記念切手 |
絵画、浮世絵、彫刻、工芸、絵本など、これまで多種多様な作品が切手化されてきました。中でもとりわけ有名なのは、菱川師宣「見返り美人図」なのではないでしょうか。戦後初の記念切手を飾った見返り美人。彼女が出発点となり、その後の切手ブームへつながっていきました。 画像は、左が「見返り美人」、右が喜多川歌麿「ビードロを吹く娘」。2001年8月に発行された、日本国際切手展2001記念切手の一部です。見返り美人は1948年、1991年、1996年と、3度切手になっており、こちらは4代目にあたるようです。消印は見ないふりをしていただければと。(2004/07/21記) ゆうびんホームページ:日本国際切手展2001記念郵便切手 |
図録を探す |
今回のお題は図録です。終了済み展覧会の図録が欲しい。そんなときの対処方法です。
上記の方法で見つからない場合
どうしても見つからない。せめて見るだけでも
と、普通のことをずらずら書き連ねつつ、フェードアウトしていくのでありました。完。(2002/08/08記)
|
夏ならではの |
夏の風物詩、幽霊。ということでベタですが、その辺りの展覧会を集めてみました。9月以降の開催が含まれているのは、気にしないで下さい。9月はまだまだ暑い!まだまだ夏!言い訳!
話は変わりますが、「異界万華鏡展」からの受け売り。足のない幽霊の創始者は円山応挙ということになってますが、実は応挙が生まれる以前から、足なしの概念は存在していたのだそうです。浄瑠璃本「花山院きさきあらそひ」(1673年)の挿絵に、足のない幽霊が既に登場しているとか。(2002/06/21記) |
虎模様の予言 |
9勝1敗!なぜか首位を爆走中!ということで、今回のお題は阪神タイガースです。 1冊の画集があります。熱狂的なタイガースファンである、松村邦洋による「ボクの神様〜心に残るトラ戦士〜」。題材は、現役、OB入り乱れの阪神選手たち。主だった所は押さえたぞ的人選です(江川も入ってます……涙ちょちょぎれるとはこのこと)。 肝心の絵の出来栄えは、「その身体、骨折してないか?」と疑える位に狂ったデッサン、お好み焼きにどっぷり盛られたソースとマヨネーズのような厚塗り。はっきりいって下手です。タレントでなかったら、画集なんて出せないでしょう。 でも、「下手」な画面の隙間から、愛情と情熱と怨念を足して3で割ったような感情がはみ出ている所がすごい。その感情は、背負いたくもない「業」を背負ったチームを応援し続ける者だけが表現できるもの。いや、ものなのかもしれません。連続最下位、お家騒動、すぐに帰国する助っ人、関係ないが沙知代逮捕に野村の辞任、ちょっと違うが新庄電撃移籍などなど、1つの山につき100個位谷があるチームなんて、そうそうありませんからね。 それから、バック全面を選手の名前で埋めたり、沢山の風船を手間を惜しむことなく描き込んだりなどの偏執狂的な部分は、アウトサイダーアートに通ずるような通じないような。妙ちくりんな味があります。 ネームバリューのみで画集を出し、個展を開催。眉間に皺寄せ、芸術家気取りのタレントには虫唾が走る思いがします。が、松村は大目に見たいな。なんてことを思いながら、大阪方面の動向が気になる今日この頃なのでした。 ところで、ひとつ気になる作品がありまして。めでたく優勝し、選手たちが野村監督を胴上げする場面を描いたものなのですが、画面中に「2002 祝 日本一」という文字が。監督は星野に変わったけれど、2002年に突入した途端の快進撃。もしかしたら、半分予言が的中するなんてことが……いや、まさか……。(2002/04/11記) * こんなこと書いてしまいましたが、少し経ったらすっかりあっさりいつもの阪神に戻ったりして。とてつもなく高リスクな時事ネタかも。それにしても、美術の話ではないですね。 |
■リベロ/2000.07発行 |
口は災いの元 |
同行者とお話をしながら作品を楽しむ。美術館ではよく見られる風景です。 あれは確か、国立西洋美術館でのこと。近くにいた二人の男女が、例によっておしゃべりしつつ作品を眺めておりました。 聞くとはなしに聞こえてくるその話しは、美術解説。男性が女性に作品や作者のことを講釈し女性はそれに相槌を打つという、カルチャー(?)な図が繰り広げられていたのでした。 目の前にはモネの睡蓮。ボ〜ッと眺めていたら、すぐ隣りにその二人連れがやって来ました。 「この絵の作者はマネといってね…」 モネにマネ。(2001/10/01記) * ところで、館内で解説なさる方って、中年以上の男性が多いような。気のせいでしょうか。 |
■左:クロード・モネ「睡蓮」 西洋美術館の作品ではありません。詰め甘すぎ。 右:エドゥアール・マネ「笛を吹く少年」 |
競馬と芸術との接点 |
といっても、そんな大層な話しではありません。芸術関係の名前を持つ、競走馬のお話です。 10年近く前に「メジロ画家シリーズ」というのがありまして。 でも、見た目は馬。 競走馬として1番出世したのはメジロモネでした。 それから、同系で「ホッカイ画家シリーズ」というのもありまして。 でも、見た目は馬。 ホッカイルソーは引退後、種牡馬になりました。 「ホッカイ画家シリーズ」は現在も続いており、「ゴッホ」「ラファエロ」「ピサロ」「ターナー」など、よりどりみどり状態です。画家名とは違いますが「ホッカイオブジェ」という馬もいました。 そうそう、「レオダヴィンチ」という馬もいました。元ネタはナルドを足したあの方でしょう、どうみても。だったら、なぜナルドをつけないんだ?えっ? それは、 尻というより腹が切れる位だったら無理して付けるな、というお話でした。 現役馬に「フェルメールブルー」という馬がいたりします。 名付け親は定かではありません。でも、フェルメールの絵を観たことがあり、美しい青に魅せられた方が付けたことは間違いないと思います。 フェルメールがお好きな方は、記念馬券なんていかがでしょうか?外れても、当方は責任持ちませんが。(2001/08/17記) |