの見直しを望みます。
中南支部会員紹介コーナー
私の母親が介護保険のお世話になったことが私と福祉の出会いでした。これを機に福祉に興味をもち、福祉ド素人の私が社会福祉士資格取得へとのめり込んで行きました。かくして福祉界・福祉現場を知らない社会福祉士が今春誕生しました。
いざ、それを手にしてみると、私のような福祉門外漢に社会福祉士資格を与えてもよいのかとの思いです(資格制度への不信あり)。また、福祉界の要職に就いておられる先輩社会福祉士の方々と私ごとき素人が同列に社会福祉士を名乗ることは資格の権威を失墜させるとの思いもあります(名称独占資格に疑義あり)。そのため、今、「私は社会福祉士です」とは人様に到底口にできないでいます。
私は「人の評価」の仕方に2つの視点があると考えています。1つは"Doing"(経歴、履歴、成績、地位、収入etc.)。2つ目は"Being"(上手くいえませんが、その人の「存在」、「生きていること」、「ありのままの姿」等々、その個々人が持っている「尊いもの」といったもの)。これまで私は、"Doing"の方にウェイトを置き過ぎて生きてきました。これからは、"Being"の方へ軸足を移し、歩んでいこうと思っています。福祉は"Being"を磨くことだと考えたからです。
そこで、福祉畑無知の私は、今「成年後見」に社会福祉士としての専門性を見出すべく、取り組んでいます。ぱあとなあの勉強会は、実践事例をもとに先輩社会福祉士、弁護士、司法書士、税理士、家裁調査官等々、専門家の意見にも直接触れることができ、素人社会福祉士の私にとっては書物だけではなかなか知り得ない事を知る非常によい勉強の機会となっています。次は「独立型社会福祉士」の勉強会の末席にも座らせていただければ、と考えているところです。
今後私は、少し毛色の違った社会福祉士として街の福祉屋を目指します。「私は社会福祉士です」と人様に胸を張っていえるよう自分なりの研鑽も積むつもりではいます。先輩方のご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い致します。
障害者自立支援法施行と今後の課題
川崎和恵
障害者自立支援法は、当事者団体の強い反対を押し切り、昨年10月31日の特別国会で成立し、十分な準備もなされないまま、今年4月施行となった。それから、2ヶ月あまりが過ぎた今、この法律の様々な課題と矛盾が明らかになってきている。
まず、利用者に対しては定率負担が実施され、サービス利用の制約が増えてきた事があげられる。福祉的就労場所では、「あなたが働くためには、お金がかかります。」と言う理由で就労することに費用がかかる。それでは、施設や作業所を利用し難くなる。今までは、わずかな工賃ではあっても授産施設に通所することにより、収入を得ることが出来た。けれど、定率負担の導入により工賃を超える額の利用料を支払わなければならない方も出てきている。食費等の自己負担は別としても、働くために収入以上のお金がかかるのでは、働く意欲も失われてしまうであろう。
次に10月以降の課題であるが、新しいサービス体系の中では、障害者の自己選択、自己決定が保障されていないことがあげられる。具体的に言えば、障害程度区分により、介護等給付事業を受けられる利用者の範囲は決められてしまっているということである。今まで、障害のある方は自らの希望によって、入所施設で生活介護を受ける事が出来た。しかし、新事業体系では、入所支援施設を利用できる区分、生活介護事業を受けられる区分が決まっている。利用者の方が、生活介護事業の支援を受けたいと希望されても、区分に該当しなければ、利用できない。入所支援施設の利用も同様である。
又、入所施設で生活介護の支援を受けながら働いていた利用者の方が、これまでのように働くこと(就労継続事業)を希望すれば、入所施設利用はできなくなる。地域にも適切な居住場所は整備されていない。身体に障害のある方は、いったい何を選んだらよいのであろう。
障害福祉サービスの一元化は、全ての障害者が同じサービスを受けられるという点で評価したい。しかし、三障害を同一のスケールで区分してしまう事に大変疑問を感じる。そこには、当然障害の持つ特性に基づいた正確な障害の把握が困難となるであろう。障害福祉サービスの基盤整備の中で厚労省は「平成23年までに入所施設の入所者の1割の地域移行をめざす。」と示されている。前述の件について、現在示されているスケールで計れば、入所支援施設利用の区分に該当しない人たちは1割を上回ると予想される。又、新事業体系の選択によっても入所施設利用出来ない方は増加する。そう考えると、1割を大きく上回る人が、地域移行することになるのではないか。しかし、地域の基盤整備は、まだなされていない。
働ける障害者がもっと働ける社会になるように、生活介護を必要とされている障害者に十分な介護体制を整えていく――この障害者自立支援法の理念は、長い間、当事者又当事者に関わる者たちが、願い求めてきた事に違いない。このすばらしい理念を、具現化していくためには、まず、障害特性に応じた障害認定のスケールが必要ではないか。又、もっと時間が必要ではないか。十分な準備の無いまま、急激な改革を行ったのでは、当事者は混乱し事業者は消滅という結果も予想される。もっと緩やかに、制度を作る側と、それを実施する者、又利用する者、それぞれがお互いに確かな未来を見据えつつ新しい体制に移行することは出来ないものだろうか。
事務局から
2006年ももう折り返し地点が過ぎました。もうすぐ夏本番です。体調には充分気をつけて夏を乗り切りましょう!さて、夏になると毎年好評の2つの受験対策講座が始まります。
まず、「社会福祉士受験対策講座」です。今年も7月15日(土)より5回シリーズで開催します。各科目の講師の手作りの詳しいレジュメが毎回好評の講座です。会員の皆さんの周りに国家試験を受験される方がいらっしゃったら、ぜひご紹介をお願いします!
そして、「ケアマネ受験対策講座」は今年は9月9日(土)10日(日)に開催します。既にたくさんのお申込みを頂いていますので、受講を検討されている方はお早めにお申し込みをお願いします。
あと、8月26日(土)27日(日)に「地域包括支援センター社会福祉士実務研修を行います。詳細は同封の案内を御覧下さい。
≪辞任≫ 小川真史氏
(5月13日理事会にて承認)
