2002年
03/01 ターナーの作品、ネット上で公開
ロイターより。テート・ギャラリーで公開中とのこと。
03/01 ルーベンスの絵画発見
ロイターより。2世紀以上にわたって別の画家のものと考えられていた絵画が、ルーベンスの作品であることが判明した。作品は、ヘロデ王の命による乳児虐殺を描いたもの。7月に、ロンドンで競売にかけられる。
03/02 安藤忠雄さんにゴールドメダル
建築家の安藤忠雄さんが、2002年のアメリカ建築家協会(AIA)ゴールドメダルを受けることになり、1日、ワシントンで授与式が行われた。日本人の受賞は丹下健三さんに次いで36年ぶり、2人目。
03/05 14代太郎右衛門襲名
唐津焼の13代中里太郎右衛門さんの長男忠寛さんが4日、14代を襲名した。
13代太郎右衛門さんは、10月に亡くなった13代今泉今右衛門さん、14代酒井田柿右衛門さんとともに「三右衛門」と呼ばれる陶芸界の大家なのだそう。あっ、今、中島誠之助さんの顔が浮かびました。
03/08 今井俊満氏死去
戦後のパリをはじめ国際画壇で活躍した画家、今井俊満氏が3日、死去した。73歳。
1952年渡仏。アンフォルメル運動に参加し、中心画家の一人となった。作風は変化を重ね、83年、「花鳥風月」シリーズを開始。近年は戦争の惨禍をテーマにした「ヒロシマ」シリーズにも取り組んだ。
03/09 芸術選奨受賞者発表
文化庁は8日、今年度の芸術選奨文部科学大臣賞と同新人賞の受賞者を発表した。
◇芸術選奨文部科学大臣賞【美術】建築家・石山修武(57)=建築「世田谷村」、画家・宇佐美圭司(62)=「宇佐美圭司・絵画宇宙」展
◇芸術選奨文部科学大臣新人賞【美術】写真家・野口里佳(30)=個展「予感」など
美術関係のみ抜粋しました。
03/16 文化ボランティア募集へ
ワールドカップで来日する外国人観光客に日本の文化や観光をPRするため、文部科学省は16日、国立の美術・博物館に対し、大会期間中、無償でガイドを務める「文化ボランティア」を募集するよう、今月中にも通知を出すことを決めた。美術についての知識があり、外国語が堪能な人を募集する。
また、多くの外国人に見てもらうため、パスポートを提示すれば入場料を値引きしたり、免除したりするよう求める方針。
文科省は各都道府県に対しても同様の通知を出す考え。
ついでに、在住者にも料金サービスしてほしいものです。大会期間中だけでも。まぁ、住んでる人間にはまったく優しくない国だから、無理な話しでしょうが。
03/16 池田満寿夫作品横浜へ
版画家で芥川賞作家の池田満寿夫氏(1997年死去)のパートナーで、バイオリニストの佐藤陽子さんが、所有している池田氏の版画や自筆原稿、陶芸品など千点を越す全作品を横浜市に寄贈する計画を進めている。池田氏が横浜の町並みや文化を愛していたことが寄贈の理由で、市側は受け入れ先の検討を始めた。
03/19 最古の女性肖像画
女性単独の肖像画としては最古の絵が京都市の建仁寺で見つかった。「総持正傑大姉(そうじしょうけつだいし)像」で、1379年に描かれ、モデルは豊後守護・大友氏泰の母とみられる。
この肖像画は「建仁寺展」で公開されるとのこと。会場:京都国立博物館(4月23日-5月19日)・サントリー美術館(6月4日-7月7日)
03/23 国宝、重要文化財指定の答申
文化審議会が22日、文部科学相に国宝、重文指定を答申したという記事。答申されたものを、美術関連のみ抜粋してみました。
国宝【彫刻】木造阿弥陀如来及両脇侍坐像(京都・三千院)
重要文化財【絵画】紙本白描諸観音図像(奈良国立博物館)▽紙本墨画布袋図=黙庵作(MOA美術館)▽絹本著色日吉山王宮曼荼羅図(大和文華館)▽靴屋の親爺=原田直次郎作(東京芸大)▽絹本著色真言八祖行状図(出光美術館)▽髪=小林古径作(永青文庫)▽三十塔初層荘厳画(滋賀・西明寺)▽絹本著色北斗九星像(滋賀・宝厳寺)▽紙本金地著色南蛮人渡来図(大阪城天守閣)【彫刻】木造阿弥陀如来及両脇侍像(埼玉・保寧寺)▽木造兜跋毘沙門天立像(愛知・庚申講)▽木造弁才天坐像(京都・白雲神社)▽木造千手観音坐像(京都・清水寺)▽木造不動明王坐像=康助作(京都・北向山不動院)▽木造獅子狛犬(岡山・吉備津神社)▽木造行道面(広島・御調八幡宮)▽木造弥勒菩薩坐像(徳島・東林院) 【工芸品】鼠志野亀甲文茶碗(根津美術館)▽緑釉四足壷(東京国立博物館)▽褐釉蟹貼付台付鉢=宮川香山作(東京国立博物館)▽紅地雪持橘文様唐織小袖(京都国立博物館)▽葆光彩磁珍果文花瓶=板谷波山作(泉屋博古館)▽琉球王尚家伝来品(那覇市歴史資料室)
03/23 芸術院賞受賞者決まる
【恩賜賞・日本芸術院賞】第一部(美術)清原啓一=洋画。第二部(文芸)高階秀爾=評論。【日本芸術院賞】第一部 蛭田二郎=彫塑。▽桑田三舟=書。
こちらも美術関連のみ抜粋しました。
03/23 ルーブル美術館展示作品、ホームページ上で公開へ
ロイターより。ルーブル美術館が、全ての展示作品3万5000点をホームページ上で公開する計画を発表した。さらには、一般公開するには状態が悪く、予約を受けた場合のみ公開されている作品13万点も鑑賞できるようになるとのこと。公開は来年からで、2003年までには全てオンライン化される予定。






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