2007年
02/03 高松塚古墳の壁画修復、作業状況をサイトで公開 文化庁
文化庁は3日までに、3月にも石室を解体し本格的な壁画の修復に入る奈良県明日香村の高松塚古墳の作業状況を、同庁のホームページで逐次紹介していくことを決めた。作業現場からの定期報告や最新の写真などを掲載していく。
ホームページでは既に、解体に先立ち昨年10月に始まった墳丘発掘作業の成果や進ちょく状況を、現場の担当者が定期的に書き込んでいるとのこと。また、1972年の壁画発見当時に撮影された女子群像などの色鮮やかな写真と、昨年9月に撮影した写真とを掲載し、劣化の様子を知ることもできる。
日経新聞。文化庁
約3年の改修工事を終え、8日正式にリニューアルオープンするとのこと。
1965年に現在の場所に建設された故宮は、老朽化に伴い、2004年から約7億台湾ドル(約24億5000万円)をかけて展示スペースの全面改装に着手。約65万点の収蔵品を従来の分野別から年代順に並べ替え、参観者に分かりやすく配置し直したとのこと。
時事通信
フランシス・ベーコン(1909―92年)の作品「肖像画2の習作」が8日、ロンドンの競売会社クリスティーズで競売にかけられ、ベーコンの作品としては過去最高額の1402万ポンド(約33億2000万円)で落札されたとのこと。
ベラスケスによるローマ法王インノケンティウス十世の肖像画をモチーフにした1956年の作品。クリスティーズは出品者を明らかにしていないが、複数の欧州メディアは女優ソフィア・ローレンさんだと報じているとのこと。イタリア紙コリエレ・デラ・セラによると、同作品はローレンさんの夫で、1月に死去した映画プロデューサー、カルロ・ポンティ氏の遺品。夫婦がイタリア国税当局から脱税で摘発された70年代には一時当局に押収されていたという。
日経新聞
朝日新聞より。スクラップ2006年12月15日の続報です。一歩前進?
岡本太郎の壁画「明日の神話」の制作初期のものとみられる最古の下絵(縦29センチ、横181.5センチ)が、岡本太郎記念館で発見されたとのこと。全体が白の絵の具で塗りつぶされているが、赤外線撮影で、壁画の構図と酷似していることが分かった。
壁画の下絵は4点確認されているが、今回発見された下絵は他より小さく筆遣いが荒いことから、より古い構想初期のものとみられるとのこと。
毎日新聞。下絵は壁画と共に4月27日から東京都現代美術館で公開される。とのことです。岡本太郎関連記事:サイト内検索でお茶をにごしてみたり
文化庁は15日、石室南壁の四神・朱雀のはぎ取りに成功したと発表した。04年9月の全面はぎ取り決定から2年半。四神と、確認された十二支像はすべて外され、今後は残る天文図(天井)のはぎ取りが検討されるとのこと。
天文図は、粉状に劣化した漆喰が消失の危機さえあり、はぎ取りが最も困難視されている。同庁は、漆喰の侵食が激しく、年内には朱線(赤道など)まで侵される可能性があることを明らかにした。
毎日新聞。
ルーヴル美術館で券売所が職員により閉鎖され、入館が無料となっているとのこと。一部職員らは、手当の引き上げを求めてストライキを実施。スト解除まで異例の無料開放が長引く可能性もあるとのこと。券売所の封鎖は14日に始まり、15日も続いた。館内は普段と同様に監視員がいる。
日経新聞。
早稲田大学古代エジプト調査隊(吉村作治隊長)は16日、カイロ近郊のダハシュール北遺跡の墓で、約3800年前の神官と妻が納められたとみられる2つの木棺を発見したと発表した。
時事通信。「古代エジプトでは、夫婦が1つの墓に埋葬されたと考えられているが、吉村隊長は「実際に2つの木棺が見つかったのは初めて」と話している」とのことです。
国宝壁画を修復保存するため3月末、石室を解体する予定の高松塚古墳について文化庁は16日、保存施設と石室の接合部で、天井石の上面に黒いカビを発見したと発表した。保存施設の構造にカビ防止の上で問題があった可能性があり、詳しく調べるとのこと。
古墳は現在、石室を露出させるため発掘中。墳丘を掘り下げ石室南隣の保存施設を一部撤去したところ、以前から天井石がむき出しだった部分にカビが点在していたとのこと。接合部では長年カビ発生が続いていたとみて、石室内部のカビとの関連を調査する。
日経新聞。
朝日新聞より。
三菱地所は21日、東京・丸の内に復元を計画している明治時代のオフィスビル「三菱一号館」を2010年に美術館として開館すると発表したとのこと。日本の近代建築の父と言われるコンドル設計の建築を再現し、展示は建物と同時代の19世紀西洋美術が中心となる。
美術館は800平方メートルの展示室のほか、カフェやミュージアムショップも備える。初代館長には、国立西洋美術館学芸課長などを務めた高橋明也氏が就任。19世紀の仏の画家、ロートレックのポスターなどを所蔵する。
毎日新聞。
今月15日にはぎ取られた四神・朱雀(南壁)が委員に公開されたとのこと。朱雀は、ダイヤモンドの粉末を埋め込んだ鉄線「ダイヤモンドワイヤー・ソー」を使い、縦22センチ、横52センチの漆喰を1枚で外した。この日は、脱酸素剤を封入したトレーに入った状態で公開されたとのこと。
作業部会では、絵にかかった泥の処理が難しく、一般公開には数年かかるとの見通しが示された。
毎日新聞。
文化庁は23日、3月下旬に予定していた石室解体開始を4月上旬に延期すると発表したとのこと。石室と保存施設の間の「取り合い部」の生物調査や、防カビ処置などに時間を要したため。3月初めに天井石を、同下旬に石室全体を露出させるとのこと。
毎日新聞。
重要文化財の仏画を強奪しようとして、愛知県警などに逮捕、起訴された韓国籍の男が、別の窃盗団が盗んだ仏画を元の所有者に買い戻すよう持ちかけていたことが、同県警の調べで24日、分かった。
被告は2005年8月と昨年9月、愛知県と福井県の二つの寺で、国指定重要文化財の高麗仏画「絹本著色王宮曼荼羅図」などを奪おうとしたとして、強盗傷害罪などで起訴された。
被告は一昨年5月にも来日し、兵庫県の鶴林寺を訪問していたことが判明。住職をソウル市内のホテルに呼びだし、同寺で02年7月に盗まれた国の重文の高麗仏画「絹本著色弥陀三尊像」を買い戻すよう働きかけたが、金額が折り合わなかった。
読売新聞。関連記事:スクラップ2002年7月10日
朝日新聞より。
首都オスロにある画廊に泥棒が押し入り、作品の一部としてキャンバスに貼り付けられていた10万クローネ相当(約200万円)の紙幣を盗んだとのこと。ノルウェーの芸術家ヤン・クリステンセンさんは現金を用いて2x4メートルのコラージュを作成。同国で大きな話題となっていた。
26日付ロイター通信。
総額5000万ユーロ(約80億円)超と見積もられるパブロ・ピカソの絵画2点が、パリ市内にあるピカソの孫娘の家から盗まれたとのこと。AFP通信などが28日伝えた。
盗難に遭ったのは、ピカソが自分の娘を描いた「人形を抱くマヤ」と、2人目の妻を題材にした「ジャクリーヌ」。警察によると、26日から27日にかけて盗難に遭ったとみられるが、家宅侵入の跡は発見されなかったという。
時事通信。「警察によると」の後がほんのり気になります。






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