歴代国民栄誉賞
創設の
いきさつ
国民栄誉賞の創設は王貞治選手が1977年(昭和52年)にアメリカのハンク・アーロン選手のホームラン記録755本を更新する756本を達成したとき、時の福田赳夫首相が「国民に代わって、政府がたたえる方法はないだろうか」との発言によって生まれました。
受賞者
表彰年月
表彰理由
1
王 貞治
1977(昭和52年)9月
ホームラン新記録達成。
2
古賀政男
1978(昭和53年)8月
古賀メロディ作曲による業績。
3
長谷川一夫
1984(昭和59年)4月
卓越した演技と映画演劇界への貢献。
4
植村直己
1984(昭和59年)4月
世界五大陸登頂など。
5
山下泰裕
1984(昭和59年)10月
柔道の前人未到の連勝記録達成。
6
衣笠祥雄
1987(昭和63年)6月
野球で前人未到の連続出場記録達成。
7
美空ひばり
1989(平成元年)7月
歌謡曲を通じて国民に夢と希望を与えた。
8
千代の富士
1989(平成元年)9月
真摯な精進。相撲界への著しい貢献。
9
藤山一郎
1992(平成4年)5月
歌謡曲を通じて国民に希望と励ましを与えた。
10
長谷川町子
1992(平成4年)7月
家庭漫画を通じて戦後の社会に潤いを与えた。
11
服部良一
1993(平成5年)2月
多くの歌謡曲を作り国民に希望と潤いを与えた。
12
渥美 清
1996(平成8年)9月
映画「男はつらいよ」で国民に喜びと潤いを与えた。
13
吉田 正
1998(平成10年)7月
50年の作曲活動を通じ、国民に希望と潤いを与えた。
14
黒沢 明
1998(平成10年)10月
「羅生門」など世界の映画界に多大な影響を与えた。
15
高橋尚子
2000(平成12年)10月
オリンピック女子マラソンで初の金メダルを獲得国民に感動を与えた。
王選手がホームランの世界記録を達成したときは、日本中が熱狂し、タイミングよく創設された国民栄誉賞の受賞に、誰もが拍手をもって歓迎しました。スポーツ選手は実績が数字であらわされるので、表彰理由が比較的はっきりしているのに対して、芸能人の場合は主に人気と、それを継続した期間が表彰されている傾向がうかがわれます。
人気が表彰基準の要素にあると、人の見方によって結果が左右されることにもなりかねません。国民の名を冠した賞ですから、各界の代表が国民の意を汲み開かれた形で、表彰者を選ぶ方法が検討されてもいいのではないでしょうか。
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