2007/12

ID-01(My Robot)製作記


最近、自作パソコンも少しマンネリ化気味で何か新しい事を探しているところへTVで「My Robot」のコマーシャルを見ました。
元々プラモデルは幼い頃から好きだし、ロボットにも興味もありました。

早速書店でディアゴスティーニ「週刊マイロボット」創刊号を購入しました。

内容は毎号付属するパーツを自分で組み上げ、パソコンを使ったプログラミングを施すことにより高い知能を持った
ロボット“ID-01”が完成するようです。

創刊号は特別定価590円、第2号以降は1390円。A4変型判、オールカラー。第75号までの刊行です。

「マイロボット」ID-01は内蔵マイクにより50以上の音声コマンドを認識/実行可能なほか、30万画素のCMOSカメラを搭載して
おり周囲の動きを察知して反応する半自律型ロボット。
RS232やUSB、Bluetoothによりパソコンとの相互通信が可能で、専用ソフトで動作をプログラムできる。
また、Bluetooth搭載の携帯電話からの操作も行える。
直立時のサイズは26(幅)×33(奥行き)×41(高さ)センチ。重さは約2キロ。単三電池8本を使用し
約4時間の連続稼動が可能。
    
ただ問題は、組み立て完成まで75週間かかる点です。
趣味のコーナーの帆船「サーモピレー」は中断期間半年を含めて、完成まで3年を費やした経緯がありますが
今回ははたして完成できるでしょうか?

「週刊マイロボット」は2005年10月ごろに宮城県で先行発売されているようですし
さらには、2005年10月ごろ静岡県限定で「週刊ROBOZAK」という組み立てロボットが発売されているそうです。
しかも、ROBOZAKというロボットは二足歩行をするんだとか。完成するとこのようになるそうです。

ROBOZAKは2007年1月9日に創刊号が発売になりました。


早速定期購読を申し込みました。
組み立て手順は、各号に付属しているパーツが少ないので、何号かまとめて作る事にします。



ID-01の製作過程

第1ステージ
  (1〜6号)

 頭部の組み立て

 ID-01の頭部には、多くの高性能な機械部品や電子部品が収納される。
 6号で早くも頭部を動かすことができるようになり、頭部に収納されたタッチセンサーとLEDによって、「なでられる」ことに
 反応し、自分の「感情」を表現することができるようになる。

 ●創刊号  『頭部を組み立てる』
 ●2号    『第1マイクとテスト用バッテリーケースを取り付ける』
 ●3号    『モーターとギヤを組み立てる』
 ●4号    『第2マイクと目のLEDを取り付ける』
 ●5号    『第3マイクを取り付ける』
 ●6号    『頭部を完成させる』

 組み立て手順は写真付きで詳しく説明されていますので、ドライバー1本で簡単に組み立てる事ができましたが
 ●3号『モーターとギヤを組み立てる』では、各パーツを正しい位置にセットするには何度が試す事になりました。
 ●6号『頭部を完成させる』では、ボードに各パーツのケーブルの配線を行いますが、コネクタの向きや接続位置をよく確認
  して作業を行いました。

 (定期購読で一ヶ月分まとめての支払い ¥5.560 は少し負担かも?)

第2ステージ  (7〜17号)

 サウンド追跡モジュールを完成させる

 サウンド追跡モジュールによって、ID-01 は音源の位置特定が可能になり、頭の上下だけでなく左右にも動かして
 音源の方向を向くことができるようになる。

 ●7号    『首のモーターボックスを組み立てる 1』
 ●8号    『首のモーターボックスを組み立てる 2』
 ●9号    『首のモーターボックスを組み立てる 3』
 ●10号   『首のオプチカルエンコーダーを取り付ける』
 ●11号   『バッテリーケースのパーツを確認する』
 ●12号   『バッテリーケース用ステーを取り付ける』
 ●13号   『バッテリーケース内部の組み立て』
 ●14号   『バッテリーボックスを取り付ける』
 ●15号   『ヘッドコントローラー・ボードを取り付ける』
 ●16号   『フロント・ボディケースに頭部とモーターボックスを取り付ける』
 ●17号   『第2ステージの組み立てを完了する』

 ●7号・8号・9号『首のモーターボックスを組み立てる 1・2・3』ではギヤー鳴りがあったので、グリスの塗り方等により
  対処しました。

 頭部フロントカバー(顔の部分)に塗装の不良が見受けられましたので、交換して頂きました。


               組み立てが終わり動作確認のテストを行いました、下の動画のように動きました。


第3ステージ  (18〜32号)

 ID-01との会話を実現する

 ●18号   『左腕モーターボックスを組み立てる 1』
 ●19号   『左腕モーターボックスを組み立てる 2』
 ●20号   『ID-01をより快適に機能させよう』
 ●21号   『右腕モーターボックスを組み立てる 1』
 ●22号   『右腕モーターボックスを組み立てる 2』
 ●23号   『ボディケースに液晶ディスプレーを取り付ける』
 ●24号   『ディスプレー操作ボタン・ボードを取り付ける』
 ●25号   『フロント・ボディケースにスピーカーを取り付ける』
 ●26号   『フロント・ボディケースにケーブルを通す』
 ●27号   『フロント・ボディケースにマイクとオプチカルエンコーダー・ボードを取り付ける』
 ●28号   『マザーボードを組み立てる』
 ●29号   『腰部ギヤボックスのパーツ 1』
 ●30号   『腰部ギヤボックスのパーツ 2』
 ●31号   『腰部モーターボックスを組み立てる 1』
 ●32号   『腰部モーターボックスを組み立てる 2』

 左腕・右腕モーターボックス及び、腰部モーターボックス共1.5Vで稼動するよう調整しました。

第4ステージ  (33〜53号)

 ●33号   『ブルートゥース・モジュールと駆動システムを開始する』
 ●34号   『両腕モーターボックスの組み立てをチェックする』
 ●35号   『腰部右ケースにLEDボードを取り付ける』
 ●36号   『右車輪のエンコーダー用ディスクを取り付ける』
 ●37号   『右車輪のモーターを取り付ける』
 ●38号   『音声ボードを接続する』
 ●39号   『プーリーカバーを取り付ける』
 ●40号   『後輪の組み立て準備をする』
 ●41号   『後輪を組み立てる』
 ●42号   『ブルートゥースボードを取り付ける』
 ●43号   『腰部のピストンシステムを確認する』
 ●44号   『後輪ステーのパーツ』
 ●45号   『左前輪の駆動システムのパーツ』
 ●46号   『左車輪を動かすパーツ』
 ●47号   『左前輪用シャフトカバーを組み立てる』
 ●48号   『左前輪の駆動システムを組み立てる』
 ●49号   『腰部ケースの組み立てを完成させる』
 ●50号   『通信インターフェースを確立するPC/ブレイン接続ボード』
 ●51号   『CMOSカメラとブレインボードをつなぐCMOSカメラ接続ボード』
 ●52号   『ID-01の頭脳、ブレインボードを搭載する』
 ●53号   『頭部にCMOSカメラを取り付ける』

 左前輪・右前輪モーターボックスを1.5Vで稼動するよう調整しました。

 CMOSカメラを取り付け完了、Bluetooth接続でライブ中継画像がPCに表示されます。
 被写体が動くと、ID-01の頭が、それにつれて上下左右追従するようになりました。
 CMOSカメラを取り付の時、タッチセンサーにアルミホイルを入れて感度を良くしました。
 ブレインボードを搭載したので、音声認識が良くなりました。

第5ステージ  (54〜75号)

 ●54号   『左車輪ホイール』
 ●55号   『左車輪タイヤ』
 ●56号   『左前輪をベース部に取り付ける』
 ●57号   『右前輪を組み立て、ベースを完成させる』
 ●58号   『リヤ・ボディケースの組み立て確認』
 ●59号   『電子ボードを収納するバックパックケース』
 ●60号   『ベースコントローラー・ボードを取り付ける』
 ●61号   『超音波センサー・ボードの取り付けを始める』
 ●62号   『超音波受信器』
 ●63号   『超音波センサーシステムを完成させる』
 ●64号   『温度センサーの取り付け』
 ●65号   『実験用の回路基板、ブレッドボードを設置する』
 ●66号   『光センサーと抵抗器で回路を作成する』
 ●67号   『ブレッドボード用ケーブル』
 ●68号   『アームコントローラー・ボードの取り付け』
 ●69号   『表1キャッチ』
 ●70号   『左前腕の組み立て』
 ●71号   『運搬トレーの組み立て』
 ●72号   『腕の取り付け準備をする』
 ●73号   『両腕を完成させる』
 ●74号   『白色LEDのハンドライト』
 ●75号   『バックパックのリヤケースを取り付ける』

 ここで、組み立てが終了し完成しました。これより次号からは拡張システムとなりオプションです。


                       組み立てが終わり動作確認のテストを行いました。


拡張システム  (76〜80号)

 ●76号   『ロボットハンドの指を作る』
 ●77号   『ロボットハンドの各種ギヤ』
 ●78号   『ロボットハンド用モーター』
 ●79号   『ロボットハンドの前腕部』
 ●80号   『ロボットハンドのひじパーツ』
 ●81号   『赤外線センサーキットのコンデンサーと抵抗』
 ●82号   『赤外線発信器』
 ●83号   『赤外線センサーシステムを組む』
 ●84号   『頭部ケーブルを保護するカバー』
 ●85号   『ユニバーサル赤外線リモコンのケース』
 ●86号   『ユニバーサル赤外線リモコンのカバー』
 ●87号   『ユニバーサル赤外線リモコン用ケーブル』
 ●88号   『ユニバーサル赤外線リモコンの発信器と受信器』
 ●89号   『ロボットハンドの制御ボード』
 ●90号   『ユニバーサル赤外線リモコンを完成させる』

これで、多少のトラブルはありましたが、全て終了となりました。今のところは問題なく動作しています。
以降、パソコンを使ってプログラミングを勉強したいと思っています。