2001年
12/02 日本画家の吉田善彦氏死去
(よしだ・よしひこ、本名・誠二郎=せいじろう) 11月29日、死去。89歳。
速水御舟らに師事。代表作に「春雪妙義」などがある。
12/06 ラファエロの「フォルナリナ」公開
イタリアルネサンス期の画家ラファエロ特別展が、パリ・リュクサンブール美術館で開催中だ(〜2002年1月27日)。
話題をさらっているのが、死去する1年前の1519年に完成させ、自分で所有するつもりだったとされる「フォルナリナ」の半裸体画。今回、長い修復作業後、初の一般公開となった。
「本当に本人の作品なのか」との疑問は、最終的には修復を通じ、本人作と判定された。また、謎だったモデルは、ラファエロが終生愛した女性だったという仮説が有力になってきている。
修復で、左手薬指の指輪が発見された。
12/08 日本SF画のパイオニア 小松崎茂氏死去
少年雑誌の絵物語やプラモデルのボックスアートなどで活躍した、画家の小松崎茂(こまつざき・しげる)氏が7日、死去した。86歳。
日本のSF画のパイオニアとして根強い人気を保ち、近年も画集が出たり個展が開かれるなど、ブームが再燃していた。
近年のブーム…確かにそんな感じでした。メディアにもよく取り上げられていたような。そういえば、小松崎氏のSF画をジャケットに使用しているCDがあるです。うちにも。
12/11 バーミヤン大仏修復支援求める
タリバン勢力によって今年3月に破壊されたアフガン中部バーミヤン大仏跡の修復・再建のため、バーミヤンの地を奪回したハザラ人指導者のハリリ氏が、国際社会に対し支援と早急な現地調査を要請している。
修復の可能性について、仏像の修復に詳しい欧米の専門家は慎重な見方を示しているそう。う〜ん、すごい壊れ方でしたものね。原型をまったくとどめてないという位の。
--12/31 大仏修復・その後の動き
ラヒーン・マフドゥーム情報文化相は30日、AFP通信に対し、大仏立像2体の再建に取り組む考えを表明した。
マフドゥーム氏は、内外から専門家を集めて国際セミナーを開き、再建計画を策定する意向を示した。セミナーでは、カブールの国立博物館の再建築についても話し合われるという。
12/11 国立美術館・博物館 小中学生無料に
遠山文部科学相は11日の会見で、国立の7つの美術館、博物館で来春から小中学生の観覧料(常設展)が無料化されることを明らかにした。公立校の完全学校五日制が来年度から実施されるのを機に、子供たちに多くの文化芸術に触れてもらおうとの狙い。
他団体と共催する特別展についても、共催者との合意が出来れば無料化も可能になる。
7館の内訳は、東京国立近代美術館、京都国立近代美術館、国立西洋美術館、国立国際美術館、東京国立博物館、京都国立博物館、奈良国立博物館。
12/14 タリバン破壊の絵画公開
アフガニスタンの首都カブール市内にある国立博物館で13日、タリバンによってナイフなどで切り裂かれた絵画約100点が記者団に公開された。
タリバンは人物像や動物を中心に描いた絵画の展示を禁止。風景画でも人物や動物が小さく描かれていれば、専門家が絵の具で修正しなければならなかった。
同博物館にはかつて絵画800点が保存されていた。タリバンのカブール進駐後、一部の絵は移送されて難を逃れたが、残った400点余りがタリバンに破壊された。
--12/26 その後の動き
カブールの画家たちが、タリバン時代に「偶像崇拝」として禁じられていた人物や動物の絵を新年に向けて描き始めた。
12/14 メディア芸術賞決まる
今年度の文化庁メディア芸術祭賞が13日決まった。
[デジタルアート]【インタラクティブ部門】インスタレーション「突き出す、流れる」(児玉幸子+竹野美奈子)【ノンインタラクティブ部門】CG動画「安重」(大場康雄)
[アニメーション]映画「千年女王」(今敏監督)、「千と千尋の神隠し」(宮崎駿監督)
[マンガ]F氏的日常(福山庸治)
12/22 5109施設
文部科学省がまとめた全国の博物館数。
ここ数年増加傾向にあるとのこと。少々意外な感じ。美術館より裾野が広い分、増えやすい??






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