2013年
03/05  オランダ美術館の名画盗難、19歳少女を新たに逮捕
ロイターより。スクラップ2013年1月23日の続報
法隆寺で先月末、江戸時代の作とみられる木造の十一面観音菩薩像1体が境内に放置されているのが見つかったとのこと。
法隆寺によると、寺の職員が2月26日、境内の西円堂近くのほこらに高さ約50センチの仏像が置かれているのを発見。寺務所で保管していたが持ち主は現れず、今月4日、県警西和署に拾得届を出した。
奈良国立博物館が同署の依頼で鑑定したところ、仏像はヒノキ製の一木造りで、衣のデザインなどから江戸時代に制作されたとみられる。国や自治体に文化財としての登録はなく、盗品被害の届け出もないという。
寺側は届け出た際に所有権を放棄したため、持ち主が見つからないまま3か月の保管期限が過ぎると、遺失物法の規定で廃棄されたり、売却されたりすることになるという。
読売新聞より。
高松藩松平家に伝わる茶道具「三島写水指」が、江戸時代前期に活躍した京焼の名工野々村仁清(生没年不詳)の初期作品と分かり、保管している香川県立ミュージアムが7日発表した。年代を特定できる最も古い例で、初期の作風を知る上で重要な手掛かりになるという。
水指底面に「仁清」の銘があることは分かっていたが、京都国立博物館の協力を得て京都の窯近くから出土した陶片と照合し、模様や銘の彫り方で確認した。
共同通信より。
日経新聞より。
米建築家フランク・ロイド・ライトの全作品集などで知られる建築写真家の二川幸夫さんが5日、死去した。80歳。
早稲田大卒業後、建築史家の伊藤ていじさんと組んだ写真集「日本の民家」(1957〜59年)でデビュー。70年に出版社を設立。以来、ライトの作品など世界中で撮った建築写真を発表し続けた。また日本の古い民家の美を捉えた写真は国内外で高く評価された。
共同通信より。「日本の民家一九五五年―二川幸夫・建築写真の原点―」:パナソニック汐留ミュージアムにて3月24日(日)まで開催中
IBTimesより。
AFPBB Newsより。
米プリツカー賞の今年の受賞者に伊東豊雄さんが選ばれた。主宰団体が17日、発表した。日本人の受賞は故丹下健三氏、安藤忠雄氏らに続き6人目。
伊東さんは東京大学工学部建築学科卒、71年に事務所を設立。代表作にせんだいメディアテーク(仙台市)、トッズ表参道ビル(東京都)など。ベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞や王立英国建築家協会ロイヤルゴールドメダル、毎日芸術賞などを受賞。東日本大震災後は、建築仲間と共に被災住民が集える「みんなの家」プロジェクトを開始。仙台市や岩手県陸前高田市などに計6棟が完成した。
毎日新聞より。
CNN Japanより。
ロイターより。
日経新聞より。
奈良市の唐招提寺で、飛鳥〜奈良時代の仏像「せん仏」の破片1点が見つかり、寺と橿原考古学研究所が21日、発表したとのこと。寺は、天武天皇の子、新田部(にたべ)親王の邸宅跡に建てられており、橿考研は「親王が所有していた可能性が高い」としている。
寺の旧開山堂の解体修理に伴う発掘調査で出土。縦12・3センチ、横8センチ、厚さ4・5センチ。表面には漆が残り、部分的に金箔も確認されたとのこと。当時は漆と金箔で覆われていたという。
寺では以前、今回とは別のせん仏片(昭和4年に重文指定)も見つかっている。阿弥陀如来と従者を表現した全体の図柄の下側の一部とみられる。
橿考研は、今回のせん仏片は、以前見つかったせん仏片の右上側の図柄の一部とみているとのこと。焼け具合が異なるため、橿考研は「同じ工房で作られた別個体ではないか」としている。同じ図柄のせん仏が確認されたのは、全国で14例目。
産経新聞より。
京都市右京区の大覚寺は、4月3日から開く霊宝館の春期名宝展で、彫刻家高村光雲が大正期に制作した木造の仏像3体を初公開する。仏像は境内の蔵から見つかり、26日、関係者に披露された。
仏像は「木造聖観音菩薩立像」(1916年)、「木造白衣大士像」(17年)、「木造聖徳太子孝養像」(18年)。いずれも一木造りで、高さは約21〜22センチ。1969年に亡くなった同寺の故草繋全′ウ門跡が所有していた。遺族が同寺へ寄贈した遺品群の中から見つかったという。
大正期の光雲の作品は、弟子たちの工房で作られたものが多いとされるが、仏像を納めた木箱の署名には、光雲が自ら手がけた作品にみられる「高邨(たかむら)」と記されていた。
京都新聞より。大覚寺霊宝館の春期名宝展で4月3日から初公開
福岡県大牟田市立三池カルタ・歴史資料館は28日、同市の旧家で2008年に見つかった絵画について、竹久夢二(1884〜1934年)の未発表作品と確認されたと明らかにした。
確認されたのは「雛妓読書」と墨書された縦約110センチ、横約30センチの作品。着物姿の若い芸者がうつぶせで読書にふける姿が、和紙に墨などで描かれている。資料館館長によると、作品は明治から昭和にかけて活躍した大牟田市出身の歌人、白仁秋津が所蔵。白仁家が08年、関連資料を同館に寄託した際に見つかった。
島根県立古代出雲歴史博物館は28日、慶長造営として1609年に完成した出雲大社本殿の設計仕様書などが出雲大社の神職を務めたこともある北島家で見つかった、と発表した。江戸時代の本殿などの様子を具体的に示す発見という。同館によると、設計仕様書のほか、境内図面、建物のサイズを記録した一覧表など4点が昨年7月に北島家の蔵で発見された。
発見された設計仕様書の「杵築大社御本社御造営算用帳」は、本殿に使われている部材の数量、長さ、厚さ、屋根に檜皮を打ち付ける竹くぎの数量などを記載しており、当時の本殿の復元が可能になるという。
共同通信より。
春日大社(奈良市)は29日、修理を終えた国宝の甲冑「黒韋威矢筈札胴丸」(14世紀)を報道陣に公開した。修理の際、かぶとの鉄板にたがね彫りされた「大」の字が新たに見つかった。作者のマークとみられるという。
黒韋威矢筈札胴丸は、南北朝時代に作られたとみられ、現存するかぶとや大袖をつけた胴丸のなかで最古の作品。武将・楠木正成が奉納したと伝えられている。「大」の字は、分解したかぶとの後頭部で見つかった。
共同通信より。
高橋由一(1828〜94年)が長野県の豪農を描いた2作目の肖像画が同県中野市の住宅で見つかった。中野市教育委員会が29日発表した。2010年に同じ人物の肖像画が発見されており、関係資料からもう1枚あるとみられていた。
市教委によると、2枚の肖像画は1883年作の油絵で、地元の豪農、山田家11代当主の山田荘左衛門顕善がモデル。新たに見つかった肖像画は1枚目と同じ着物で、顔がやや正面を向いている。2枚とも額を含めて縦62センチ、横50センチ。
共同通信より。関連記事:スクラップ2012年2月18日「高橋由一:中野・山田家資料館から発見の油彩画修復」(毎日新聞)
産経新聞より。






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