2012年
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09/01 バルビゾン派作品を展示…富山に美術館
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バルビゾン派画家の作品を展示する美術館「ギャルリ・ミレー」が1日、富山市にオープンしたとのこと。 コレクションは、北陸銀行(富山市)所有の53点。ミレーの代表作「羊の毛を刈る女」など貴重な作品が多く、テーマごとに入れ替えながら展示する。 読売新聞より。美術館「ギャルリ・ミレー」の開館について
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国重要文化財に指定される、むつ市の「二枚橋2遺跡」(縄文晩期)の出土品1308点のうち、小形土器1点が紛失したことが5日、関係者への取材で分かった。8月20〜31日まで全出土品を市役所内で公開した際、何者かに盗まれた可能性もあるとのこと。紛失した小形土器は、口径(器の口の部分の直径)が約4.8センチ、高さ2.5センチ。 関係者の話を総合すると、31日の展示終了後、担当者が紛失に気付いた。その後、捜索したが発見できなかったとのこと。1308点のうち、紛失した小形土器など一部については、ショーケースに入れていなかった。29日には紛失がないことを確認していたという。 東奥日報より。続報:「市役所腰掛けに盗難土器「返却」…無事重文に」(9月7日付読売新聞)
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故アンディ・ウォーホル氏の遺作を管理する米国のアンディ・ウォーホル美術財団は5日、所蔵作品の多くを競売などで処分すると発表した。芸術活動への支援を行う基金を拡充するためで、作品の一部は美術館に寄付する。米メディアによると、2万点を超える遺作が売却される可能性があるとのこと。 財団は、ニューヨークの競売商クリスティーズと提携し、第1弾として11月12日に絵画や写真などの競売を実施。来年2月からはインターネット・オークションも行い、数年かけて処分するとのこと。売却作品には、ケネディ大統領のジャクリーン夫人を描いた1960年代の作品(予想最高落札価格30万ドル=約2400万円)も含まれる。 時事通信より。
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ロイター通信より。
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版画家棟方志功の晩年の絵画や書など未発表作品35点が見つかったことが7日、分かった。 作品は志功の肉筆の絵画19点と書16点。絵画は、だるまの周りに「笑」などの文字が描かれたものが多く、書は仏教用語や漢詩の言葉が中心。作品に残された日付から、志功が亡くなる直前の入院中に制作されたものとみられる。 2010年に神奈川県鎌倉市の棟方板画美術館が休館し、遺族らが作品の整理をする中で、11年8月に同市のアトリエで発見したという。 共同通信より。11日から青森市の棟方志功記念館で一般公開
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日経新聞より。
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米国の女性がフリーマーケットで購入した箱に入っていた雑貨に混ざっていた絵画が、ルノワールの作品とわかり、競売にかけられることになった。箱はわずか数ドルだったが、高ければ10万ドル(約782万円)の値がつくとみられる。 AFP通信によると、見つかったのは縦14センチ、横23センチのキャンバスに、セーヌ川の河畔を描いた油絵。購入した女性は破り捨てるつもりだったが、「ルノワール」の署名に気づいた母親が専門家の鑑定を受けるべきだと主張したという。 競売業者によると、絵画は1926年に米国のコレクターが、仏国の画廊から購入していたが、米国に渡ったあとは行方がわからなくなっていた。 朝日新聞より。
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宮内庁正倉院事務所(奈良市)は21日、約100年ぶりの修理で約3万6千枚の屋根瓦すべてが下ろされた国宝・正倉院正倉(同市)を初めて公開した。現場の公開自体は、修理作業が本格化する直前の3月に実施して以来2回目。計5回の公開を予定している。 修理は屋根瓦のふき替えと垂れ下がった軒先の補強などが中心。屋根は現在、下地の板ぶきがあらわになり、内部を補強する鋼材を入れるため隅に穴が開けられている。正倉院事務所は実際にふかれていた瓦も展示。 共同通信より。
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国宝「投入堂」で知られる鳥取県三朝町の三徳山三仏寺で、室町時代に作られた勝軍地蔵菩薩騎馬像が見つかり、22日、三朝町教育委員会が発表した。室町時代の1523年に当たる「大永三」の年号があり、制作年代が特定できる勝軍地蔵菩薩像としては、最古のものとみられるという。 勝軍地蔵菩薩は室町幕府の初代将軍足利尊氏など武将の信仰を集めた。これまで室町時代にさかのぼるものは確認されておらず、仏教美術史上重要という。 見つかったのは、勝軍地蔵菩薩が白馬に乗った像で、地蔵菩薩の高さは約60センチ。 共同通信より。
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レオナルド・ダビンチ(1452〜1519年)が描いたとされる「若きモナリザ」を35年にわたり調査していた専門家は27日、作品が1500年代初めにダビンチ本人が描いた本物だとする鑑定結果を初めて発表した。絵画研究家の中には否定的な意見もある。 「若きモナリザ」の管理財団はこの日、ジュネーブで絵を公開。イタリア・フィレンツェの商人の妻リザ・ゲラルディーニの20代の姿といい、30代半ばといわれるパリのルーブル美術館所蔵の名画「モナリザ」より若々しい表情で微笑をたたえている。 専門家らは放射性炭素年代測定で「若きモナリザ」が「モナリザ」より約10年早い1503年ごろ制作されたと指摘。二つのモナリザのデジタル画像比較などにより、ダビンチ作に間違いないと結論付けたとのこと。 時事通信より。関連記事:「 「よくできた複製品」 若きモナリザ巡り英専門家が反論」(9月29日付日経新聞)
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