江戸時代後期頃の有田焼の製造工程を色絵で描いた大皿を佐賀県有田町の古陶磁研究家が米国でオークションに出品されているのを見つけ、入手した。製造工程を描いた作品は「染付有田皿山職人尽絵図大皿」(県重要文化財)が知られているが、色絵の作品が発見されたのは初めて。
発見されたのは「色絵画賛付製陶之図大皿」で、幕末から明治初期にかけての輸出品とみられる。上部には「製陶之図」の題で有田焼の起こりを記した画賛があるほか、裏側には「酒井田柿右衛門製」の銘入り。
読売新聞より。
産経新聞より。
朝日新聞より。2016年9月2日スクラップ「美術館命名権に待った! 京都市会「そぐわない」」(京都新聞)の続報
奈良市の新薬師寺から1943年に盗まれて行方不明になっている白鳳時代の仏像、重要文化財・銅造薬師如来立像(通称・香薬師こうやくし像)の右手部分が盗難を免れていたことが分かった。
香薬師像は明治時代に2度盗難に遭って寺に戻ったが、43年に三たび盗難に遭い、行方不明となった。右手部分は、最初に盗まれてから寺に戻る間に切断され、発見後に本体とつなぐ補修が行われた。このため、43年の盗難で本体とともに盗まれたと考えられていた。
読売新聞より。
朝日新聞より。
彦根城博物館は20日、所蔵する国宝「彦根屏風」が彦根藩井伊家の12代当主、直亮(1794〜1850)の収集品だったことがわかったと発表した。修復された直亮の文書「屏風之覚」(国重文)の中に入手に関する記述があったとのこと。これまでは幕末の大老として知られる13代直弼の時代に伝わったとされてきた。買値として「金千両」の記述もあった。
読売新聞より。「彦根屏風」と「屏風之覚」は「コレクター大名井伊直亮〜知られざる大コレクションの全貌〜」で展示するとのこと。彦根城博物館で2016年10月28日(金)〜11月27日(日)
藤田美術館が所蔵する中国美術品のうち30点あまりが来年3月、米ニューヨークでクリスティーズのオークションに出品されるとのこと。出品されるのは、紀元前13〜12世紀の青銅器や、清の皇帝も所蔵した陳容作の画巻「六龍図巻」(13世紀)など。
読売新聞より。
朝日新聞より。
産経新聞より。
鳥取県大山町の大山寺にある宝物館「霊宝閣」で展示されている国重要文化財「銅造観世音菩薩立像」が地震後、首の部分が折れた状態で倒れているのが見つかった。同町では震度4を記録。同館にある他の重文の仏像3体は無事だったとのこと。破損した仏像は、10〜12世紀に中国でつくられたとされる。
震度6弱を観測した同県倉吉市では、国登録有形文化財で、明治期から続く銭湯「大社たいしゃ湯」の浴室のタイルが大量に剥がれ落ちた。
読売新聞より。
朝日新聞より。
東京都小平市の平櫛田中彫刻美術館で、100年以上行方不明となっていた代表作「尋牛」が公開されている。田中の孫の同館長がオークション会社から鑑定依頼を受けたことで存在が分かり、自ら落札した。
今回の鑑定に伴う調査で、田中から寄贈された天心の遺族が保管し、その後、別の人の手に渡っていたこともわかった。
読売新聞より。
AFPBB Newsより。
朝日新聞より。
AFPBB Newsより。