現在分詞・ジェロンディフ

 

ジェロンディフへGO !

 

◆◆◆現在分詞◆◆◆

 

英語で言えば、〜ingの形のことですね。

 

フランス語では、〜antになります。

 

では先ず形から見ていきます

 

◇◇形◇◇

 

2、3の例外を除いて、直説法現在1人称複数の [ nous ons ]の語尾 onsの代わりに antとする. これで、現在分詞のできあ

がりー

 

chanter nous chant(シャン)-ons(トン) chant(シャン)-ant(タン) chantant

 

venir   nous ven()-ons(ノン)    ven()-ant(ナン)   venant

 

attendre nous attend(アタン)-ons(ドン) attend(アタン)-ant(ダン) attendant

 

lire     nous lis()-ons(ゾン)  lis()-ant(ザン)   lisant

 

<例外>

avoir ayant(エイアン)    être étant(エタン)    savoir sachant(サッシャン)

 

◇◇用法◇◇

 

@形容詞的。名詞を修飾する。「〜している・・・」

 

 Qui est ce garçon jouant au tennis?

 

 =Who is that boy playing tennis?

 

 テニスをしているあの少年は誰ですか?

 

 Vous connaissez la jeune fille lisant un livre?

 

 =Do you know the young girl reading a book?

 

 あなたは本を読んでいるあの女の子を知っていますか?

 

A分詞構文的。主語と同格。その行為を表す。

 

<付帯状況:〜して、〜しながら(同時性)/〜ので(理由)>

 

 Au Japon, beaucoup de gens attendent le train,

 

                                          lisant le journal.

 

 =In Japan, many people wait for the train,

 

                                          reading a newspaper.

 

 日本では、多くの人々が、新聞を読みながら、電車を待つ。

 

 Étant malade, elle restait au lit.

 

 =Being sick,  she remained  in bed.

 

 病気だったので、彼女はベッドにじっとしていた。

 

B分詞の部分が別の主語を取ることがある

 

 Nous allons quitter notre maison de campagne,

 

                                         l’hiver approchant.

 

 We are leaving our country house,

                                         winter coming.

 

冬が近づいてきているので、私たちは別荘を離れようとしている。

 

◆◆◆ジェロンディフ◆◆◆

 

 先ず英語で例を示すと、次のようになります

 

 By taking the subway, you will arrive on time.

 

 ジェロンディフが使われているのは、下線部で、もっと

 一般化して書くと、

 

 by  ing ... の部分です。

 

 この文をフランス語で言うと、

 

 En prenant le métro, vous arriverez à temps.

 

 となります。

 

 大体、感じはつかめたでしょうか?

 

 結局、

 

◇◇形◇◇

 

ジェロンディフ= en 現在分詞

 

 ということになります。

 

 これ以外に、いくつかの用法がありますから、それを見ていきます

 

◇◇用法◇◇

 

@同時性:「〜しながら/〜するとき」

 

Il travaille en écoutant la radio.

 

  彼はラジオを聞きながら、仕事をする。

 

A手段・条件:「〜することによって/〜すれば」

 

 En partant tout de suite, vous arriverez à temps.

 

  今すぐ出かけることによって(出かければ)、あなたは時間に間に合うでしょう

 

B対立・譲歩:「〜だけれども」

 

 (Tout) en sachant la vérité, Michel ne dit rien.

 

  本当のことを知っているけれども、ミッシェルは何も言わない

 

対立・譲歩というのは、普通の論理の流れとは反対の話題の展開のこと。

よってこの場合、ひとが「本当のことを知っていれば、何か言ってくれるの」を期待するのに反して、「ミッシェルが何も言わない」という話題の展開になっているので、「〜だけれども」という論理の対立(譲歩)が生じ、それをジェロンディフで表現している。

 

  この用法では、en antの前に、toutが付き意味が強調される

 

■注意■

 

 ジェロンディフの意味上の主語は、主文の主語と同じ!

 

 次の例文の意味を比較すること!

 

 Paul a rencontré Anne en sortant de la bibliothèque.

 

  ポールは図書館から出てくるとき、アンヌに会った

    (図書館から出てくるのは、ポール)

 

 Paul a rencontré Anne sortant de la bibliothèque.

 

  ポールは図書館から出てくるアンヌに会った