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| 目次 パッド付救急絆 素材別 基布 形状 通気性のタイプ 粘着材 製品の区分 救急絆の区分 テープばんそうこう 素材別 製品寸法 トラブルを防ぐ豆知識 かぶれの原因 かぶれの処置 一般的な注意 |
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素材別
基布 ・ウレタン不織布救急絆(厚み約20/100mm) 素肌タッチの救急絆、肌になじんで、曲げる部位にもよくフイットします。 ・塩化ビニール救急絆(厚み約10/100mm) 比較的安価で救急絆の主流をなしていたが、ダイオキシン公害の影響を受け、やや後退気味との見方もあります。 ・伸縮布製救急絆(厚み約30/100mm) 粘着力が強くはがれにくいので、水仕事用に使用される。防水性、クッション性があります。 ・スポンジテープ救急絆(厚み約50/100mm) 傷口を衝撃から守る厚みのあるクッションタイプ。柔らかいスポンジ素材が使われています。 ・防水フイルム救急絆(厚み約10/100mm) 水やばい菌を通さず、空気や湿度を通すミクロ素材のため、防水性と通気性の両方を備えています。 形状 パッド付き救急絆には用途によっていろいろなサイズのや形のものが出廻っています。一般的な基本 サイズを掲げてありますが、製品によっては違いがあります。
・普通品(指など普通に使用される汎用サイズ) ばんそうこう ガーゼパッド Sサイズ 13ミリ×55ミリ 8ミリ×45ミリ Mサイズ 19ミリ×72ミリ 12ミリ×22ミリ Lサイズ 30ミリ×72ミリ 18ミリ×24ミリ ・大判サイズ(傷の大きさによって、ガーゼパッドのサイズも注意しましょう) Sサイズ 45ミリ×66ミリ 25ミリ×45ミリ Mサイズ 60ミリ×77ミリ 35ミリ×50ミリ Lサイズ 75ミリ×100ミリ 40ミリ×70ミリ ・変形サイズ(貼る部位によって、形が工夫されています) バタフライ型 ひょうたんのような形で、指先に貼りやすくなっています。 T字型 アルファベットのTのような形をしていて、やはり指先用に考案されています。 わん曲型 太鼓橋のように、わん曲した形をしています。関節部分などに貼りやくい。 自由型 巾75ミリくらいで、数十センチの長さがあり、必要に応じて切って使えるようになっています。 通気性のタイプ
・全面穴開き型 ばんそうこう全体に丸穴があけられており、パッド部分の通気性がよい。 ・パッド部分以外のみ穴開き型 ばんそうこうの中央部分のパッドがあたっている所だけが穴があけられていない。 水仕事をしてもパッドが濡れないため、水仕事専用の製品に多く見られます。 ・全面穴なし型 ばんそうこうに全く穴があけられていない。 入浴時の保護用など、大判型に多い。使用後はなるべく早めにはずしてムレを防ぐことが大切です。 ・全面気泡性穴開き型 機械的な穴ではなく、不織布など不規則な織り方で、全面に細かい隙間のような通気性を持たせている。ムレ防止に効果があります。 粘着剤 ばんそうこうには大別して2種類の粘着剤が使用されています。 ・アクリル系粘着剤 石油を原料とするアクリル樹脂からなる粘着剤で無色透明。 ・ゴム系粘着剤 天然のゴムの木から採取した樹液が原料で、酸化亜鉛を練り合わせて作られる。白色。 有効成分としての薬剤 ばんそうこうに使用されている代表的な薬剤。 ・日局アクリノール ・日局塩化ベンザルコニウム ・日局グルコン酸クロルヘキシジン ・日局ドミフェンブロマイド ・日局マーキュロクロム ・粧原基トリクロロカルニリド 製品の区分 パッド付き救急絆には、薬効成分や、製造方法の法的基準によって医薬品、医薬部外品、医療用具、雑貨の4種類に区分されており、成分や効能等それぞれ違います。使用目的によって使い分けが必要ですが、いずれも救急絆という一般的名称で販売されているので、見分け方は意外にむずかしいものです。 ・医薬品 ガーゼパッドに、定められた有効成分が含まれていて、法的管理の元に製造された「薬用ばんそうこう」です。薬局や薬店で販売されています。 ・医薬部外品 ガーゼパッドに有効成分としてアクリノールがついており、殺菌効果は認められていないものの、自然治癒効果が期待されます。1999年の規制緩和策でコンビニやスーパーマーケットなど、どこでも販売できるようになりました。 ・医療用具 ほとんどの製品は薬が含まれていないので、白色のガーゼパッド付いています。効能はなく、創傷面の保護を目的としています。薬局や薬店で販売されています。 ・雑貨 効能、薬効共になく、使用するときの判断は、自分でしなければなりません。販売方法に制限がないため、店や会社などの宣伝用に使用されることもあります。 パッド付き救急絆の区分
ロール状のばんそうこうで、テープのように巻いてあるところから一般的にテープバンともいわれています。 私達が家庭でよく使うパッドつき救急絆に対して、テープばんそうこうは、病院などで業務用として多用される傾向があります。手術後のガーゼの固定や、点滴時の針の固定など、用途に応じていろいろな素材のばんそうこうが使い分けられています。 テープばんそうこうの素材
・アセテート布ばんそうこう:一般的呼称 「アセテートバン」 (アセテート布にゴム系粘着剤、またはアクリル系粘着剤を塗布) 手切れ性がよく、固定力が強い。 ・薬品付きばんそうこう:一般的呼称 「殺菌ばんそうこう」 (アセテート布にマーキュロクロムなどの殺菌剤を混合したゴム系粘着剤を塗布) 雑菌の繁殖を防ぎ、皮膚かぶれが少ない。マーキュロクロムに対してアレルギー体質の人は不可。 ・薄手不織布ばんそうこう:一般的呼称 「サージカルテープ」 (薄いしなやかなレーヨン不織布に、アクリル系粘着剤を塗布) 通気性があり、かぶれも少ない。手切れ性など作業性がいいので、多用される。 ・厚手不織布ばんそうこう:一般的呼称 「粘着包帯」 (厚めの不織布にアクリル系粘着材を塗布) 伸縮性はなく、通気性に乏しいが、固定性がよく、ガーゼなどがずれにくいのが特長。 ・伸縮布製ばんそうこう:一般的呼称 「伸縮性粘着包帯」 (ズパンデックス布にアクリル系粘着剤を塗布) 伸縮性があるため貼付部位への負担が軽く、固定性に優れているので、病院などで多用される。 ・木綿布ばんそうこう:一般的呼称 「布バン」 (木綿布に、亜鉛華と生ゴムを練った粘着剤を塗布) 非伸縮性で摩擦などに対して強いのが特長。昔からの伝統的な製品。 ・和紙ばんそうこう:一般的呼称 「紙バン」 (強靭な薄手の和紙にゴム系粘着剤またはアクリル系粘着剤を塗布) 安価で手軽に使えるので、医療用以外の分野にも多用される。 ・プラスチックばんそうこう:一般的呼称 「プラスチックバン」 (ポリエチレンフイルムに機械的に通気孔をあけ、アクリル系粘着剤を塗布) 貼っても目立たない半透明で、手切れ性もよい。 ・ビニールばんそうこう:一般的呼称 「ビニールバン」 (ビニールテープに、ゴム系粘着剤を塗布) カラフルな色の製品があるので、治療や処置内容の識別用にも役立っている。 製品寸法 巾:12mm,25mm,35mm,50mm,75mm,100mmなど。インチ規格品もある。 長さ:2m,3m,5m,10mなど。ヤード規格品もある。
ガーデニングなど広範囲に使われているばんそうこうは、大変便利なものとして、私たちの暮らしの中で気軽に使われています。指先をちょっと切ったとき、ガーゼをとめるとき、靴ずれができたとき、痛いひびわれができたとき、小さなおできができてしまったとき等々いろいろですが、何気なく使っているなかでのトラブルも結構多いものです。 たとえば、一番多い症状が、赤くなってかぶれてしまった、と言うもの。またはがすときに皮膚の薄皮までむけてしまった、反対にせっかく貼ったのに、すぐ剥がれてしまった、等などです。 ばんそうこうの利用法をちょっと知っていれば、こんな事もトラブルにならずに済む事もあります。 ばんそうこうのかぶれの原因はなんでしょう 赤くなってかゆくなる、ひどいときは跡が水ぶくれになったり、化膿したりすることもあるあのいやーな症状はどんな原因で起きるのでしょうか。 ばんそうこうのかぶれについて、皮膚を臨床的に調べたM.Peckという人は、その原因について大きく3つに分類しましたが、これが 現在も研究者の間での通説になっています。 剥離の反応によるかぶれ ばんそうこうを、皮膚から剥がすときに起きる物理的な外傷で、赤く腫れたり、薄皮が浮いたようになることもあります。しかしこの原因でおきたかぶれは一過性で剥がしてからまもなく消滅するのが特徴です。 アレルギー反応によるかぶれ 外から直接皮膚に刺激が働いて接触した部分に起こる変化です。これをアレルギー性接触皮膚炎といいますが、ばんそうこうだけでなく、合成洗剤、化粧品やネックレス、ピアスなどの装飾品、ゴム手袋など対象はさまざまです。 これらの品が皮膚に触れることによって何故かぶれたり、ほどい場合には湿疹まで起きたりするのでしょうか。この仕組みはなかなか複雑ですが次のように解説されています。 かぶれの原因となる物質(アレルゲン)が皮膚から吸収され、リンパ節に達すると、リンパ球T細胞が抗体であると記憶します。 この人が再び同じ原因に触れると、皮膚のT細胞が、すぐ抗体であることを見分け、抗原抗体反応を起します。その結果、皮膚の下で大量の免疫活性物質(リンホカイン)が作られ、これがかぶれやおあゆみをもたらす事になるといわれています。 また外部の原因物質と、一人ひとりタイプの違う体内のアレルギー反応と結びついたときだけあらわれるので、同じ洗剤を使っても、かぶれが起きる人と起きない人がいることになります。 刺激の反応によるかぶれ ばんこうこうと皮膚の間に溜まった汗や、接着剤のわずかな刺激が、かぶれを引き起こすタイプです。 その仕組みは次ようになります。皮膚に溜まった汗がかたまったり、ふやけたりして、適度の温度や湿度が加わると、細菌などが繁殖して、新陳代謝が行われます。このときに生成する刺激物で、皮膚の表面に近いところにある、角質が増殖します。角質が増殖すると、皮膚の表面に出ている汗管口が塞がり、表皮の下の汗管が拡張することになります。そうすると細胞に炎症がおこり、かぶれやかゆみになるわけです。 反応の表われかたは一様ではなく、年齢、季節、汗の量、貼った部位、貼った時間や清潔度等によって左右されます。 「剥離の反応」によるかぶれを起こさない工夫 ともかくゆっくりはがすことが最も大切です。はがすときに痛いようであれば、かぶれの原因になりますから、そんなときには、蒸したタオルで一端を剥がし、あとを丁寧に剥がし、更に温湯で洗ってベビーパウダーなどをつけておけば、なお安心です。 「アレルギー反応」によるかぶれの予防 残念ながら現在のところ、これといった決め手がありませんが、最近は多くの種類のばんそうこうが市販されていますので、いろいろ使ってみて、自分にあったばんそうこうを、探し当てるしか方法はなさそうです。 病院などでは、入院患者さんの上腕の内側などに、数種類の小さなばんそうこうを試し貼りしているところもあります。機会があれば試してみてはいかがでしょうか。 「刺激の反応」によるかぶれを起こさない使い方 何と言っても皮膚を清潔にしてからばんそうこうを貼ることです。細菌の繁殖を防ぐことが大切なのですから、その原因となる次の事柄にも注意いたしましょう。 ばんそうこうを貼るまえに、傷口はもちろんですが、接着する皮膚の部分も、洗うかできれば消毒してから貼るのが望ましい方法です。 貼っている間に汗をかいたり、ぬれたりしたら、なるべく早く取り替えましょう。 必要以上に長く貼りっぱなしにしないようにしましょう。 水仕事用のばんそうこうは、仕事が終わったら、はずして通気性のあるばんそうこうに貼り替えましょう。 一般的な注意 1.救急絆を貼るときは、ガーゼ部分はもちろんですが、接着部分にも指先で触らないように注意します。 2.ばんそうこうを貼るときに、引っ張って伸びた状態で貼りますと、皮膚が緊張して、かぶれの原因になることがあります。 3.ふろ上がりは、1〜2時間ぐらい皮膚を休ませてから、貼りましょう。これは皮膚の表面を保護する役目をしている脂肪の膜が、一時的になくなっているためで、この状態で貼りますと、つきすぎて薄皮がはがれたり、かぶれの原因になることがあるからです。 4.反対に皮膚が汚れていたり、汗ばんでいますと、せっかくばんそうこうを貼っても、すぐ剥がれてしまいます。こんなときは、きれいな水で洗って、水分を丁寧に拭き取り、清潔にしてから貼ればしっかりつきます。 5.腕の内側などやわらかい所や、衣服でいつも覆われているところは、皮膚かぶれの起きやすい部分ですから、特に注意しましょう。 6.このほか製品の箱に「使用上の注意」が書いてある場合には、目を通しておくことをお勧めします。 終わりに こんなに注意していても、かぶれてしまうことがあります。軽いものは放置しておいてもかまいませんが、痛みや、かゆみがはげしいときは、自分だけで判断しないで、なるべく早く医師や薬局などで相談して治療しなければなりません。 症状や部位、かぶれた経緯を話して適切な薬を選んでもらうことが必要です。 普通ばんそうこうのかぶれはそれほど多くありません。しかし程度の違いはありますが、ばんそうこうは皮膚に接着することによって、絶えず刺激を与えているわけで、いつでもかぶれとなってあらわれる可能性があることを知っておきましょう。 ばんそうこうかぶれは、事後の手当てよりも、使う前のわずかな注意と知識で未然に防ぎ、快適な生活に役立たせたいものです。 本ページは、筆者が永年関連業務に携わった経験を生かして執筆したものです。
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