PC内の片付けをしてたら一年ほど前に書いた危険物が発掘されました。





中華サンド妄想!(危険物です)

注意!
・どうやらWW2直後の話のようです。重いです。どシリアスです
・捏造を大量に含みます。いつにも増して本気にとらないでください…
・中国さんがにーにじゃなくてねーねだったら中華サンドはドロドロ三角関係メロドラマ!という着想です
・したがって中国さんがにょた
・日本君モッテモテ
・しかし日本君は出てきません
・尻切れトンボで終わってます(ごめんなさい)






























まずは語りでかけ湯して身体を慣らしましょうかねー(どっこいしょ)





もし中国さんがにーにでなくねーね(女性)だったら私、
中日台でごっついドロドロ愛憎三角関係メロドラマを捏造してたと思います(告白)
姉弟相姦(未遂)、母娘(姉妹?)で一人の男を取り合い、二人の女に取り合いされる男は目元涼やかな青年将校。
あと記憶喪失があったら完璧ですね…<メロドラマとして
時代がかったパラレルだと(汗)情夫を何人も家に出入りさせ自堕落な生活を送る姉の元から無理やり娘を奪っていった弟は
娘を掌中の玉のように大事に大事に慈しみます。娘は私は母の代わりだと思いながらも養父へのほのかな想いを募らせます。
しかし弟は落ちぶれて逮捕され、娘は母のもとに戻されますが、飛び出してたくましく生きていく…おおなんてメロドラマ!(震)
昼メロにつきものの四角関係に持っていくとすると、二人目の男は韓国さんではなく●介石先生です。
中国さんの使用人で中国さんに懸想するもかなわず、中国さんに似ている台湾さんをそそのかして連れ去っちゃうんですね!
韓国さんにはむしろ日本君の嫁であってほしいです。初恋のひとで無理やり(金に物を言わせて?)結婚するんだけど
結婚生活はうまく行かず、しかも小姑(台湾)と嫁(韓国)の仲は険悪で間に挟まれ苦労する日本君…
亜細亜ハーレム<しかし間違いなく一番の貧乏くじは日本(笑)





ここまで読んで、捏造どシリアス中華サンドおっけー大丈夫ある無問題ね!という方は下へどうぞ。






























 薄明るい部屋の中、天井から幾重にも垂れ下がった布で仕切られた寝台の上で、中国は紫煙を吐き出していた。ふーっ、ふよふよふよ…見事なわっかが空中にいくつも浮かんでは消える。日本との戦争は終わったというのに、この屋敷から出ることはかなわず、無聊を慰めるのにこれぐらいしかできることはなかった。今が正確に何刻かは分からないが、昼だとしたら昼間から寝台に寝そべっているなんてずいぶん自堕落なことだ。どうしようもなくだるいのだ。身体が痛い。ふーっ、煙と一緒にため息を吐き出した。
 身体中が痛い。連合国の連中には日本に手酷くやられたと言ってあるが、本当は日本につけられた傷ばかりではなかった。日本にやられたものもあるが、人民が中国の中で傷つけあってできたものも多い。今も続いている戦いの、国を二分して戦っている勢力の、どちらが中国とともに歩むことになるのか、そんなことは中国にはどうでもよかった。時が来れば、天が決めることだ。何千年もの間、数え切れないほど行われてきたことだ。時には共に戦い、時にはこうして思考停止の軟禁状態に置かれる。誰が上に立とうと中国の中身は変わらない。内戦が起こると弟たちに会えなくなるのが嫌なぐらいだ。
 弟。
 中国はパイプをくっと噛みしめた。初めて刃を向けられたとき、日本を憎んだ。だが二度目に刃を交えることになったとき、単純に憎むことはできなかった。兄弟を攻めるなど言語道断、だが大人しく植民地になれと言うこともできないではないか。不器用で諸外国の間をうまく立ち回ることなどできない弟は、悪い選択肢と、より悪い選択肢からしか選ぶことができなかった。頑固でしかしおっとりとした職人気質で、戦争や、商売や、政治なんかにはまるで向いていない、ぼんやりと遠くを見つめていた夢想家の瞳。それでよいと思っていた。我が守ってやるのだと思っていたのに。あの子が笑わなくなったのはいつからだろうと思い返せば、自分がアヘンにおぼれ、国力を落とした頃なのだった。我々に傷を負わせたことを許すことなどできない、だが何もしなければ、姉弟は揃って西欧の奴らの植民地にされていたことだろう。何もしなかった中国や韓国は罪を免れ、日本は行動を起こしたために憎まれ。そしてくびきにつながれることになった。
 「愚かな子だ…」
 中国は日本とは戦いたくなかったから逃げた。日本も戦いたがらなかった。そのくせ強烈に中国を欲しがった。日本は懐深くまで追ってきた。冗談ではない、誇りにかけて、弟だけはありえない。強い力で掴まれた手をさする。「どうして私ではダメなんですか…!」そう叫んだ弟に思わずほだされそうになってあわてて手を振り払った。燃えるような、昏い目をしていた。これだから男兄弟は嫌なのだ。妹だったら、いつまでも可愛がってやれるのに。
 布の向こう側から衣擦れの音がした。
 「お連れしました」
 女官の声がかかった。
 「お入り」
 中国の声に従い、天井から幾重にも垂れ下がった布がかき分けられて、一人の少女が入ってきた。
 「お前、台湾か…!?」
 おずおずと中国の前に進み出た妹に、かつての面影はまるでなかった。かつて中国は、のみやしらみにたかられ伝染病が蔓延する島を、手に入れたものの蛮地として放置していた。だから敗戦の代価として日本に連れ去られたときも、それほど惜しいとは思わなかった。記憶の中の台湾は獣のような目をした野蛮な娘だったが、目の前にいる娘は豊かな黒髪を綺麗にくしけずり、瞳には理知的な光が宿っている。きっと日本に大事に慈しまれ、育てられたのだろう。面倒見がよく優しい弟のことだ、小さな妹を自分のこと以上に愛したに違いない。ああ、だから憎みきることなんてできないのだ。
 台湾はうつむいて顔を見せない。中国は寝台の上に寝そべったまま、台湾を眺めた。弟たちに対するときのような、愛しいという気持ちは湧いてこない。離れて暮らしていたからだろうか、これから一緒に暮らせば、愛情が湧いてくるだろうか。
 ふと違和感を感じた。
 「お前、泣いているあるか」
 寝台から下りて、台湾の顎をつかんで無理やり顔を上げさせた。台湾は小さな唇を引き結び、目には涙の膜が張っているけれどこぼれてはいない。眉根をきつくよせ顎を噛みしめたすごい表情だ。
 似ている。ずくんと心臓が音を立てる。自己主張が少なく我慢強い弟が、必死に泣くのを堪えているときの表情とそっくりだ。子供はわんわん泣いて主張をすればよいのに、やせ我慢をして自分の感情を押し殺す。
 「何を泣く?」
 台湾は中国の手を払った。口を開いた拍子に、堪えていた涙がぽろぽろとこぼれて落ちた。
 「負けてしまった。私達、頑張ったのに」
 「何を馬鹿な。お前は中華の子だ。我達は戦争に勝った戦勝国ね」
 「違う、私は日本さんの家の子よ!」
 「日本はお前を手放したある」
 え…と台湾は目を見開いた。驚きのあまり涙は止まっていた。
 「そんな、嘘よ…」
 「嘘ナイ、日本は負けてアメリカの監視下に入ったから、もうお前の面倒を見ることはできないある」
 そんな、そんな…と台湾は呟いている。それを見て、なぜかすっと胸のすく思いがした。
 「…日本さんはどこにいるんです!?」
 台湾は自分の目で確かめなきゃ信じられないと中国に詰め寄った。立ち直りの早い娘だ。いっぱいお世話になったから、今度は私が日本さんをお世話するんです!と息巻いている。それが鬱陶しくて、膨れ上がった気持ちを潰すようなことを言った。
 「日本は瀕死の重傷を負っているから、お前ごときが行っても邪魔になるだけね。むしろ、味方を集めて何かするつもりか敵心ありと疑われて、日本のためにならないある」
 本当は中国もアメリカに邪魔されて会わせてもらえないのだ。一目会って罵ってやりたいのに…。
 台湾は、日本のためにならないと聞いてぐ、と黙った。まったく腹の立つことに、この小娘にとっては日本が全ての判断基準らしい。もともとは我から分かれたというのに。
 だって、周りに誰も味方がいないなんて…、台湾がぽつりと言った。唇を噛みしめて泣くのを堪える表情があんまり辛そうだったから、中国はそっと呟いた。
 「これでようやくあの愚か者も休めるある。辛い二択を強制されて、ボロボロになることもない」
 台湾がぱちくりと目を瞬いて見返してきた。何かを問うような目が鬱陶しくなって、布の向こうに押しやった。































言い訳はしません!でもごめんなさい(平伏)